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【緊急作業】故障原因を究明する為に現場で行うこと(機器分解、テスター、オシロスコープ等)

故障の原因究明

ブログの更新ができないほどの業務量に苦戦していました。本ブログを見て、朝の短時間で復習しているといった方、更新が途切れて大変申し訳ないです。初めて帰宅後、即寝を経験しました。神経がすり減ってしまっていたため、太刀打ちできない疲労感に襲われたと思われます。

今回の記事では「電気技術者(現場責任者)の仕事」を闇の部分も含めて紹介します。知っている方の方が少ないと思うので、どんなことで苦労するのか知って頂ければと思います。

電気技術者(現場責任者)の主な仕事

「現場の保安を確保し、維持すること」
要は、現場の責任者である。故障・事故が起こらぬよう、作業員等に現場確認してもらい、その確認結果をチェックする。定期的に自ら現場パトロールをするというのが主な仕事である。

・・・書面的にはこのようなことが書かれている。世間一般的には、「楽な仕事」というイメージはあるだろう。(現に、自分も仕事に就くまでそう思っていた)

そう上手い話が、この世の中にある訳はない。

電気技術者(現場責任者)のもう一つの仕事

もう一つの仕事が存在する。
この「もうひとつの仕事」こそが、とてもハードで疲労する。 


「もうひとつの仕事」とは何か。

「故障対応」である。

「故障対応」とは具体的に何をするか

大きく分けて3つのステップを踏む。

①現場状況を把握し、故障箇所を推定する

 漏電がないか確認したのち、原因追及を始めるために、まずは現場状況の確認を行う。

「故障前後のデータ分析」
「外観確認」
「検電」

*活線作業は危険なので、上記の作業以外は、②の電源系統から切り離しをしてから作業をする。コンセントの状況確認は、電源を切らずに確認することもあるが、家庭用のようにブレーカーが細かく存在する場合には、ブレーカーを切ってから作業する。

上記のデータから、故障個所を推定する。停電範囲を狭めるためにも、ここが重要になる。

②電源系統から故障個所を切り離し、原因究明をする

故障対象、状況で対応は完全に異なるが、大抵の場合、電源系統から故障個所を切り離し、原因究明を始める。その後、


「絶縁測定をする」
「回路をばらし、テスターにて導通を確認していく」
オシロスコープで回路状況を見る」

等を行う。原因箇所を絞っていく。 

③原因に対する対策を講じる

部品交換をし、再発防止をする。製品自体の欠陥であれば、製品メーカーとの打ち合わせも行う必要が出てくる。訴訟の問題も話しなくてはいけない。


どのステップが一番大変か

ステップ① 一番大変なのは「故障箇所の推定」

電源回路、発電機、電動機といったものは、複雑な構造である場合が多い。つまり、それだけ原因を特定するのが難しいのだ。色々なパターンの故障があり、複数の故障の可能性もあることも頭に入れ、一つ一つクリアにしていく必要がある。

故障復旧の早さは、「故障箇所推定の精度」「手配の手際の良さ」「報告の分かりやすさ」にある。

最もかかる時間を削減できるのは、「故障箇所推定の精度」。

それだけ大変だし、急かされることもある。
故障箇所推定がきちんと行うことができれば、調査範囲を狭めることができる。その分、費用と時間の短縮になる。実力が足りない技術者は、故障箇所の推定がきちんと行うことができないので、余計に費用・時間がかかってしまう。
 

以上が、「【緊急作業】故障原因を究明する為に現場で行うこと(機器分解、テスター、オシロスコープ等)」の記事になります。

今後、現場で行うことを具体的に書いていきたいと思います。発電機の故障対応として、オシロスコープを用いて、調査した経験についても、理論と絡めて紹介したいと思います。

有効電力、無効電力をオシロスコープの電流電圧波形から、どのように読んでいくのか。意外と難しかったので、まとめておきたいと思います。