40代から電験合格は無謀か
こういった質問を社内勉強会で受けた。
自分の答えとしては
半分の方が「実現可能」 で半分は「実現不可能」
歯切れの悪い回答だが、現実を捉えて、正しく回答させて頂いている。
本記事では、ここを明確にする。
特に「実現不可能な理由」に該当してしまうようだったら、電験受験を検討中の方はもう一度考えて申し込んだ方がいい。
費用も時間も無駄にしてしまうからだ。
40代から電験を受験する
勉強会以外では、主に下記のようなサイトを見て、相談にいらっしゃる方が多い。
denkijob.com
いわゆる「転職サイト」だ。
全くの畑違いの電験を受験する方の理由としては、明らかに条件がいいからという人もいる。
営業や語学系と比較すると、確かに条件が段違い。
語学系は本当に悲惨な状況で、20代で大学卒業、英検2級、TOEIC800点といった方でも臨時職員、待遇も厳しいというのが現実なのである。
未経験だったりすると、もはや道がなかったりする。
そのため、電験に挑戦するのは「価値のある挑戦」であることに違いはない。海外でも通用するスキルでもある。
では、どうやってその資格を取るのか
合格の鍵は「時間」にある。
40代の方は総じて忙しい。
自分が「電験合格が不可能だという方がいる」と発言する根拠はここにある。
電験は出題範囲がとにかく広い。
しかも分野も多様。
つまり、特定の仕事を経験してきたからといっても、対応できない問題が多いのだ。理論、電力、機械、法規と網羅されてしまっている試験だから厄介なのだ。
しかも、電力の中でも、火力、水力、送電、変電と分かれてしまい、火力が50点分出題されることはない。
まずは、合格点を狙えるだけの勉強時間の確保が可能かどうかを確認して欲しい。
高校時代の専攻が「電気」以外であれば、かなり時間がかかることが予想される。
受験を考えている方は下記の記事を参考にして頂きたい。
受験することを決めたら、次のステップへ進もう
自分の使える時間を計算し終えたら、計画を立てていこう。
無謀な計算だけはやめよう。
家族に迷惑もかかるだろうし、自分自身も苦しい。
急ピッチで勉強する方は、一緒に頑張っていきましょう。twitterから相談も受けていますし、問題解説を作って欲しいという問い合わせも可能です。(電話も可能です。)