電験関係の仕事をしていると、色々なことに気が付く。実は紛らわしいものが多く、勘違いする方も多いので本記事で整理しておく。
漢字を間違う方もいれば、そもそも資格の意味自体を間違ってしまっている方もいた。資格名は思いの他、重要なので注意したい。
当然、資格名を間違って参考書を購入しているとすれば、ほぼ無駄になってしまうだろう。資格が違えば、勉強すべき内容が大きく異なるためである。
「電鍵」「電験」「電顕」「電工」の違い
まず電験から。
電験=「電気主任技術者試験」のことだ。3種、2種、1種といった区分けがある資格だ。資格ごとで扱える電気設備に違いがある。
次に、資格間違いの際に登場する「電鍵」
電気信号を断続してモールス符号を出力するための装置。総合無線通信士および国内電信級陸上特殊無線技士の資格試験の際に使用するものだ。モールス符号で通信を行う際の技能を確認されるとのことだ。(正直、興味がある)
ちなみに電験には一切出題されないので安心して欲しい。
次に、漢字間違いで多いのが「電顕」
電顕とは「電子顕微鏡」のことを示す。非常に小さい粒子や生物を観測する際に活用する顕微鏡だ。
こちらも電験を学習する上で必要のない設備なので安心して欲しい。
最後に電工。
電工とは「電気工事士」のことを示す。扱える範囲の違いで「第2種電気工事士」「第1種電気工事士」と分かれている。
まとめ
以上「「電鍵」「電験」「電工」「電顕」は全て違うものだ」の記事となります。
「受験予定の試験があなた自身が予定している試験と合っているか」を今一度確認して欲しいです。
電験3種には実務はない。そのため、電験合格だけを考えるのであれば、顕微鏡や電鍵の使い方をマスターする必要はないと考える。
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職業に絡む話だ。「実際の仕事内容」と「資格の勉強内容」が異なるのは世の常だ。そこらへんを整理した記事になっている。
要は、職業や仕事は利用するだけして、価値のある資格を取ろうといった記事内容だ。今後、会社は一体どうなるのか・・・??本当にどうなるかわからないので資格は取得しておいた方がいい。
電験3種の必要時間を算出した記事だ。学習者の励みになればと思う。(試験日まで間に合わなければ、勉強計画とやり方の見直しをしましょう)
【電験の受験申込で悩んでいる方へ】電験三種合格に必要な勉強時間をざっくり算出してみた - 電気主任技術者試験完全攻略
こちらは電験2種の必要時間を算出した記事だ。