「本番」で結果を出す人
「本番でベストの結果を出せない」
こういった悩みを抱えている方は多いです。
「難なくこなして結果を出す人間は一定数存在する」
これは紛れもない事実です。
既に人生経験の中で、そういった方をご存知かと思います。
自分の身の回りにもかなり数は少ないですが、ほぼ100%成功を収める人はいます。
この記事では
「本番でベストの結果を出す人の特徴」をまとめます。
さらに
「どうしたら、本番で限りなくベストの結果が出せるようになるか」に追求します。
これまで読んできた仕事関係の本、プレゼンの本、自己啓発本、新聞記事、インターネットの情報に加えて、これまでの経験を踏まえた上で整理しておきます。
最低限、ここを押さえておけばいいというラインを引く際の参考になると思います。
自己啓発系の本やアスリートの本が好きな方は既にご存知であるかもしれません。
※がっつり調査した結果をまとめてあるので、いつもの記事より2倍の情報量になっています。
「資格試験」はまだベストを出しやすい
ペーパー試験は
「覚えていることを書き出すことができるか」をチェックすることが目的です。
もう少し具体的に言うと
「頭の中にある情報を問題文に合わせて正しい答えとして出力できるか」
これが試験の判定基準なのですが
・・・これ、実は難易度として高くはないです。
難易度が高くない理由としては
「情報の整理がきちんとできれば、限りなくベストを出すことができるから」です。
試験前の調整内容に個人差はあるものの、主要部分はだいたい同じです。アスリートほど精密性は要求されませんし、難しい調整の必要がないと言われています。
ベストの結果を生み出す「思考」
資格試験でベストの出し方を学ぶ前に「一つの質問」をします。
Question
「資格試験よりも、ベスト結果を出すことが難しい試験をご存知でしょうか?」
答えは後程、お伝えしますが
まずここで知っておいて欲しいのは
「今、挑戦していることよりも難しいことがある」ということです。
一見、今挑戦している資格試験以外のことを知っても、意味がないように感じます。
しかし
自分が今、挑戦していることが簡単なことだと思い込むことができれば、ベストの結果を出しやすくなります。
どうしたら、簡単だと思い込むことができるか
自分のやっていることが簡単だと思い込むためには
「他の難しいことと比較する」
これが一番、効果的です。
自分はつらい局面に立つ時や結果が欲しい時にこそ、この思考を取り入れるようにしています。
「今の境遇はまだマシか」という思想ですね。
仕事でも他人よりは良い結果が出ているので、実証結果としても「有効な手法」だと考えています。
♢ここまでのPOINT♢
物事を簡単だと思うことは成果を出す上で重要。
「やっていることは簡単なことだ」と思いこむと、人間できるようになったりします。
参考情報
「他の大変なことと比べる」「上を見る」といったアドバイスは色々な場面で聞くことなので、みなさんも聞いたことがあるかもしれません。
やはり、それだけ色々なことに活用できます。
資格以外にも、仕事やスポーツに適用できます。
自分の目指している目標よりもかなり上を一度見ておくと、今やっていることが楽に思えます。そうすると、解決策や打開策が見えてきます。
自分も経験があるので、お伝えしておきます。
「プロ野球選手の野球教室」
高校時代に野球をやっていたのですが、当時110km/h程度の球速しか投げられない投手でした。悩みを抱えていたので、プロ野球選手が市内のスタジアムで行っている野球教室に参加しました。
その際にも頂いたアドバイスともほぼ同じであることが分かります。
球速110km/hの選手が2人います。
「120km/hの球速を目指す人」
「140km/h後半の球速を目指す人」
同じ時間、同じトレーニングしたとして、どちらが120km/hの球を投げられるか??
経験上、圧倒的に「後者」だそうです。
今は自分もかなり努力をし、経験を積んできたので、ある程度、人の成長の推測もできるようになりました。
やはり、自分も「後者の人の方が成長する」と思います。
まず、個人のスキル云々を抜きにして、タフネスに違いがあります。目指す頂きの高さが違うと、取り組む意識が違っていて
「このぐらいだったら、まだまだ頑張れる!余裕!!」
知識量や技能が同じぐらいでも、こういったノリに近いような、思い込みのような部分が「最後の局面での踏ん張り」に効いてくることが多いです。
それでは「資格試験」自体を簡単だと思いこむために、上を見てみましょう。
資格試験よりもベスト結果を出しにくい試験
一番ベストを出しにくい試験は・・・
「発言するといった行動が絡むもの」です。
いわゆる「プレゼン」「報告」
これらは難易度が高いです。
資格試験や仕事、実技よりも確実にハードルが高いと言えます。
下記のような場面を想像してみて下さい。
自分は胃がキリキリしたり、不安な気持ちになったりします。
・数億円を超える交渉でのプレゼンテーション
・幹部クラスの集まる報告会
・テレビやラジオでのコメント
・フォロワーを沢山持っている方を含む生ライブ配信
・50人、100人といった大多数を前にした5分以上のトーク
これらのうち、自分はテレビやラジオの出演以外経験があります。
中でも一番きつかったのが
「フォロワーを沢山持っている方を含む生ライブ配信」
これは相当キツイです。
録音もされていますし、会社のように事前調整もありません。収録語は動画配信されてしまいます。削除依頼などほぼ不可能です。
「大勢の前でカンペなしで挨拶をする」だけでも相当キツイという方もいらっしゃると思います。
これから電験合格する方へ
まだ上記のような仕事をしたことはないという方もいると思いますが、電験を取得すれば、職場でのステップアップがほぼ確定します。
つまり何が言いたいかというと
「電気設備を保守をする立場の責任を持つことになる」
「電気設備は故障するので、必ずトラブルを経験し、説明する場面が来る」
ということです。
資格試験は大変でしたが、基本的に自分と向き合う挑戦なので振り返ってみると、仕事の方が数倍もキツかったです。
これらの難局より「資格試験は乗り越えやすい」
結構、このメンタルは試験直前の時期に効果的です。
「楽勝」と思うのと
「ハードだ。無理」と思うのとでは、結果が変わってきます。
人それぞれ経験してきた難局は違うので、一番キツイことを想像しましょう。
今まで楽勝だった!という方は「複雑な電気系統で地絡対応報告をすること」を想像してはいかがでしょうか。
ここまでメンタルの話をしてきましたが、強いメンタルを持った上で
「ベストを出すことのできる人の特徴」
を読み進めてもらえればと思います。
ベストの結果を出す人の特徴
①必要な情報を詰め込んでいる
②合格基準を見据えていて、具体的にどうすべきか見えている
③知識をアウトプットできるように整理している
④脳疲労を取り除く工夫をしている
⑤そもそも天才
①~④がきちんとできている人は成功を収める確率がとても高いです。⑤は例外です。
※自分は③が苦手だと認識しています。
①必要な知識を詰め込んでいる
結果を出す人は総じて
「必要な情報をインプットしています」
ここは間違いないですね。
出来ているようで意外にできていない人は多いです。
小さな会議でも明確に差が表れるのですが「資料が足りなくて、ちょくちょく会議室から取りに行く」といった人は多いです。自分も最近の会議でやらかしました。
次の項目でも説明しますが、目の前のことしか見据えておらず、ゴールが見えていない時に資料不足は起こりがちです。
知識不足は、資格試験において最も危険です。
試験が始まったら、資料を見ることはできません。会議と同様、前日までに必要な情報は揃えておきましょう
また、下記のように分類しておくと、脳内に残りやすいです。
①必ず使う知識
②使うかもしれない知識
③使わない知識
試験直前だからこそ、10分程度でできる整理を兼ねた復習をしてみて下さい。
全体を見通すだけでも、いろいろ見えてくるものがありますよ。点を底上げするために有効です。
②合格基準と具体的にすべきことが見えている
「①の努力が活きるか無駄になるか」はここ次第でしょう。
プレゼンで言えば
「上層部の納得」が合格基準になります。
資格試験(電験)で言えば
「65点」
(合格基準60点から余裕を見た値)
この目指すべき点に到達するための具体的な道筋が見えているかどうかが重要なのです。
プレゼンで合格基準を超えるためには、プレゼン内容の本質は必ず確認しておいた方がいいです。盲点になっていることが多いからです。プレゼン自体、コンセプトにあっているかを確認しておきましょう。
でも、これだけでは合格基準を下回る可能性が多いにあります。
そこでやるべきことは
「質疑応答の準備」です。
ここを整理していくと、課題が見えてきて、説明しなくてはいけないものが明確になってきます。
こうしてゴールへの道筋が見えてきます。
では、資格試験ではどうでしょうか。
65点を取る「具体的な手段」を考えているでしょうか。
感覚の話ですが
考えることができている人は、プレゼンの時より少ないと思います。
自分の電験の理論科目65点を取るために戦略
・コンデンサ問題を1問正解する
・電気回路の計算問題を1問正解する(キルヒホッフ、重ねの定理、テブナンの定理)
・電気回路の電圧・電流計算問題を1問正解する
・電気回路の波形問題を1問正解する
・電磁気の電荷計算問題を1問正解する
・交流回路の計算問題を1問~2問正解する
これらの他にも「ビオサバールを使った問題」や「フレミングの法則を使った問題」でも点を取ります。
逆に「電子回路」では点を取るつもりはありません。理解できていないからです。有効な教科書・資料を持っていないというのが一番大きいです。
ですが「電子回路」以外では点を取ると決めています。
このように明確に点を取るポイントを決めることで、合格点までの点の取り方が見えてきます。
③知識をアウトプットできるように整理している
優秀な方は、大抵、知識のアウトプットに優れています。
(整理が苦手な方、同志です・・・共に改善していきましょう。)
これができない人は今後、多くの苦労をすると思います。資格試験だけではなく、むしろ仕事で多くの苦労をすることでしょう。
特にプレゼンのような場面だと、相当の準備や練習をしないと大変な目に遭います。(先日、大きな失敗をしました。どこかで共有したいと思います。)
資格試験では「獲得できる点数」に影響してきます。
情報の整理が苦手な方は資格試験の数日前から整理し始めると良いでしょう。
自分は苦手であるので
「今まで準備してきたこと、学習してきたことを短時間で全ておさらいする」という復習方法を取り入れています。
本番が近づいてきたら、毎日やるようにしています。
これをやることで、脳内が整理されてきて、やるたびに復習時間が短くなるのが分かります。
次の④と組み合わせることで、効果が高まります。
④脳の疲労を取り除くことができる
「できる人」は切り替えが早くて、疲労回復上手です。
だらだら悩んだり、あーでもない、こうでもないといった無駄な議論をしません。
一気に取り組んで、区切りをつけてリラックスしている方が多いです。
仕事でも勉強でも
「がっつりやって、あとは楽しい話をしている」
次に結果を出すために、これが結構重要だったりします。
友達と話をするのが好きな人は会話をすればいいし、youtubeが好きな方は好きな動画を見てもいいです。
一旦、脳へのインプットを途絶えさせてみて下さい。
脳へのインプットを絶つ
これは脳を休ませる効果があると同時に、脳内を整理する効果があります。
いわゆる「瞑想」なのですが
実際にやってみると
「頭の回転が速くなる」
「わからなかった部分が何となく理解できるようになる」
個人差は当然あると思いますが、がっつり頑張ってきた人ほど、この感覚を味わうことができると思います。
休むことで、脳の中で知識同士の連携が形成されてくることが要因だと考えられています。
【瞑想の面白い記事】
仕事が落ち着いたら、本格的な瞑想を学んでみたいと思います。
寝る前にできる瞑想のやり方! 初心者でも瞑想を正しく行うコツ – EARTH LAB
周りの会話をよく聞く
瞑想とは違うのですが、これもかなり効果的。
プレゼンや会議でいい発言をするためのアドバイスですね。
プレゼン前や商談で自分の発言の前には、よくまわりの話を聞くようにしましょう。
自分は意識的にやるようにしています。
(失敗するときほど、資料を見返したりしているからです)
このアドバイスは、芸能人「武井壮 氏」も発言していて取り上げられていました。
「コメンテーターとして上手くいかない時代に導入して成功した」ということで有名ですよね。
結果を出したい場面で脳に情報を詰め込みすぎると、人間は不自然になってしまいます。伝えたいポイントだけを整理しておき、リラックス状態に持っていければ結果は自ずとついてくるということです。
このアドバイスの本質は
「自分の世界に入り込みすぎないこと」
にあります。
資格試験にはどう活きるのか
試験本番では「活用しないこと」
試験会場では
まわりの会話は聞かない方がいいです。
人それぞれ勉強してきた範囲が違うことを理解しているとしても
「無駄に不安になる」ので。
ただし、このアドバイスの本質は
自分の経験上「役に立つもの」だと思います。
試験当日であれば、強すぎる緊張感を解くために、試験官の話をよく聞くというのも、心が落ち着くので良いです。
また、試験数日前であれば電験を受験する仲間の声を聞くのは効果的。自分の勉強が不足している分野を知れたりするからです。
分野によっては3時間やれば十分に点が取れるレベルにまで到達しますので、情報は集めておいた方が得をします。
まとめ
以上「試験本番、仕事本番でベストの結果を出す人の特徴」の記事となります。
本記事を読んで下さった方がベストの結果を出せることを願って、記事を作成しました。
取り入れられそうな情報は吸収して頂き、仕事の本番、電験の本番で結果を出してもらえればと思います。
話をまとめると・・・・
①メンタルを整える
②必要なインプット量を確保する
③合格基準とその達成方法を考える
④知識をアウトプットできるようにする
⑤戦いに備えて、脳の疲労を取る
これらを一度意識してみるだけでも、結果を変えることができるでしょう。