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【電験再スタート】やるべきことはたった1つ「試験1年前~6ヶ月前の期間」

試験終了後の話

本記事では「電験が終わったあとの準備期間」について、言及していきます。

 

「いつから勉強しよう…」

「燃え尽きたな…」

「何か抜本的に見直しを…」

 

また完全に捨てた科目のある人は

「どうやって、勉強しようかな?」

「面倒だな…」

 

といったことを思うかもしれません。

 

経験から学んだことを交えつつ、解説します。

 

年明けまで勉強しないという選択

これはこれで「有り」だと自分は思います。

 

その理由としては

 

「モチベーション」です。

 

やる気が出ない…といったことで悩んでいる人がいますが、

 



実際、一年の間、勉強を継続できる人の方が少ないですよ。

 

 

ただ来年、あなた自身が楽できることを考えると、一つ「やっておくべきこと」があります。

 

常に知識に触れておく

これが割と重要です。

電験を受け続けていると、多くの方がここに行き着きます。

 

勉強の話ばかりだと、疲れると思いますので少し違う話をしますね。

 

分かりやすい例えが

「スポーツ」や「仕事」の話

 

 

スポーツや仕事に共通するのは

 

「繰り返し」「反復」です。

 

 

仕事は労働規則に基づき強制的に一日7時間以上も反復をさせられます。

 

一方でスポーツも、強制ではなく自分の意思で行うという違いはあるものの、動作の反復をします。


常日頃からイメージトレーニングもします。(仕事も休日に・・・)

 

 

そのため、仕事やスポーツはある日、急な要求があったとしても「成果を出すこと」ができます。

 


日頃の準備があれば、特別なことをせずとも、ある一定レベルの成果は出せるという話です。

 

裏を返すと、日頃の積み重ねがないと「それなりの結果しか出力できない」ということでもあります。

 

試験勉強も本質は同じ

試験勉強も基本的に「スポーツ」や「仕事」と本質部分は変わりません。


試験直前だから知識を入れる・・というのは限界があります。たぶん電験ほどの知識量をたった数ヶ月で、仕事をしながら入れ込める方は結構少ないのでは?と自分は思います。

 

現に、科目合格制度の利用者数は多いです。この数こそ、電験の実態を裏付けています。

 

電験の申込をしてからの数ヶ月間という短い期間ではなかなか思うような成果を出すことができないのは、実は至極当然なことだったのです。

 

 

 

では、成果を出すためにどうしたら良いのでしょうか?


ここを深堀して考えてみましょう。

 

 

 

 

 

 

答え|試験前の勉強量を如何に減らせるか

これが「全て」です。成果に直結します。


とにかく試験前に「やらないといけないことの量」を減らすことを考えてみて下さい。

 

人は「やるべきこと」が少ないと集中することができます。自ずと成果も付いてきます。

 

例えば、自分ですと

苦手な分野の計算問題(たるみ計算)、カルノーサイクル、光の計算

 

この3つは試験直前に勉強しないと、点が取れないと分かっているので今でも絶対に勉強が必要です。


ですが、これら以外の下記のような計算は少し復習すれば「ある程度(6割~8割)の成果」を出せます。

・理論全般の計算
・誘導電動機の計算
・同期電動機の計算
・直流機の計算
・法規の計算

 

さらに、電力科目や法規科目の暗記部分についても、大体覚えています。

 

暗記ではなくて、身に付いているという表現が正しいかと思います。

 

そのため、試験直前に集中して点を取るトレーニングをすることができます。もし、この域に達することができれば試験は楽に合格できるでしょう。

 

 

「試験直前の勉強量を減らすこと」を実現するために「常に知識に触れておくこと」が重要になってきます。

 

勉強とは思わない勉強を

「年明けまで勉強しなくてもいい」と発言した一方で「常に知識に触れておく」と一見矛盾しているようにも思えます。

 

しかし、ここには決定的な違いがあります。

 

 

「感じるストレス量」です。

 

試験勉強は少なからず、ストレスが発生します。普段、仕事から帰ってきて疲れているときのことを考えて下さい。

 

人それぞれ疲れを癒すために好きなことをします。


おそらく、ソファーに座り、テレビを見たり、携帯をいじったりするでしょう。読書をする人もいるでしょうし、寝るといった人もいるでしょう。

 

 

「ふぅ。仕事疲れたな。さて、楽しみにしていた電験の本を読むか♪」

 

となるでしょうか。
大抵の方は違うと思います。(この域に達したら、本当に凄いと思います。合格という観点から見ると「理想」です。)

 

1年も先の試験のために、ストレスのかかることを継続するのは至難の業です。続かないことは明確です。

 

ストレスがかからない勉強方法

自分の経験上、オススメなのが「インターネット」です。

 

勉強以外でも成果を出したいときに活用する方法の一つです。

 

電験で言うならば、重要なキーワードを適当に検索するというのは有りです。

 

 

自分は機械科目が苦手でした。


誘導電動機や同期機といった機械の構造を全く知らずに大学を卒業したからです。電験でこれらに出会って、公式を暗記して試験に臨んだのですが、撃沈。


何を言っているのかさっぱりといった感じで、電験2種を落ちました。

 

 

そこで、インターネットでよく


「誘導電動機の仕組み」
「同期機の仕組み」
「比例推移とは何か」
「変圧器の試験」


といった検索をしていました。

これらの知識は決して試験申込してから学ぶことではないです。事前に習得しておくべきなのです。

 

しかも時間に余裕があって好きな音楽を聴きながらだと、面白いほど知識は頭の中に残ります。ぜひ取り入れてみて下さい。

 

1ヶ月でかなり成長すると思います。

 

著者:桜庭裕介

 

まとめ

以上「【電験再スタート】試験1年前~6ヶ月前の期間にしておくべきことはたった1つ」の記事となります。

 

本記事で伝えたかったことをまとめますと

 

やっておくべきことは
「知識を理解するといった事前にできることを済ませておくこと」



下記のような考えのもとから、やっておくべきことを導きました。 

電験で成果を出すためには

①「試験前の勉強量を減らすこと」が重要

 

②試験前の勉強量を減らす為には「日頃から知識に触れておくこと」

 

③「日頃から知識に触れる」ためにストレスのかからない勉強を取り入れる

 

 

ここが自分の原点でもあります。
あなた自身の生活スタイルもありますので、自分に合う勉強スタイルを楽しみながら見つけていってもらえればと思います。

 

試験後、twitter等から新しい出会いがありました。1年先の試験ではありますが、宜しくお願い致します。


価値のある勉強資料を届けられるように頑張っていきます。共に頑張りましょう。

 

 

❑筆者のプロフィール❑

氏名:桜庭裕介

職業:電験講師

 

≪実績≫
❑転職関係❑

『残業10時間以下』&『年収変動なし』の企業に転職成功

※詳細を下記のnoteに集約
電気エンジニアとしての決断【超大手企業を退社する選択】

 

❑電験研究歴❏
✔トータル100年分の過去問を分析

・電験1種 40年分
・電験2種 40年分
・電験3種 20年分

 

✔雑誌連載を開始
「理論の超入門」

 

≪実績≫

❑電験3種関係❑

【電験|電力(水力発電)】水車まわりの記事がそのまま試験に出題されました


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