お疲れさまです。
桜庭裕介です。
昨日は夜遅くまで仕事がありました。
「台風前の仕事」です。
台風が来るたび、電気関係の職業の方は大仕事があります。前回同様、帰宅が23時頃でした。(施工会社、メーカー、ビルメンテナンス、電力会社、工場の所有者等、昨日は大変でしたね。本当にお疲れ様でした。)
昨日、今日、明日とこの3日間は生きた心地がしないというのが正直なところですね。お酒も禁じられていますし。
今日は「過去に自分が失敗した台風での経験」を交えて、台風対策をまとめておきます。
過去最大の失敗は「PCコンセント抜き忘れ」
下記のサイトが読みやすくて、過去に何度もアクセスしていました。「せっかくの休日だからPCを使用したい・・・」「でも、停電したら壊れる可能性があるって本当!?」という悩みに答えています
電験を勉強している方ですと
「開閉サージ」
という言葉を聞いたことがあると思います。ただ一般の方は知らないと思いますので、解説しておきます。
「開閉サージ」ってなんだ??
配電線故障事故は「地絡」や「短絡」といった不具合が原因であることも多いのですが
そういった事故の復旧の際に行われるのが「再閉路」
送電線や配電線にある遮断器、開閉器の開閉操作のことなのですが、開閉操作をすると「サージ電流」が発生します。これはどうしても発生するものです。
このサージ電流は大きいことが多いため、PCに流れ込んでしまうと一瞬で破損してしまうことがあります。
家庭にはブレーカーがあるので、安心・・・と思いきや、家庭用のブレーカーも動作時間があります。
どういうことかというと・・
「瞬間的な高電流を遮ることができない時間がある」ということです。
系統・負荷状況によって、電流値にバラつきはあるものの、対策はしておいた方がいいでしょう。
PC破損だけは避けたいところです。
「雷」に注意を払うこと
昨年まで、自分は開閉サージによる損害も含めて、被害を受けたことがありませんでした。そのため。正直認識はどこか甘い部分がありました。(以前の会社の先輩はPCが実際に破損した経験があるそうで熱く語っていましたが「本当に起こることなのかな??」などとどこか他人事に思っていました。)
そんな甘い認識を持ち続けていた昨年の秋。台風が到来し・・・・
落雷時の電流でPCが破損しました。
めちゃくちゃショックでした。
仕事のデータは飛ぶし、PCも買い直しという悲劇・・・。
ネット検索してみると、メーカーホームページにわかりやすい記事がありました。参考までに紹介しておきます。
注意事項としてきっちり記載されています。
雷が鳴っているような状況では「ノートパソコン」で作業すべきだと学びました。台風時のデスクトップPC作業は非常にリスクがあります。
そのほかの台風対策のまとめ
下記の防災サイトがよくまとまっています。
昨日のNHKのニュースでも報道されていましたね。
屋外でやっておくべき対策
①雨戸はしっかりと閉める。
②排水溝の状態を確認しておく。
③飛散物になりそうなものは屋内にしまう
屋内でやっておくべき対策
①窓ガラスが割れたときの飛散防止をする
②窓に何かがぶつかって窓が割れたときに備えて、カーテンを閉める
③停電グッツを用意しておく
④避難経路を確認しておく
「窓ガラスが割れたときの飛散防止をする」はどうやってやるのか
この対策を実は知らなかったです。(昔はなかったような・・・)
そのため、ニュースを見たものの具体的にどうやってやればいいか、わからなかったので調べてみました。
こちらの記事が分かりやすかったです。
「窓ガラスの強化」と勘違いしやすいのですが、実はそうではなくて
「割れたガラスの飛散防止」になるそうです。
ガラスの掃除はやってみるとわかるのですが、大きい破片を回収してから掃き掃除をして、掃除機をする、さらに隙間に入ってしまった細かい破片を手で拾う・・・
意外と手間がかかりますから、事前に手を打っておくと良いでしょう。テープは売り切れだと思いますのでガムテープで代用しました。
これでもいいそうです。
まとめ
以上「【台風対策まとめ】PC作業者必見!PCコンセントは絶対抜いておくこと|実際パソコン壊しました。」の記事となります。
食料等の備えは大切ではあります。
しかし、盲点となりがちで台風が去ったあとに一番泣きそうになるのが「精密機械の破損」です。
被害額が大きすぎです。
正直、食料は何とでもなるのですが、PCは破損してしまえば数万円どころか、処分費も含めると10万円以上かかったりします。
特にデスクトップPCを持っている方は注意してください。昨年の自分のように10万円以上をどぶに捨てることのないように。。。
停電に関する勉強資料
停電の原因って、なんなんだ??という疑問を解消する記事です。また、停電復旧に時間がかかる理由についても、まとめています。
※電験の二次試験にも関係する内容です。