電験合格からやりたい仕事に就く

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電験3種を受験する人でも「電験2種用の勉強資料」は使ってもいいですか??

お疲れ様です。

 

 

桜庭裕介です。

 

急遽、大切な質問が来たので回答します。

 

電験3種を受験する人でも「電験2種用の勉強資料」は使ってもいいですか??

 

こういった質問を知人から受けました。

 

11月17日に行われる電験二次試験の攻略資料(【PROJECT】電験二次試験過去問の超解説集 -電力・管理- 合格への一歩は毎日のインプットにあるという話 - 電験合格からやりたい仕事に就く)に関する質問ですね。

 

この資料は「電験3種受験予定者もやっておくべきか」という質問です。

 

 

この質問は非常に良い質問で、電験の構造にも迫る質問です。

 

電験2種を受験する予定なら絶対に目を通しておいた方がいい

これは間違いないと断言できます。

 

電験2種以上は「二次試験」があります。

 

受験申込をする4月5月から勉強をしていては到底間に合いません。そのため、早い段階から知識を備えておくべきという考えを持っています。

 

 

「受験申込からでは時間が不足する」根拠については、下記の3つの記事で詳しく解説しました。

 


①試験で要求されるものの違い

電験1種2種|二次試験と一次試験の違い【無知は不合格行き】※点が取れる解答の書き方も説明します - 電験合格からやりたい仕事に就く



下記の記事はニュース記事にもなったのだが

②素人では覚えることが多すぎて「そもそも無理」という設計の試験だという話

【電験体験記】申込日から勉強開始して4科目合格した話 - 電験合格からやりたい仕事に就く

 

③具体的に必要な時間は数100時間単位という話

【電験の受験申込で悩んでいる方へ】電験二種合格に必要な勉強時間をざっくり算出してみた - 電験合格からやりたい仕事に就く

 

 

電験3種に合格後、それ以上はもう受験しない人⇒上手く資料活用する必要あり

※過去問分析をすると、ここに記載していることが全てわかります。

 

「電験3種と二次試験の違い」という話になってきます。

 

 

※「二次試験と一次試験の違い」にも近いのですが、微妙に違います。理由は電験2種の一次試験に合格しても、3種に合格できるかどうかはわからないからです。ここの違いは少しだけ解説したことがあったと思いますので、簡単に説明すると

 

・3種は計算問題がある
・2種は3種よりマイナーな部分が回答部分になっている

 

こういった違いがあるからです。

 

 

横道に逸れましたが、大切なことなので触れておきました。

 

電験3種と二次試験の違い

問われるポイントがそもそも全く違います。

 

つまり「覚えるポイント」もズレるということ

 

 

 

電験2種では

必須キーワードを拾って、文章で説明できるスキルが要求されます

 

一方で

 

電験3種では

穴埋めを埋める正しいキーワードを覚えておくスキルが要求されます

 

 

 

このことから分かるように

電験2種の解答を覚えようとすると、電験3種では必要のない(問われることのない)知識もインプットしてしまうことになります。

 

分かりやすく言うと

・電験3種は文脈を理解して、キーワードを入れられればいい

・難しい表現を覚える必要はない


ということですね。

 

さらに計算問題に関しても、2種二次試験の方が遥かに難しいので、理解しようとすると物凄い時間がかかってしまいます。そこまでの知識や技能は電験3種受験者には求められていないのです。

 

まとめると・・・

かなり専門的な話になりました。
電験という試験は「出題」に関してすみ分けをしているということを理解して頂けたでしょうか。

 

 

 

結論を言うと

電験3種だけを取りたい人は「キーワードだけを覚える」

 

 

 

こういった感覚で電験2種用の勉強資料を活用すると、めちゃくちゃ伸びると思います。

 

 

難化する電験3種の「電力科目」が次のステージに進化するとき、要求されるのは電験2種のクラスの知識になるのはこれまでの歴史からもほぼ間違いないでしょう。

 

電験2種の資料を見る中で「これは出題されそうだな・・」といった意識で、キーワードをザッピングするといいかと思います。

 

今、注目の記事

【PROJECT】電験二次試験過去問の超解説集 -電力・管理- 合格への一歩は毎日のインプットにあるという話 - 電験合格からやりたい仕事に就く

 

【電験完全攻略】第3種電気主任技術者試験攻略手順(2019年版)|maco|note