お疲れ様です。
桜庭裕介です。
ひとまず重要と考えている4年間分の解説まで完了しました。
結構人気のあるPROJECTだったことが分かりました。
引き続き「電験二次試験過去問解説PROJECT」に取り組んでいきます。
本日から5日目に突入していきます。
これまでで平成15年、14年、13年、12年が完了したことになります。自分はここが狙い目だと考えているので、是非とも学習して「ベースの知識」を習得して下さい。
この平成11年もかなり知識が詰まっているので解説を頑張りたいと思います。毎日の積み重ねは確実にあなた自身を押し上げてくれます。
「電力科目」の計算が苦手な人は、どうしても知識量勝負の「論述問題」で戦う必要があります。「とにかく幅広く情報をインプットすること」にコツがあるので、試験本番で点が取れるように蓄積していきましょうね。
11月15日(金)に完全配信しますので、お楽しみにしていてください。
電験2種二次試験過去問の超解説の学習概要【平成11年】
学習項目①「水車・発電機の負荷遮断」
⇒
平成11年度 電力・管理
問1について(計算問題)
「水力発電所の最大出力、年間発生電力量、年間発電所利用率を求める問題」
流況曲線が与えられて、最大使用水量、有効落差、総合効率曲線が与えられている問題だ。
≪check point≫
解くイメージはつくだろうか??水力発電に関する問題はよく出題されているので定番の問題だ。
「最大出力」「年間発生電力量」と「年間発電所利用率」の求め方を覚えているかを問う問題。
まずは最大使用水量時の総合効率を求める。
総合効率が求まれば、水力発電の公式に当てはめることで最大出力を算出することができる。
次に年間発生電力量を求める。
「最大流量で運転する日」と「流量が曲線に従って変動する日」で分けて考える。
前者は簡単だ。最大出力×日数をかけてやるだけで求まる。
後者は流量によって、出力は変わるので積分で解けばいい。
問2について(論述問題)
「定格出力付近で運転している汽力発電所において、系統事故などにより周波数が低下した場合、以下の問について説明せよ。」
(1)発電所出力変動とボイラ、タービンへの影響及び運転上の留意事項
(2)所内補機への影響及び運転上の留意事項
(3)周波数の低下が大きくなった場合に、発電機を解列させる理由
≪check point≫
「系統事故」と「周波数」の関係性を説明できますか?ここは高頻度で出題されるのできちんと整理しておきましょう。この問題では丁寧に所内補機への影響まで質問してくれているので有り難いですね。
解答
(1)系統の周波数低下が発生した場合、その系統に接続される発電機は過負荷運転になる。ただし、設計上、定格出力の5%程度の過負荷運転は許容されるようにできている。過負荷運転をするためにはタービンに流入する蒸気量を増加させることになるため、各機器の運転状態に留意する必要がある。タービン側で言えば、軸振動、軸部温度、発電機で言えば本体の運転状態に加えて、励磁機の運転状態も確認しておく必要がある。蒸気の冷却をする復水器
解説
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