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電験1種2種二次試験直前やることチェックシート【点を取る意識が合格に繋がる】

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電験二次試験の直前にやるべきことのまとめ

電験のような勉強範囲が膨大な試験では、2週間前からの勉強方法が重要になってきます。

 

受験の講師をしていた経験も踏まえて「ベストコンディションを作り出す勉強方法」をお伝えしていきます。

沢山の失敗をしてきた天才ではない自分だからこそ、伝えられることがあると思います。(蛇足だが、自分は大抵の失敗をしてしまう。何故か自分の番で失敗する経験が多い)

本質部分は変わらない部分だと思うのでインプットして頂き、やり方をアレンジして頂ければ、多くの方に価値が生まれると考えています。

令和3年の対策

試験日は2週間後の【11月17日(日)】

11月 2日(土)
11月 3日(日)
11月 4日(月)
11月 5日(火)
11月 6日(水)
11月 7日(木)
11月 8日(金)
11月 9日(土)
11月10日(日)
11月11日(月)
11月12日(火)
11月13日(水)
11月14日(木)
11月15日(金)
11月16日(土)
11月17日(日)

 

まだ16日間ある。

・平日は「9日間」
・休日は「6日間」


人間、16日間あれば大抵のことを実現できる。



高校生ぐらいの若い力を発揮することができれば、爆発的に学習することで「一気に合格点に近づくことも可能」だ。

 

 

休日の6日間で何をするかを決める【60時間は使える】

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大半の方は「休日が6日間」あるはずだ。


1日10時間勉強したとして、60時間の勉強が可能ということ。



もし、休暇を申請することができれば、もっと時間を確保することができる。

 

このまとまった時間を何にどう使うかが鍵になる。合格確率を高めるために活用できるかを常に問うようにした方がいい。

 

 

 

ここで自分から大切なことを質問させて頂く。

「休日は何を勉強するか」決めていますか??

 

 

この質問に答えられない人は結構いる

高校受験や大学受験の勉強も同じなのですが「何となく勉強する」「狙いがない勉強をしてしまっている」といった人がかなり多いです。

 

 

ただ、これで「不合格」になる人が結構いることはご存じでしょうか。

 

 

ぼんやりと「過去問を解く」というのは非常に危険だということを伝えておきます。(自分も失敗した経験があります)

 

 

さらに、もう一つの質問をさせて頂きます。

一方で「平日は何時間勉強できて、何を勉強するか」決めていますか??

 

 

以上の2つの質問にはきちんと答えられるようにすること。(試験後の自分が悲しい思いをしないためにやっておきましょうね。)

 

 

参考までに自分の考え方を掲載しておく。

 

 

「点を取ること」を常に意識するようにしたら、成功が圧倒的に増えた

「きれいごとは一切抜き」が自分のモットー。


TOEICやその他の資格試験を受験する際は「常に点を取ること」を意識するようにしている。

 

これで「東大大学の試験」をも突破できた。数学の試験では満点近いスコアをたたき出すことに成功したのである。

 

自分のような人間(物忘れも多い、有名な高校を出ているわけでもない)が成果を出せているため、努力さえできれば多くの方が実現できると考えている。

 

では、電験ではどうすれば点が取れるだろうか。

 

 

考えていくと、今日した質問と繋がっていく。

質問①「休日は何を勉強するか」決めていますか??

質問②「平日は何時間勉強できて、何を勉強するか」決めていますか??

 

「完全理解分野の拡大」×「出題確率の高い分野」が鍵

かなり厳しいことを言う。

 

「完全に理解していない分野」が一定数ある場合、電験には合格できない。

 

 

いくら火力分野が得意でも、送電配電変電で点が取れない場合、ほぼ100%不合格になる。


それが電験のシステムなのだ。

 

 

 

何が言いたいかと言うと・・・

残りの2週間は「これまでの復習」だけでは済まない人が必ずいるということ。

 

本質:合格点分の点が取れる分野の学習が必要

これには注意したい。

過去問を10年分解いたから大丈夫だろうと思っても、去年一昨年の試験問題を解いても今年出題される可能性は低いのでノーカウントと自分は考えている。

 

過去問で水力発電の問題は似てる問題が多いので重複した学習をしてしまっている人もいる。

 

 

これらを踏まえて、各分野で「どんな問題が出て」「どう点を取るか」イメージできるかどうか確認してみて欲しい。

 

勉強が足りていない人はどうするか【結論:出題確率の高い分野から勉強】

試験直前に「マイナーな部分」を勉強するのをやめよう。

 

 

点が取れない人、仕事ができない人の特徴とも言われる。


期限が迫ったとき、気にしても仕方がない部分の修正に時間を割く人が必ずいる。自分もそのタイプなのだが、これは絶対にやめた方がいい。


この期に及んで、パワエレや対象座標法を学習し始めるのはナンセンスだ。(他の学習が終わっているのであれば、全く問題ない。素晴らしいことである。)

 

 

でも、そこまで完璧に準備できている人の方が少ないはずだ。

 

難しすぎて、解けない問題は捨てる。


そして、空いた時間を出題確率の高い分野の学習に充てよう。

 

 

水力発電の計算問題は解き方が決まっているし、送電線のたるみ計算や落雷の計算問題も解き方を覚えてしまえば、点が取れる。


系統連系させて、周波数がどう変動するかといった問題だって、数回解けば覚えられる。(自分はすぐ忘れてしまい、大失敗をした経験がある)

 

まずはこういった計算問題が解けるか、総チェックしておこう。


そういった確認が済んでから、自分のこれまでの勉強の復習をするといい。

 

 

試験は「あなたの勉強の成果を確認してくれるものではない」という認識を持っておくといい。

 

電験1種2種二次の試験直前やることチェックシート

原則、新しい知識の吸収は「試験本番の3日前」までにしておくといい。

 

11月14日(木)までと思っておくといい。


その理由としては
「余計な焦りを生むから」
「知識が試験本番に使える状態にならないから」


人間は当然ながら、試験直前を迎えると神経質になる。


なかなかいつも通りに知識の吸収を行うことが難しくなる。無駄に考えすぎたりしてしまったりするのだ。

 

第三者目線だと、試験直前はそういったことをするべきではないことは気付くことができるが、当事者はのめり込む可能性は十分ある。

 

そういった状態にならないように、試験3日前は余裕を持って、これまでの勉強と試験の傾向を照らし合わせるような復習をしよう。

 

電力管理科目の7つのチェック事項

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①具体的な試験範囲を把握していますか?説明できますか?

 

②計算問題は各分野どんな問題が出るか想像できますか?どこなら点が取れますか?


 

③必要な公式はピックアップしていますか?使いこなすことができますか?


 

④公式から問題を想像できますか?


 

⑤昨年、今年起こった大きな電気事故をぼんやりでも把握していますか?(大停電が多かったですね。系統の説明ができますか?)(燃料問題や環境問題の話題もありましたね)


 

⑥高頻度で出題される送電・配電・変電の基礎知識は足りていますか?


 

⑦過去問は10年分は解きましたか?解説まで理解していますか?


 

 

機械制御科目の7つチェック事項

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①同期機、誘導機、直流機、変圧器の公式を使った計算問題をマスターしていますか?


 

②計算問題は2種3種の問題も100%解くことはできますか?


 

③必要な公式はピックアップしていますか?どのパラメータが問題でどう与えられるかイメージがつきますか?


 

④公式から問題を想像できますか?


 

⑤制御の問題は10年分解きましたか?電験2種3種の問題で解けないものはないですか?


 

⑥制御以外の計算問題も過去問10年分を振り返って全て解けますか?


⑦機械科目の計算は(1)(2)・・・と複数計算しないといけないことを把握していますか?(つまり、何が言いたいかというと、途中で解けないものがあるとその後の問題も解けないものがあるということ。連動して、計算しきれる実力を身に付くといいということを伝えたいです)

 

 

電験1種2種二次試験直前やることチェックシートのまとめ

非常に重要なことをお伝えしました。

 

自分は電験1種の「機械制御科目」であれば、ほぼ満点を取ることができます。

 

 

誘導機の計算がめちゃくちゃ得意です(というより、電験3種2種と問題の形式自体はほぼ一緒というのもあります。)



基本公式を展開して、トルク計算まで行うことができるように訓練しているためです。(トルクの比例推移も何度も見過ぎて、脳に染みついています)



直流機の計算も得意です。
電験3種のときに苦しんだからです。どのパラメータが公式のどの部分に入るのかすら理解していなかったため。(電源電圧を√3で割るのかといった完全にお角違いなミスもしていました。)


変圧器の計算についても、何度もこれまで解いてきたので、大抵の問題は解けます。(パーセントインピーダンスを使う問題が厄介ですが、まずは自分の覚えやすい問題を一問選んで、それを何度も解いて、流れを覚えましょう。それから他の問題を解いて、知識を肉付けしていくと良い。一気に複数問やるとパンクするでしょう)

 

 

同期機の横軸同期インピーダンスの計算が得意ではありませんが、試験直前に理解(若干暗記)で乗り切ることができます。(結構出るので嫌ですが、頑張るしかないですね)

 

 

制御については、もし躓いているようであれば、電験2種の問題から解くことをオススメします。ステップアップすれば、1種の問題も解けるようになります。

 

 

もし、解いた問題数が足りていない、経験値が不足しているなと感じる方は問題集1冊追加して、知識のブーストをかけましょう。

 

このあたりは自分の持っている問題集の理解度、勉強スケジュール、今の勉強範囲で合格点に到達できそうかで検討すると良いでしょう。

 

❏問題集の購入リンク❏
Amazon公式サイト(電験第2種模範解答集〈平成17年版〉

 

自分の経験が皆さまのお役に立つことができれば、大変嬉しいです。