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子育てと資格取得の両立を本気で考える【時短テク6つ紹介】

「資格を取りたいけど子育てがあるから無理だ・・」「勉強時間も確保できない・・」という声がある。この問題は資格試験の合格に直結するほど重要なこと。自分も当然ぶつかってきた。

今日のテーマは「子育てと資格取得の両立」だ。

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ちなみに、自分は年子の子供(保育園に行く前の年齢)がいる状況下で昨年TOEIC885点を取っているので参考になるはずだ。

 

子育ての貢献度は指標化が難しいものの、自分は保育園内でもよく子育てに関わっている方だとは先生含め、第三者からも言われている。

 

圧倒的に厳しい子育て環境下において、資格取得と両立させることができたのは【時短のテク(工夫)】のおかげだと考えている。

 

既に読者の方は「自分がただの凡人であること」はご存じだろう。

ただ体力が高いだけの人間である。(サビ残込みの月100時間労働にコンスタントに耐えられる)

ということで本題に入っていきます。

紹介が遅れました。

おはようございます。電験と電気業界を研究している桜庭裕介です。

初めての方もいらっしゃると思いますので、いつもの簡単な自己紹介を添えておきます。

❑電験研究歴❏
✔トータル100年分の過去問を分析

・電験1種 40年分
・電験2種 40年分
・電験3種 20年分

 

✔雑誌連載を開始
「理論の超入門」

❑TOEIC❑

✔半年で885点取得

電気エンジニアTOEIC攻略までの道のり【800点までは取れる】

一言で言うと、電験をずっと分析している人間です。

今日は「子育てに関する話」が中心となります。自分は男なので男目線が書かせて頂きます。(女性の読者さんはもしかしたら不快にさせてしまったら申し訳ないです。家事の苦労は重々承知の上で書かせて頂きます。)

 

子育てと資格取得の両立は基本的に無理ゲ―である

「年子の小さな子供がいてTOEICの勉強を何百時間もできるのは桜庭、お前だからできることだ」

今記事を読んでいる人でこう思う人がいるかもしれない。

実際に直接言われたこともある。

確かに仰る通りだ。

普通のライフスタイルだと【基本的に実現不可能】だと考えてもらった方がいい。

保育園に行っていない子供が2人いる環境下で資格試験に合格するというのは厳しすぎる。

よほど協力的な素晴らしい奥さんがいない限り、不可能に近い。

 

不可能に近い理由としてはやはり

勉強時間を確保できないから

に尽きる。

 

世の中から評価を受ける資格の大半は少なくとも「平日2時間」「休日4時間」の勉強時間を確保した上で「3ヶ月以上、長くて1年というスパン」で戦うことになる。

 

「試験日と試験日前日を勉強時間に充てたい」と言っても文句を言われることもあるのに、1ヶ月以上も勉強し続けるなんて不可能だ。

勿論、全ての家庭がそうだというワケでは当然なくて、少なくとも自分の家庭がそうだったという話である。

 

自分は劣悪な環境下でどんな努力をしたか

自分は朝4時~5時の間に活動を開始する。夜は22時~23時頃には体力回復に入る。

以前の自分はこのライフサイクルでも勉強時間の不足が起こっていた。何故なら、休日をフルで勉強に使えなかったから。

つまり

「子育て」と「資格取得」の両立を果たすためには【工夫】が絶対的に必要

ということだ。

 

工夫は【時間の作り方】【勉強のやり方】【普段の過ごし方】という各側面から作り上げて組み合わせてきた。

 

自分が見つけた工夫(時短テク)の中でも、特に優れている6つを共有する。

※裏のテクニックも混じってます。 

 

1.昼間帯の時間を極限活用する

時短テクの一つ目が「昼間時間、つまり仕事中の時間を利用する」という工夫。

以前、自分が担当していた仕事は「現場での待ち時間」があった。その待ち時間の間に勉強することで、勉強時間を1.5倍以上に増やすことに成功した。

自分の胸ポケットには「参考書のコピー」や「自分のまとめノートのコピー」が入っている。それを取り出し、空いている時間には細かくインプットしていた。

以前配信した記事で「昨日勉強した内容を暗唱する」というトレーニングが良いと紹介した。待ち時間とも相性が良いのでそのトレーニングを行ったりしていた。※

※これはかなり効果的で車の運転中など両手がふさがっている環境下でも行うことができる最強の復習ツール。電験の勉強はその性質上、聞き流しといったトレーニングの効果が薄いため、インプットよりアウトプットを主とした方が絶対に良い。

また、待ち時間以外にもめちゃくちゃ勉強時間に変換できた時間があった。

箇条書きにして共有しておく。(褒められないモノも一部ある)

・出張の移動時間

・仕事の合間時間

・仕事の休憩時間

・会議と会議の合間時間

・強制参加の会議時間

 

他にもまだある。

「一定時間をかけないと終わらないといった訳の分からない仕事」が導入された時もあった。品質管理上の取り組みだ。この時はさっさと仕事を終わらせて、その仕事をやっているフリをしてネットで勉強記事を読んでいた。

 

基本的にサラリーマンは「昼間帯」という最大効率を出すことができる時間に勉強することができない。

しかも、休日の昼間帯は平日の疲れが出ていたりする。

最大効率が出せる時間を如何に使うか 

これが勉強時間を確保するポイントである。

以上が1つ目の工夫(時短テク)だ。是非仕事の中に勉強を取り込んでみて欲しい。

続く2つ目の工夫だが「勉強時間を強制的に増やす」のではなく「娯楽時間を増やして、結果的に勉強時間が増える」ように仕向ける。

 

2.イヤホンで楽しみながら育児

ただこれは奥様によっては嫌う人もいるので注意だ。

だが、イヤホンを日常に導入することができたら、確実にあなたの時間は増える。

 

人の1日の時間は24時間だ。

ただ独身の人と子供持ちの人の持っている時間数は明らかに違うことは認識しておかないといけない。

 

独身の人の休日は睡眠時間を除けば全て自由時間だ。

睡眠時間を6時間とした場合、18時間何をしても良いのである。勉強時間を10時間取っても8時間はゆっくりできるというのは最強だ。

 

一方、家庭を持っている人を考えてみよう。

休日の18時間のうち、どれほど勉強時間に充てられるだろうか?

 

そもそも普段の疲労度合いも違ってしまっている。

そこを考慮しつつ、子供をお風呂に入れたり公園に連れて行ったりする。この仕事で3時間は消費する。この仕事での休憩時間は30分は欲しい。

 

さらに子供の食事も大変だ。

小さい子だとそもそも立ち合いが必要。こぼしたものを拾う仕事もある。自分だけパッと食べてゴロゴロ・・なんてのは基本的に無理。洗い物もしないといけないだろう。朝昼晩で2時間は消費する。

 

定期的な御着替えもしないといけない。加えて予期せぬ御着替えもあったりする。うんちの対応もあるだろう。5分×6回といった具合でジャブのように集中力を切る30分消費は地味に苦しい。

 

これらを足し合わせると約6時間

家庭がある人の休日の自由時間は12時間しかないということ

ここで勉強に10時間投入できる人はそういない。修行僧クラスだ。

※ちなみに洗濯物対応や買い物、奥様の美容院、食事会、飲み会といったイベントは含まれていない。

❑注意事項❑

手伝い、協力、時間消費という言葉は基本的にNGなので注意。女性雑誌や育児本にはこのあたりの事がガッツリ書かれている。

お笑い芸人の小藪さんが「世の中のママが理想の旦那さんだと思う理由は【家事も手伝ってくれる一面があるから】」に毒舌するシーンがある。(28分54秒)

「もっと大変な時代である江戸時代のおばはん、5人の育児頑張ったわ。今の時代で1人や2人産んだくらいでなんだ?」

「・・確かに」と思ってしまう側面があるかもしれないが、パートナーはそう思わない。パートナーは仲間にしないといけない。

 

そこで自分は「逆転の発想だ!」と考えて「育児中に楽しむ時間を作り出す」という戦略を取った。

 

勉強時間が増やせないから育児時間を娯楽の時間に変える

「イヤホン」を利用して自分の時間を作り出す。

ただイヤホンの線は育児との相性がすこぶる悪い。ワイヤレスイヤホンが革命的だ。(これ作った人、マジで凄いと思った。正直使うまでは「どうせ通信エラーでしょ?」と思っていたが、一回も途切れたことがないから凄すぎると思う。)

子育てしている人でワイヤレスイヤホンを導入して後悔する人は絶対にいない

と言えるほどの自信がある。

・洗い物をしている時

・ブランコを押している時

・公園でどんぐりを拾っている時

・遊具で遊ぶ子供を補佐している時

・自転車に乗る子供を監視している時

この時間に「時間の勿体ないなぁ」と思ってしまう人は「youtubeでお笑い」「Amazon Primeでアニメ」を聞いてニコニコしよう。

楽しい気持ちで子供に接した方が子供も喜ぶ。

 

ここでのポイントは普段の娯楽で行っていることを取り入れている所。つまり何が言いたいかというと

娯楽と育児を同じ時間内に行うことができれば、自由時間には「体を休める」だけで動き出せる

ということだ。

 

とはいえ、自分も昨年導入したので、もっと早く導入していれば楽しい時間は確実に増えただろう。

ワイヤレスイヤホンの値段も登場から随分値下がりして、手が出せる製品が増えたので共有しておく。

 

ワイヤレスイヤホンを検索したら、めちゃくちゃ時間を失ったのでここに情報を整理しておく。失敗も減るだろう。

 

❑ワイヤレスイヤホンのオススメ❑

「SONY製ワイヤレスイヤホン」

このイヤホンは2万円以上もする。そのため、自分は買うことができなかった。圧倒的な世界観の中で音楽を聴きたい人は設備を大事にする。気持ちは分かる。友人に聴かせてもらったが確かに違いはあった。しかしながら自分には勿体ないと思ったので違う製品にした。

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ソニー SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM3  

 

「Anker製ワイヤレスイヤホン」

 

このイヤホンは約8000円。Ankerという企業の製品。Ankerと言えば急速充電器やモバイルバッテリーで必ず目にする企業名だろう。故にこの値段設定。自分の知人はだいたいこのAnker製品を持っていた。(音質もソニー製品との違いが分からないほどのクオリティなので正直なところ、こっちでもいいのではと正直思う。)今時の高校生はこれを使っていたりするから驚く。

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Anker Soundcore Liberty Air 2

 

「Airoha製ワイヤレスイヤホン」

 

自分が使っているイヤホンがこれ。値段は「3980円」だ。

飲み会一回分の費用だし、ゲームソフトの半額程度だ。Amazonポイントの期限が迫っていることもあったので自分に投資した。音質も問題ないし、落としたこともあるが壊れていない。(「Airoha社?大丈夫か」と思ったが、無線通信製品の設計で業界をリードする会社だった。無知とは恐ろしい。)

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【2020年 最新版 瞬時接続】 Bluetooth イヤホン

  

以上が2つ目の時短テクだ。

1つ目では「昼間の有効活用」、2つ目で「娯楽時間の増大」を達成した。

 

続く3つ目の時短テクでは「仲間」を増やしにいく。

 

3.奥さんに感謝を伝える

ここが最大のポイントと言っても過言ではない。

奥さんの協力なくして資格試験の合格への道のりは相当に厳しい。

 

昔のことわざに

内助の功

という言葉があるが、まさに大事を成し遂げる為には奥さんというパートナーの協力が必要なのだ。

 

それは単純に「勉強時間」に直結する。

俺は仕事の為に家庭の為に勉強してるんだ!!

なとど言ってしまうのは愚の骨頂。

「資格試験の勉強より子供の世話をして!その方が助かるから」と言われてしまうだろう。

 

そうではなくて

いつもありがとうね!
土曜日は子供任せて!
ゆっくり休んでね。
好きなことをしてね!

と言うのだ。

向こうだって鬼ではない。その恩が蓄積してくると日曜日は勉強してね!と言った感じに変わってくる。

 

そのうち、土曜日の午前中は子守り、午後は勉強。日曜の午前中は少しだけ子守りして勉強、午後も勉強。といった日も出てくる。

 

奥さんだって、あなたのサポートをしたいに決まっている。パートナーだもん。

 

ここに気が付くまでに数年かかった。いがみ合ったこともあった。ようやく行き着いた境地ではあるが、早くこの関係性を築いて欲しい。

一気に時間を作り出すことができて良い環境で勉強をすることができる。

 

続く4つ目では「施設を利用する」という手段で相乗効果を狙う。1~3の時短テクの効果も高めるのだ。

 

4.施設を活用して子育てを楽に

ここは身銭を切るのでかなり苦しい。

が、しかし「時間を作る投資」という観点ではかなり優れている。

 

で狙いどころとしては「子供の注意を引き付ける系」が良い。何故なら、自分自身が動かなくてよくて疲労度が低く、勉強の体力を残しておけるからだ。

 

自分がよく活用するのは

「動物園」
「キッズパーク」
「洗車」

である。

1.動物園を活用する

動物園は特に優れている。年間パスポートを買ってしまえば、もの凄い低コストで利用することができる。

※類似施設で水族館や植物園があるが、費用がかかる上に触れ合いができないこともあり、意外と子供達は飽きる。抱っこが必要なゾーンも多い。施設にもよると思うので一度行って試してみることをオススメする。

 

お弁当を適当に作って一日思いきり子供を楽しませる。昼飯を作る必要がない奥さんは物凄い喜ぶはずだ。(お弁当もスーパーでおにぎりセットを買って済ませるとかなり時間削減できる)

その帰りに安い温泉に寄ってお風呂に入ってくれば、本当に1日中子育てに貢献できる。(子供の歯ブラシは忘れないこと。無駄にコストがかかる)

 

完全に1日近く奥さんは子供から離れることができるので、かなりストレス解消になる。これを繰り返すだけでかなり貢献できる。

 

2.キッズパークを活用する

キッズパークとは「遊具が沢山ある大型ショッピングモールにある遊ぶ所」だ。3歳以下は無料という所もある。高コストがネック。頻繁には使えないので自分が疲れた時だけに使用しよう。

固まる砂をモチーフにした砂場という施設があってそこは1日券が1000円。言葉は悪いが、囲われたスペースで放し飼いができる。

 

当然、自分もイヤホンを使ったり、小さな本を持参して楽しむこと。(勉強は意外と集中できずイライラするのでオススメできない。子供はお話がしたいので、話かけてきた時に対応しやすいものが良い。)

 

3.洗車施設を活用する

洗車施設というのは実はめちゃくちゃ使える。(勿論、洗車施設が混んでいない時間帯を狙うのはマナー。自宅付近の洗車施設は朝7時~9時台、土日だと13時~14時、日曜は17時~18時台が空いている)

 

使える理由としては

①「洗車装置自体」が面白い。

※バタバタしていて動きと音がある

②「タオルで拭く作業」

③「掃除機での清掃」

特に③掃除機が5分間も使えたりする優れもの。

現代のゲームセンターのゲームは3分程度で終わってしまったりする。マリオカートは200円払った上で4分程度。子供2人だと同時プレーがあるため、400円も消費してしまう。もの凄いコスパが悪い上に目も悪くなる。

その点、掃除は体も動かすから子供も疲労してくれるし、強制的に順番にやることになるから良い。しかも5分やればそこそこ疲れてスムーズに変わってくれる。

ゲームセンターに行くよりよっぽど良い。

綺麗になったことを十分に褒めてあげよう!そして、ご褒美の駄菓子を買ってあげれば大満足。帰宅後、笑顔でママに頑張った報告をしたら、おもちゃを使って静かに遊んでくれることが多い。

 

❑小技❑

当然だが、移動ルートはいつもより遠い道を使うこと。10分で行ける道を20分かけて行けばその分時間は経過する。

奥さんの特徴によるが、12時ぴったりに帰宅するのではなく12時10分に帰宅するというのも効果的。昼飯を作ってくれている奥さんに子供が腹減ったと騒ぎ立てて無駄にイラつかせることを避けることができる

 

まとめ

以上「子育てと資格取得の両立を本気で考える【時短テク6つ紹介】」の記事となります。

 

まとめますと・・・

・「昼間帯の時間」を極限利用する

・「イヤホン」で楽しみながら育児

・「奥さん」に感謝を伝える

・「施設」を活用する

 ①動物園を活用する

 ②キッズパークを活用する

 ③洗車施設を活用する

自分はこれらの工夫をして、日常生活の中に勉強時間を作るようにしています。隙間時間の利用というのが大事と言われますが、育児をしている中での隙間時間は勉強に変換できないことも往々にしてあります。

そういった場合には思い切って、娯楽時間に変えてしまうといったような舵の切り方もアリでしょう。参考になればと思います。