「夢はないが1ヶ月ぐらい休む時間が欲しい。でもよくわからんしお金が・・」と迷っている人がいるなら、この記事を読んで欲しい。
一方で「自分の目標に思い切りチャレンジしてみたい人」にも役立つ記事になっている。
今日は「退職日と入社日を一ヶ月空けるメリットデメリット」をテーマに解説していく。
おはようございます。
電験と電気業界を研究している桜庭裕介です。
初めての方もいらっしゃると思いますので、いつもの簡単な自己紹介を添えておきます。
❑電験研究歴❏
✔トータル100年分の過去問を分析
・電験1種 40年分
・電験2種 40年分
・電験3種 20年分
✔雑誌連載を開始
「理論の超入門」
❑TOEIC❑✔半年で885点取得
一言で言うと、電験をずっと分析している人間です。
夢はある?と最近聞かれた。
電気、プラントの運転操作を教えて、自分が飯を食えれば最高だと答えた。
妻子なしなら、小さなアパートの一室で納豆や卵とごはんだけの食事で暮らすと思う(栄養の事は無知)
今後、確実に介護施設の問題が挙がる。
そこに貢献できれば良い。
そんな事を考えている。
自分は中学生の頃の夢であった「学校の先生になりたい」「塾の先生になりたい」を全力で叶えに行った。
そう。
【退社日と入社日を空ける】という選択をした人間なのである。
退職日と入社日に1ヶ月の空白を作る
果たして、こういった事はできるのだろうか??
結論を先に言う。
退職日から入社日までにブランクを設けることは可能だ
では、具体的にどんなメリットがあってデメリットがあるのかを情報共有しておく。これらを押さえておくと恐れるモノがなくなる。
まずはメリットからだ。
1ヶ月の空白には5つのメリット
①1ヶ月の間、働かなくてよい
②親孝行や家族孝行ができる
③引越しと役場手続を落ち着いて対応できる
④引越し時期をズラすことができる
⑤夢に思い切り挑戦できる
①1ヶ月間働かなくてよい
言葉に表してしまうと、なんだか「ダメな人間」のように思える。
でも、そんなことはない。
人間一度の人生だし、苦しい状態で生きる必要はない。休みたければ、後述のデメリットを解消したのちにゆっくりすれば良い。
統計を取っていないので感覚的なものだが、転職をする人の大半は「精神的に疲労」しきっていることが多い。
自分に相談をしてきて下さる人は結構疲れている。
お話をすると質問している事に対する答え以外のことを返してしまったり。脳が疲労しすぎて正常状態ではなく、脳内で会話をしたのちアウトプットするからだろう。
こういった人を「支離滅裂」と表現したりもするが、自分は「脳内回路のショート」だと捉えている。ゆっくりとお話していけば、修繕することができる。
2週間仕事から離れて、人間性が見違えるほど変化した知人がいる、頭の回転もめちゃくちゃ速くなって驚いた。
「やっぱり人間には休息が必要だよね」と感じることができた経験である。
休んでいることを気に留めることはない。休んでまた社会に貢献すれば良いだけの話だ。
②親孝行や家族孝行ができる
社会人になってから1週間連続の休みを取ったことがあるだろうか??
たぶん、あったとしても年に数回だろう。1ヶ月間というブランクは有給消化と合わせると、かなり休暇数となる。
両親や自分の妻、そして自分も含めて孝行して恩を返そう。
食事や温泉宿に招待したら喜んでくれるはずだ。
今年はどうしても外出を控えないといけない状況が続いているのでその代わりに美味しいモノ、時間をかけて書いた手紙を送るのでも良い。ゆっくり話をするだけでも十分喜ぶ。
仕事が始まれば忙しい日々が始まるのは間違いない。その前にできることをやっておこう。1ヶ月あれば大抵のことができる。
定年退職まではそう得られる連休ではないからこそ、悔いのないように使おう。
③引越と役場手続を冷静に対応可能
デメリットで詳しく紹介するが、1ヶ月のブランク(無職期間)のおかげで給与が入ってこない上に保険費用を多めに払うことになる。※
※会社が負担してくれていた分がなくなるため。しかし雇用保険をかけなくて良くなるので、実際はそこまで大きな保険料の変化はない
そのデメリットを補ってなお、メリットと感じられるのが
引っ越しと役場手続きを落ち着いて対応できる
という点だ。
引っ越しは思っている以上に大変。
人によっては独身時代に所有していた家具も含めて処分しないといけからだ。特にエアコンと冷蔵庫は電気屋さんに持っていく必要がある。
また、大型のゴミは環境保全センターに持っていく必要があったりする。3日で廃棄をしようとするかなり大変。
午前1時間、午後1時間、夜1時間といった感じで毎日3時間ずつやるとめちゃくちゃ楽。2週間程度で終わるだろう。
また、退職時の手続書類もかなりあるので時間があることで、勉強しながらストレスなく行うことができるだろう。
「デメリットであった保険料」が悩みであったが、工夫したことでデメリット費用を完全に補うことができたので共有しておく。参考にして頂ければと思う。
①エアコンの処分を工夫
電気屋さんに頼むと楽だ。だが安い業者が世の中には存在する。
ネット検索して探してみると良い。(1台あたり約6000円で処分してもらえた。電気屋さんの半値だ。)
②冷蔵庫の処分を工夫
時間がない人は電気屋さんに頼む人が多い。だが、運搬は自分で行うことができる。
運搬を自分で行うことで1台5000円を節約できた。
③洗濯機の処分を工夫
中古リサイクルに持って行ったところ、4000円で買い取ってもらえることができた。
④荷物を細かく運ぶ工夫
引越の作業費用はトラックの大きさが影響している。そのため、荷物量を減らしてやることで3万円~4万円削減することができた。場所を取る自転車を運んだことが大きかった。
※引っ越しは業者が必ず見積もりに来るので、その際に荷物量の話になるのでそこで交渉すると良い。「これは自分が持っていくので・・」といった感じだ。
⑤古本を売る工夫
捨ててしまうのではなく掃除をして散歩がてら売却するといい。約1,000円だった。自分の一日の食費(飲食費含む)は500~700円程度まで下げているのでかなり意味があった。
⑥食事を工夫
社員食堂というのは昔と違って結構高い。一食400円したりする。自分はご飯と卵、もしくは蕎麦、うどん、野菜で十分満足。余計な食費を削るだけで月7,000円は削減できた。ストレスも減ったので缶コーヒーの消費量も減った。
⑦健康保険を工夫
保険出費を抑えることができた。詳細は下記の記事を参照。
任意継続保険と国民健康保険の決着をつけようぜ!【退職者役立情報】
ここまで、かなりの工夫を書かせてもらったが、次のメリット④と併用してもらえればと思う。
④引っ越し時期をずらすことができる
これが実はかなり大きな費用削減効果があって見逃しがち。
引っ越し業界の閑散期・繁忙期をご存じだろうか??
業者にもよるので必ず期間を確認して欲しい。
自分が利用した業者は下記の期間が繁忙期だった。
・3月~4月10日
・7月20日~30日
※週末は月曜~木曜に比べて割増し価格
引っ越し料金はかなり違うことを知っておいて欲しい。
閑散期なら10万円程度だけど、繁忙期は20万円程度という見積もりだった。そこで、繁忙期からズラすことにした。
4月下旬にしたいと伝えたところ、ゴールデンウィーク前なのでそこもまた微妙に高いと。
そこで4月中旬、しかも平日にしたら15万円だった。
大きな削減効果があったし、引っ越し業者も助かったそうでお互いにメリットがあった。少し工夫するだけで出費は削減できることを知った。
⑤夢に思い切り挑戦できる
これだ!
自分が雇用契約にブランクを入れた理由である。
退職日と入社日の間に1ヶ月の空白を設けることは「雇用契約が切れる状態」でもある。つまり、今まで禁じられていた「二重労働禁止制限」がなくなるということ。
自分の特技を生かしたい人は何らかの行動をここですべきだ。必ずそれは貴方自身の生きていく肥しになる。
ちなみに自分は「有名な塾の講師」をやろう!と考えていた。オファーをもらっていたからだ。
だが、かなり考えた末に却下とした。
何故なら
自分の伝えたいことを捻じ曲げられてしまうから
である。
会社員なら誰もが知っている事だろう。「組織に所属する」ということはその組織の考え方に賛同していないと基本的に良くない事が起こる。
自分は「完全に個人で動いているから信頼を得ているタイプの人間」だ。
建設業界に電気エンジニアに変なオファーが多いのを見かけたからという理由で、エージェントと組んでいきなり面接に行ったり。
WELBOXが使いにくい上に退職者を不利に扱うので改善を要求し、改善が決定したり(後日、元の会社から怒られる)
これらのことだけでも、かなり多くの人を損害から救うことができただろう。(WELBOXは直接御礼の言葉をもらえた。)
参考書1つを取ってもそうだ。
通信講座も同じ。
電験講座は合格に役立つのか【結論:人による。面倒くさがりは活用するのもあり】
今後も「自分は自分が良いと判断したこと」をきっちり伝えていく。ダメなものはダメ!と言う。
自分は教科書と参考書を書くことが決定した。
「連載記事作成」「個人相談」「役立つ記事作成」「教科書作成」に全力を注ぎ、読者の方や支えて下さっている方へ情報という価値を届けていきたいと思う。
1ヶ月間の空白のデメリット
・1ヶ月分の給与がもらえない
・厚生年金1ヶ月分の掛け金がなくなる
・会社持ちの保険料を支払うことになる
・健康保険と年金手続きの手間が増える
といった所だ。
お金というのは不思議なもので、手早い手段を選べばそれなりの費用がかかる。時間をかければ安く済む。高給を取ろうとすれば、残業やストレスが増える。
物事の真理のようなものを感じた。きちんと考えた上で行動を選択しようと思った。
まとめ
以上「【休みたい人へ】退職日と入社日の間を1ヶ月空ける選択」の記事となります。
夢や目標のある方にとって、急いで次の仕事に就かないといけない理由は「ほぼない」と自分は考えている。
しかも、一ヶ月という休みであれば、工夫した方がよっぽど得をする。
1ヶ月分の給与がないと!!と思いがちだが、記事で紹介した工夫や保険等の見直しにより無駄な出費を削る時間にした方が価値があるだろう。