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【電験3種理論】平成20年問8を解く【共振回路】

今日は「例の問8問題」と対峙した。

 

戦いの軌跡を残しておく。

できれば、あなたにも戦ってみて欲しい。

共に頑張っていこう!!

 

電験3種理論 平成20年問8

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問8 図のように正弦波交流電圧e=Emsinwtの電源、静電容量C[F]のコンデンサ及びインダクタンスL[H]のコイルからなる交流回路がある。この回路に流れる電流i[A]が常に零となるための角周波数w[rad/s]の値を表す式として、正しいのは次のうちどれか。

 

解いた結果

「正解」だ!!

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押さえるべきポイント

先日もお伝えした通り、共振回路に関する問題は完全にパターン化している。そのため、工業高校出身の方は教科書を一度見ておくことをオススメしている。

LCの直列、並列のそれぞれの共振について、解説している文章を読めば一発で理解できるし、網羅することができる。

 

1.電流=0の式を立てる

「問題文をよく読め」というアドバイスを学生時代から耳にしたことがあるとは思うが、それは電験にも言えることだ。

今回の問題を解くにあたって、難しいことを考えることはない。

電流i[A]が常に零

という言葉の通り、電流の式を立てて「=0」としてやれば良い。

 

しかも、並列回路なので、単純で電圧をインピーダンスで割れば良い。

 

2.数式を括る

式の途中で、j(Em/√2)を括るシーンがあるが、こういった処理ができるかできないかで正解率は変わる。

適宜、整理していかないと何をしていいのか、分からないことが多々ある。

 

そのため、まずは式の整理しよう。

今回で言えば、ωを出せばよいので「如何にしてω=に持っていくか」を考えていくとよい。

 

3.2乗の処理を間違えない

ωの2乗がよく出るのが、共振回路や共振周波数を求めるような問題だ。

きちんと2乗を解除できる数学力を身に付けておこう。

 

数学力といったが、別に高度なトレーニングをする必要はない。こういった問題で2乗処理を身に付けていけばよい。