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【電験3種理論】平成20年問12を解く【電子運動】

今回、対峙するのは「電子の運動」

いわゆる「公式暗記問題」。絶対に取りこぼしてはいけない。

電験3種 平成20年問12

 

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真空中において、電子の運動エネルギーが400[eV]のときの速さが1.19×10^7[m/s]であった。電子の運動エネルギーが100[eV]のときの速さ[m/s]の値として、正しいのは次のうちどれか。

 

解いた結果

「正解」だ。

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数秒間の迷いはあった。

電子運動は久しぶりだったこともあったし、さらに公式が2つ浮かんできたからだ。このあたりは定期的に知識の再インストールをして、スッと知識を引き出せるようにしておくべきと感じた。

 

押さえるべきポイント

この問題を解く上で、ここは注意しておかないといけないなというポイントをまとめておく。

定期的に読み込んでもらえればと思う。あなた自身のまとめを作っても勿論良い。

1.条件を箇条書き

自分は正直、頭が良い方ではない。

「現場にて作業内容をダーと言われて、さぁやれ!」「救急訓練で10の手順説明をされ、さぁやれ!」といった系が苦手。

どこかちぐはぐになったり、途中で何をしているのか分からなくなってしまうタイプ。

 

そんな人間なので、今回の問題を解く際

条件ごとに箇条書きにすること 

を意識している。

これを行うことで、比を取る発想も生まれたし、解法の暗記に頼ることなく、対応することができている。

どうやって解くか?を考えだすことが苦手な人にオススメな解き方である。

 

2.電子の運動エネルギーの公式

電子運動分野の勉強を開始した人は、「2つの公式」があることはご存じだろう。

①電圧を使う公式

②速度を使う公式

である。

どちらを使うかは問題文を見て決める。

つまり、速度が与えられていれば②だし、電圧が与えられているケースだと①を使う。

 

今回の問題文では速度が与えられているので、②の公式で攻めていくことになる。

 

3.比を取る解き方

2パターンの解き方があるので、そこは柔軟な対応を取れば良い。

比を取る解き方以外の解き方としては下記の通りだ。

電子の運動エネルギーが400の時は速度も与えられているので、質量を求めることができる。質量が分かれば、電子の運動エネルギーが100の場合の式に入れてやることで求めることができる。

個人的には、比を使う練習をしておきたいので普段から比を使うようにはしている。機械科目では比がよく出てくるからだ。

 

まとめ

今回は「電子運動」と向き合った話を掲載した。

公式の暗記も前提として大事だが、問題文と対峙した時にどう解くか?を考える力も徐々に磨いていこう。

試験本番で戦い勝つ為には、こういう努力も必要になると考えている。