なかなか暑い時期となり、勉強が難しい環境になってきた。エアコンをつけて快適に勉強をしたい所ではあるが、考えどころである。
今日は「クーロンの法則」「電荷移動」の問題を討伐しよう!
今回の問題が見事正解であれば、平成20年理論科目は満点ということになる。
平成20年理論科目 問17
解いた結果
「正解」
※若干、危ない感じがしたが、何とかなった。懸念していた計算能力の低下がヒヤリとさせた。
押さえておくべきポイント
平成20年問17(クーロンの法則、電荷移動)を解くにあたって、ポイントとなった部分をまとめておく。同じようなポイントでつまづいたり、解くヒントになるはずだ。
今回はちょっと危なかった。
1.反発力であることを捉えているか
よくいるのだが、反発力か引力かを良く考えずに解く人。この人は失敗することが多い。自分は勘違いしやすいタイプなので、図をちゃんと書くようにしている。
今回の問題だと、電荷が3つもある。A、B、そして、あとからCを投入するといった応用問題。
結果として見れば、3つ並べただけのクーロン力計算なのだが。
「反発力」と「引力」を間違えば、符号が変わるので間違えない仕組み作りをしよう。最近の電験だと、選択肢に間違えたパターン用の答えがあるから安易に選択してはいけないぞ。
2.距離をrやxの変数で仮定できるか
今回のような問題では、自分で変数をおけるか否かが重要になる。ここは訓練で身に付くものだ。
場数がものをいう。
自分は以前勤めていた会社で東大に編入するといった無茶ぶりに応えようとしたことがある。その経験があるので、力があるというアドバンテージはあるだろう。(よく分からない赤本を買ってきて頑張った)
ここは問題と出会って、変数を自分で置いてみるしかない。
xと置いたら、反対側は(0.3-x)といった定番の解法を身に付けて欲しい。
3.空の電荷を接触させたらどうなるか
これは正直、授業で習っていないと厳しいかなとは思う。
一方で、ひらめきで解ける人もいるはず。
導体球なので、電荷を持っている導体球に触れれば電荷移動は起こる。
単純に電荷を足して2で割った電荷量になる
こう考えられると素晴らしい。
まとめ
以上「【電験3種理論】平成20年問17【クーロンの法則、電荷移動】」の記事となります。
今回、平成20年を解きましたが、かなり重要な問題が含まれていると思います。
そして、今年はこの年代が狙われるのではないか。
20年を軸に勉強していけば、対応できる幅が広いので良いのではないか?
と考えています。
キルヒホッフの法則が出てこなかったので、それは違う年代と組み合わせてインプット量を増やしていければ、合格というゴールが見えてくると分析しています。