今日の勉強資料は「ビオサバールの法則」。
非常に重要なテーマなので、気を引き締めて対決して欲しい。「sinがくっつく」ということを思い出せるようになりたい。
sinθは90°というのが解く上で重要になるのだが、どこからの角度であるかを答えられるようになるのが、正解不正解よりも大事だ。
電験3種理論 平成21年
解いた結果
押さえるべきポイント①「ビオサバールの法則の意味」
この問題はビオサバールの法則を知らないと解けない。
とはいえ、法則の名がつくものは嫌な思い出しかないという人もいるだろう。
だが、ビオはちょっと違う。
根本に必要な理由がきっちりしているのだ。
電流を流したとき、周りにどれだけ影響を与えてしまうのかを計算できる法則なのだ。
そう考えると、使うのかどうなのかわからんような公式や法則と違って、これは覚えとこ!と思える。
押さえるべきポイント②「Θ」
正解を出せるか否かにも関わるほど、重要なのが
「sinΘ」の「Θ」
だ。
このΘの意味を思い出して欲しい。
電流とある点を線で結んだときの角度。それがΘ。
つまり、Θ=0となる場合にはビオサバールの法則の計算結果は0になる。sin0は0だから。
今回の問題で言うと、垂直方向、水平方向に向かう電流からは磁界は生み出されないということ。
それ以外の範囲のコイルの長さから磁界を算出するのだ。
押さえるべきポイント③「円」
円は本当よく出てくる。
特に、円周は絶対に覚えておくこと。
個人的には「オームの法則」に匹敵するぐらい大事だと思う。実際、磁気分野の計算において、オームの法則は意味をなさない。(言葉が悪いが、点に絡まないのは事実)
半径rの円の一周の長さは
2πr(円周と言われる)
もっと簡単な言葉に直すと
直径×π
だ。
そして、今回の問題だと、円は1/4だった。
つまり、2πrを1/4したのが「本問題の円の円周」なのである。
これが「Δℓ」にあたる。
rは円の半径だ。
まとめ
以上「平成21年問4を解く【ビオサバールの法則】」となります。
ビオサバールの法則もそうですが、磁気の方向や大きさを算出する問題はちょこちょこ出てきます。
今回の問題を通して、磁気計算ができるようになっておくと良いでしょう。
使っている問題集について
❑電験3種過去問題集(平成30年)❑
問い合わせを頂いたので、共有しておきます。自分は電気書院から出版されている「電験3種過去問題集」を使用しています。事実、口コミにも厳しいコメントがあるのでベースの知識が結構必要と言えるでしょう。
❑Amazonで口コミを見てみる❑
総チェックという感覚で使用される人にとっては、一気に問題に触れられるので使いやすいと思います。電話帳サイズなので持ち運びが難点。