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妻を味方につけないと電験は成功しない話

今日は「パートナー」について、議論していこうと思う。

 

電験シーズンというのは非常に喧嘩が起こりやすい時期である。

 

暑さもあり、疲労も溜まる。

 

他の家族はどこかに出かけているのに、自分の夫は勉強ばかり。

 

小さな子供がいる場合、余計にこの問題は深刻になる。

 

正直な所、妻にとって「夫が試験に受かろうがどうしようがどうでも良い」と思っている節がある。

 

これは過激な言い方だし、勿論全員がそうではない。気立ての良い人もいる。(その人は最高のパートナーだ)

 

だが、そんな理想の妻の数はかなり少ないと自分は見ている。

 

妻の考えをまず整理しておいた方がいい。

「お金はそこそこで良い」

「家族を大事にして欲しい」

 

でも

「お金も欲しい」

「友人の旦那さんはトヨタで働いていて…」

などと実は思っていたりはする。

 

しかも、電験は開催時期がかなり悪い。

試験直前が結婚式と重なっていたりする。

 

というより、電験に挑戦するにあたり、基本的に土日を勉強に充てるような時間の使い方をしないとまず無理だから、とにかく妻のスケジュールを邪魔してしまう。

 

これらのフラストレーションが前提にあって、電験二種はさらに9月から11月まで勉強しなくてはいけない。

 

これが如何にハードであるかは経験してみると肌身に染みる。

 

自分も何度も喧嘩をしてきた。

「何で協力してくれないんだ」

「分かってくれよ」

 

なんなら

「主婦は楽だろ」

などと発言してしまったりする。

 

こうなれば、絶対に協力関係など築くことはできない。

 

自分はここをどうやって改善していったかを共有しておく。

 

とはいえ、完全に協力を得られるようになったのは最近である。

 

電験一種を受けていた時代は死にもの狂いで育児と勉強をしていた。出産当日でも過去問を持っていた事を覚えている。(そのぐらいしなきゃ電験一種電験二種の一次試験は無理)

 

紆余曲折を経て、ようやく妻の方から「土日どっちか仕事してね」と言われるようになった。

それまでは基本土日は子供が寝てからの勉強や仕事であった。

 

でやったことを順番に書いていくと

 

①事情を話す

②妻に感謝を伝える

 

これだけでは妻の不満は収まらなかった。妻もフルオペで食事も作るのだから大変である。

 

③子供の風呂を入れる

④半日子供を連れ出す

 

ここから少しずつ関係は変わっていった。向こうから感謝を言ってもらえるようになった。

 

⑤たまに1日子供を連れ出す

⑥たまに1日家族で楽しむ(育児めちゃ頑張る)

 

かなり関係が良くなり、朝飯を持ってきてくれる事もあった。(期待はしちゃダメ)

 

⑦自分のお小遣いをほぼ妻にあげる

⑧友人と遊んでおいでと言う

 

このあたりから、妻から勉強の協力が得られるようになった。

 

⑨子供との風呂の時間を長く取り、さらに寝かしつけもする

 

徐々に勉強の心配をしてくれるようになり、今日私子供を見るね!と言ってくれるようになった。

 

⑩目標を少しだけ語る

女性は話したい生き物なので少しだけでいい。短い言葉で目指している頂きを伝える。(長く話してあくびされた事がある)芸能人のバラエティのように、あなたに与えられる時間は5秒〜10秒だと思った方がいい。

 

社長や経営層と話をする時のように、質問には極めて短いフレーズを選ぼう。彼らは洗練された人ばかりと会っているので、優れた環境に慣れている。そこと少し似ていると自分は感じている。

 

女性は友人と会うとずっとお話しているので話術というか言語能力は男性より遥かに高い。

 

皿洗いもしたりしていたが、これはこれで喜ばれはするが、その間子供が妻の方に行ってしまう。

 

故にあまり意味がなかったりする。ササッと皿洗いをして、子供と遊ぶなら効果はあるが、皿洗いして「ドヤァ」なんてしたらむしろ逆効果。(皿洗いして何も言わずに部屋に行ったら、揉めたことあり)

 

去年、記事かTwitterで発言して結構共感を得られたのは「子供が遊べるところに行く」という戦法。

 

これは使える。

コロナの影響で微妙ではあるが、イオンにあるようなキッズパークのような所だ。

 

昼飯を贅沢しなければ、この費用は捻出できるだろう。1時間1000円以下で子供も自分もゆっくり休める。

 

ただ自分としてはお金を使いたくなかったので、市で運営している子供施設を利用した。

 

数百円で数時間遊ぶ事ができる。

弁当は簡単におにぎりを作り、お茶を持ってこの施設にくれば、半日以上はゆっくりできる。

 

さらに温泉に寄ってくればほぼ一日子供を簡単に世話する事ができて、自分も休む事ができる。(おもちゃを持っていって、遊ばせて時間を稼ぐ事)

 

さらに歯ブラシを持っていく事で温泉で歯磨きをし、車内で寝ても良い状態にしておくと素晴らしい。

 

自分はここに更なる工夫を入れ込んだ。

パジャマを用意して肌の薬も持ってきて、車の移動までも寝かしつけに利用した(温泉でトイレを済ませるのを忘れない)

 

キッズスペースや温泉ではノートを使って勉強できない。が、脳内での復習はできる。

 

携帯でササッと覚えこむ資料を見て、自分で説明するというトレーニングに充てていた。

 

特に電験2次試験用(論述)との相性がいい。

 

奥さんは喜び、日曜日フリーの時間を提供してくれた。

 

何度となく、「独身だったらなぁ。好きに勉強できたのになぁ。」と思った事がある。

 

何百回思った事か。

 

だが、こんな事を思っても何の解決にもならない。

 

むしろ、関係は悪化する。

完全解決には離婚という選択肢しか残らない。

 

それでは本末転倒だ。

幸せになるために勉強しているのだから。

 

以上、自身の経験談である。

携帯での打ち込みで雑文であるが参考になればと思う。(後日修正します)

 

電験の勉強時間を作り出し、穏やかな心で勉強をする為に環境を整えてみて下さい。

 

まずは「与えるの精神」を試してみて欲しいです。

 

これらの話を知人に話したところ「デール・カーネギー氏の人を動かす方法」という著書に少し似ているそうです。

 

温泉に連れて行く等のコンボは当然記載されていませんでした。

 

まだまだ工夫はあるので、どこかで共有していきたいと思います。

 

以上。

 

現在、note株式会社の審査を経て「電験マガジン(電験攻略研究所)」という名の塾をスタートした。

 

質問をしてもらい、そこに自分から回答をする。さらに分からない事があれば、コメントしてもらうといった流れで勉強を進めていく。

 

電験3種、電験2種の分からない所を中心に回答する。一ヶ月参加してしばらく抜けるという使い方をしてもらって構わない。

 

年内までの二ヶ月で方針決めとトレーニングをして一旦抜けて、質問を貯めておき、4月から再参加して質問をするという使い方もアリだろう。

 

自分のライフスタイルに合った勉強をしよう。自分は全力で知識の抜け防止に協力させて頂く。

電験マガジン(電験攻略研究所)|桜庭裕介@電験講師|note