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【令和2年】電験2種二次試験の試験時間とその考察

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依頼があり、この記事では「令和2年の電験2種二次試験の試験時間」と「試験時間に対する考察」をテーマにまとめていきます。対策部分については電験マガジンに書かせて下さい。

電験2種二次試験の試験時間

試験日:2021年11月14日(日)

電力管理:午前10時00分〜午後0時00分(120分)

機械制御:午後1時20分〜午後2時20分(60分)

 

※午前中に電力管理、午後から機械制御という認識で良いでしょう。

試験時間に対する考察

「時間」「試験問題数」「合格点」「時間の使い方の注意点」の4点で考察を書いていく。試験時間の配分を間違えて、取れる点数を取りこぼすというのは絶対に避けたい所である。

「時間」と密接な関係のある「問題数」にも注意して試験準備をするといい。

試験時間

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電力管理が2時間に対して、機械制御は1時間しかないという点は絶対に気を付けないといけない。また、単に電力管理が難しいから2時間であるわけではないことにも注意しなくてはいけない。問題数が両者では違うのだ。

試験問題数

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電力管理は120分だが、4問解かないといけない。正確には6問中4問を選ぶということもしなくてはいけない。※

※6問のうち、電力は4問程度、管理は2問程度出題されるが、それぞれ自分がどこの分野、項目なら解けるか整理できているだろうか?何が言いたいかというと、管理の項目ばかり勉強していないか?ということである。

一方で、機械管理は60分で、2問解かないといけない。正確には4問中2問選ぶ。だが、大きな間違いを犯していけないのは「パワエレ」を捨てるなら、3問中2問ということである。とにかく余裕はない。たとえば、制御が苦手だから捨てようと考えていると、変圧器や同期機が難しくて、詰んでしまうということはよく起こる。令和2年は誘導機のあの問われ方が苦手だったという人は実際いた。

また、機械管理は公表されていないが(正確には過去に雑誌で公表された事があるが、近年はない)、受験者の平均以下を取ると、いきなり不合格になるから気を付けないといけない。俗に言う、足切りである。合格点については次の項目で考察しよう。

電験2種二次試験の合格点

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二次試験は、2科目合算で合否を判定する。

電力管理で120点(4問×30点)

機械制御:60点(2問×30点)

合計180点満点である。

合格点は、108点以上/180点満点(100 点満点換算で60点以上)。108点以上を取ると確実に合格できると覚えておくといいし、ここから逆算して設計していくこと。(2020年の電験マガジンではうるさいほど伝えてきた)

機械制御は60点しかないという点に着目したい。2問しかないということは、1問全く分からなかったら、一気に不合格ライン付近に推移することになる。こういったこともあり、自分はまずは機械の4機と制御に強くなった方が良いと考えている。また、機械制御で50点ぐらいの点数を取ると、電力管理で58点で良くなるので一気に楽に戦えるようになる。

時間の使い方の注意点

電力管理の試験時間の使い方の目安として、1問30分という基準を設ける人がいる。勿論、鍛錬の末にその時間で走るなら良い。だが、鍛錬が甘い場合、大きな落とし穴にハマる可能性があるので注意して欲しい。