「電験3種の電力科目と機械科目の2科目受験はどうか」というテーマで、試験当日を想定した話も含めて、深堀していこうと思う。
年間計画を立てるにあたり、何科目合格を狙うかという議論があった。
「4科目合格を狙う」というのは、できる人もいれば、できない人もいる。社内教育で実施する場合には、塾とはまた違った見方をしないといけない。
本人のやる気、勉強習慣というものを大切にして、育成していかないと、自信を損なうこととなれば、大きなマイナスを被ることになる。
では、合格を狙う科目の組み合わせとしては、何がいいのか。
電力科目と機械科目
電力科目は比較的、簡単な科目に分類されやすい。だが、文系の方から見ると、膨大に覚えることがあり、難しい科目の一つだと言う人もいた。理論の方がやりやすいということであった。
しかしながら、機械が圧倒的に覚えることが多いというのは大体の人が口を揃えて言う。重要な公式を忘れてしまえば、不合格になる可能性がぐっと高まるぐらいシビアな試験と言える。
「機械>理論、電力、法規」という認識だ。
電力科目と機械科目の組み合わせ
電力科目と機械科目の組み合わせはどうだろうか??
休憩時間という観点で考えてみたい。
試験を受験した人は分かるが、理論科目と電力科目、機械科目と法規科目の間にある休憩時間は極めて短い。
注意しなくてはならない。
電力科目と機械科目は昼休みを挟む分、頭の切り替えは行いやすい。が、そこまで時間があるわけではない。そこで全部思い出そうとすると、大失敗する。
電力科目と機械科目の同時受験を考えている人は、電力に全振りして、電力終了後に機械を過去問の解説を見て全部思い出すのではなく、30分程度で知識を再インストールできるノートなどを持っておきたい。
電力と機械では時間の余裕度が違う
電力科目と機械科目では、全く違う試験だと思っていいほど、時間的な余裕が違う。
電力科目だけを受験して、機械科目を受験した人の多くは時間切れを経験する。
これだけはやってはいけない。
意識していても、やらかす。
令和3年では特に期待をしていた方(機械科目に合格し、全科目制覇)も時間に追われた。緊張もあったそうだが。
機械は機械を解くモードという切り替えが必要だと現状考えている。何か工夫しようと思う。