電験合格からやりたい仕事に就く

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本題に入る前に

まずは本題に入る前に「資格を取ること自体に悩んでいる人」も多くいると思うので、その悩みにぶつかっておく。

ここで迷いを晴らして、頑張る理由を明確にしておくと前に進みやすいと考えているからだ。

 

資格は昇級というより転職の場面にこそ価値がある

もし、今お勤めの企業が、従業員の資格取得による給与アップを考えていないようであれば、それはもう変えられない事実である。

ここは履き違えてしまうと、資格挑戦中に挫折し、時間を無駄にしてしまうので注意すること。

そんな環境もある中で

自分は何故に「資格が大事!」「特技を発掘しよう!」とブログ、twitter、youtube等で発信し続けているのか??

 

その答えは

「自身の進む道を増やせるのが資格や特技だから」

正確には

「自分が生きやすい環境に辿りつく為の手段に資格と特技が武器になる」と考えているからだ。

よくよく考えると、苦しい環境に居続ける理由はあまりなかったりする。

 

✔転職を考えている人へ

「そもそも資格を取ること自体に価値があるのかないのか」という議論をしていきます。

結論「価値はありすぎた」

これは間違いない。

実際に転職の面接の場面では、効果的すぎるほどの役割を果たしてくれた。(既にtwitter(https://twitter.com/denken_1)やブログの読者はご存じかとは思います)

 

転職活動を成功させるにあたっては

「これまでの実績」×「資格」×「トーク力」

が日本の転職市場では極めて重要であることを学んだ。

自分は仕事で優秀です!という人に限って、実はそこまで他者との差別化ができてなかったりする。グループディスカッションをしたりすると、一目瞭然。

社会人経験を積んでくると気が付くと思いますが、他者と差別化できる仕事の実績なんてものは実はあまりない。みんな、同じようなことをしているわけです。特に電気エンジニアは。

では、どこで差をつけるかといったら

「資格」「特技」。

「トーク力」なんてものは現場で仕事をしている人間だと、余程トレーニングやセミナーを活用しない限り、急激に上昇させることなんてできない。

 

トーク力も一歩間違えると、「口が上手いだけの奴」といった認識を取られるだけの可能性もあるので紙一重だ。

これらのことを転職活動で学んだ。

✔何か資格を取っておきたい人へ

これまでもブログやYouTubeでお伝えしてきたが

「電験」と「TOEIC880点」

この資格の威力は物凄かった。

10分間の面接で「仕事の実績」と「資格」の話をすれば、すぐに終わる。書類選考は約10社提出して、全て10社通過。

時間の都合上、4社に絞り込んで1次面接は4社全て通過。

最終面接は3社に絞り込んで3社全て内定。

・残業時間10時間以下(多い月で20時間)
・年収は現職と同等

といった最高の結果を出す事に成功した。

今、勉強を頑張っている人は決して無駄にならないので、頑張りを継続してみて欲しい。

✔働き方改革に合わせて仕事場を変える

少し社会のニュースの話をする。
これからは日本の市場が狭くなってくる、正確には企業の業績規模が小さくなる傾向になるため、「社員の年収は上がりにくいこと」が予測されている。経団連の発表ニュースは日本中を震撼させましたが、追い打ちをかけるように「副業解禁」が始まっている。

詳細はこちらの記事参照

 

 

要約すると「これまでの給与体系を維持できないから、もっと給与が欲しい人は働き方を工夫してね」という事。

※自分はこの風潮は良いと感じている。従来のやりすぎ仕事を簡素化して、空いた時間に好きなアルバイトをするというのは良いと思います。

ここで最悪なのは「残業がめちゃくちゃ多い企業」でしょう。悲惨な状況になることが予測されるので、親戚関係は羨む大企業ではありましたが、自分は辞めることを決断し転職をした。

 

ここまでの経験・社会情勢を踏まえて「資格に頑張ることに価値はある」と判断している。それを冒頭に伝えておきたかった。

 

少々熱くなり長くなったが、本題に入ろう!!

はじめに

「電験合格、完全攻略」とネット検索しても、古い情報が多い上に攻略方法が断片的で、きちんと記載されていない記事が多い。

日記ブログみたいなものが多く、攻略といっても網羅性がなく、合格までが明確ではない。そもそも合格できるかどうかも怪しい情報が多い。


電験の講習会などは参加したことがあるが、あくまで各分野の勉強を教えてくれるだけであり、受講者の合格をフォローしてくれるものではなかった。本書ではこのあたりをフォローする資料になっている。


本書ではまず試験全体の試験範囲を網羅できるように整理することを心掛けた。そこに「長年の経験を活かした工夫」を加えてある。

 

 

どんな工夫をするのか

もし、自分が学習者の立場に戻るとするならば、今すぐに下記の二点を行うだろう。

①徹底的に過去問を分析して、優先順位を付ける

②優先順位が高いものだけを勉強する期間を作る


その理由は、この二点を押さえることで合格確率をかなり高めることができるからだ。「試験に出題されにくい部分は勉強しない」ぐらいの勢いで勉強に取り組む。


少し考えて欲しいことがある。


「試験に出題されやすい分野」の出来が70%程度の理解度だとする。


それにも関わらず「試験に出題されにくい分野」の勉強をするのは「電験合格」という観点から考えたとき、無駄が多すぎるとは思わないだろうか??試験に出題されにくい分野は試験に出ても数点程度である。



でも、これができない人がほとんどだ。

電験に不合格になる人は「勉強時間が足りないか」「出題されない分野の勉強をしている」のどちらかに必ず該当する。


自分もできていなかった。時間的にも無理なのに完璧主義を目指す性格だからだ。


例えば、理論で言うと
コンデンサ分野の計算が曖昧なのに、ほぼ出題されない指示計器分野の勉強をしていたりする。


電験は出題分野を一つ一つ丁寧に学ぶことでようやく合格できる試験だ。高頻度で出題される分野の理解度が低いと、どんどん失点する。


半端な学習では不合格になるのだ。

雑誌「新電気」でも電験の話がよく取り上げられているが、電験三種の問題は難しくて、太刀打ちできない受験生が多いことで知られている。

薄っぺらい知識では点が取れない。

だからこそ、無駄な勉強は省こう。学習者の「脳内容量」と「学習時間」は限られている。


本資料では、これらを徹底的に整理してある。

 

受験生が欲しい情報は
「合格に直結する情報」

自分は、資格試験においてストレートな表現を好むし、使用するようにしている。会社で要求されるような「取り繕う体裁は不要」

合格するために真っすぐ頑張る。


「合格に直結する情報」とは何か考えたことがあるだろうか。

もっともっと掘り下げて、考えてみて欲しい。
目標もそうだが、言葉はとにかく具体的な表現へと変換することを心がけている。そうすることで、叶う確率はどんどん高まっていくからだ。現に、そうすることで、色々なことを実現してきた。


「電験の合格に直結する情報」の答えを言う。

合格に直結する情報は、下記の二点に集約される。

①「出題範囲」
②「勉強方法」


これらをきちんと整備することができれば、電験三種は確実に合格できる。


では、表現を変えて「合格に直結する情報」に具体性を持たせてみよう。

①「出題範囲」を知るにはどうしたら良いだろうか。
②「どのように」勉強していけばいいだろうか。電験の教科書はない。



どうだろう。

具体性が増し、一気にやるべきことが見えたのではないだろうか。手持ちの参考書の理解度はどうだ?問題集をどう扱う??それで試験問題に対応できるか??そもそも試験問題がどんな出題傾向???・・・もし、見えていないようだったら、合格は厳しい段階だと言える。


出題範囲を押さえるには、電験の過去問を10年分以上見る必要がある。出題傾向を捉えるためには、このぐらい調べる必要がある。(電験1種の一次試験の時は25年分調査したが)


次に勉強方法についてだが、試験本番で問題が解けず、2年以上不合格になっている人は「勉強方法を間違えている」可能性が高い。

「問題が解けるような勉強方法」を必ず考えて、採用するようにしよう!!

 

本資料の内容

ここまでの話を網羅したのが、本資料である。

また「合格できない理由」についても、各科目の特徴を踏まえた上で、攻略方法を解説しているので役立つと思う。
(電力科目であれば、ある分野の失点が起こりやすくて、勉強しにくい。そこを補うためにどうしたらいいか等)

第3種電気主任技術者試験には2次試験はない。
試験科目である「理論」「電力」「機械」「法規」について、それぞれまとめてあるので、印刷し活用して頂きたい。

皆さまのお役に立てることを願っています。

【2020年4月6日追記】
紹介が遅れてしまったが、2019年にnoteに貰っていたコメントがあったので紹介しておく。

 

御礼①

 

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こんなメールやコメントを貰えて嬉しい限りで、本当に活動してきて良かったと思う。昨年は「勉強してませんでした!どうしよう!?」という相談もあってバタバタさせてしまった。今年は関わる人が増えたので、より内容を充実させつつ、苦しくならない工夫をしつつで合格者を増やしたい。