電験マガジンではこれまで「短絡容量」について、超分かりやすく説明することに挑戦してきた。図での表現、計算での表現、文章の表現など。
今回は、文献を読み漁る中で良い文章を考えることができた。
超高電圧の導入
送電系統は送電効率向上などを目的に、高電圧化が進められてきた。
275kV、ついには500kVにまで技術革新することができた。
そして、UHV(超高電圧)の話がある。1000kV級の電圧である。
下級送電網を放射状にできる
1000kV級の電圧を導入することができれば、500kV送電網を放射状に分割することができる。
現在の送電網よりも、短絡電流を抑制することができるのである。
※最新情報を得るのが難しいため、あくまで参考程度に。
現在の500kV送電網だと、40kAや50kAといっ短絡容量(短絡電流)だが、UHV導入による下級送電網分割が実現すれば、20kAや30kAまで削減できるという話もある。
電源開発により、下記のような問題もある。分かりやすい資料。
https://www.occto.or.jp/iinkai/kouikikeitouseibi/2015/files/seibi_03_04_02.pdf