「高圧カットアウト」について、押さえておこう。試験によく出題される。
導入例「柱上変圧器」
(出展:コトバンク)
※低圧カットアウトもある。
高圧カットアウトの目的
高圧カットアウトはおもに「配電用変圧器の保護」として設置される。短絡や過負荷といった故障が生じたときに機能する設備である。
送電の勉強だけをしている人にとって、遮断器や保護継電器があるのに高圧カットアウトは必要なの??という疑問を持つ人がいるかもしれない。
配電系統図を見ると、一発で理解できると思う。
変圧器の1次側にあることで、変圧器ごとに保護が可能となっていることが分かる。
その他の疑問
「ケッチヒューズというものもあるが、高圧カットヒューズと同じではないか??」という疑問がある。電工で出てきたりする。
高圧カットアウトとケッチヒューズは「負荷開閉能力が大きく異なる」のである。変圧器1次側には「高圧カットヒューズ」、二次側には「低圧カットアウトもしくはケッチヒューズ」を設置する。
まとめ
配電系統全体から見た「高圧カットアウト」を考えると、その機能や役割を間違うことはなくなると思う。