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非マルチバイブレータを超簡単に【電験3種理論平成25年問18】

非マルチバイブレータの原理について、簡単に解説します。

※先日、質問を受けたので、下書き段階ではあります

 

動作原理

コンデンサの初期電圧を+とします。

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その状態では、NOT素子には上記の信号が入ることになります。

コンデンサから抵抗R1とR2に電流が流れて、一気に放電が始まります。過渡現象です。

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コンデンサの電荷は移動します。ここが間違いやすい所。

(あれ?コンデンサの過渡現象は、電圧0になりそうな・・・)

 

誤解しがちな所を分析してみました。

誤解しがちな所

このモデルで過渡現象を学ぶ人がほとんどだと思います。
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先日の社内講義でも質問がありました。

直列電源にコンデンサを接続すると、電源電圧と等しくなったとき、電流が流れなくなります。

※2つの水槽を用意して、水の移動をさせるイメージが分かりやすい。

 

今回の問題はこの話ではありません。

「コンデンサの電荷移動」がポイントです。コンデンサ電圧は+からーまで変化する。これがマルチバイブレータの要点であります。