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一様な磁界を電流表現し、そこに銅線を置く話

まずは一様な磁界を電流で表現してみましょう。

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磁界はコイルに電流を流す事で作る事ができる。

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上の図は円形コイルを表現しています。コイルをきちんと書くと
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電流が奥または手前にいく場合のみ、絵で表現しているのです。分かりにくい。

実際には円形コイルには電流を流しているので
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その前提があった上で、コイルを置きます。

銅線を置いて電流を流す

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これで「コイルに流れる電流」と「銅線に流れる電流」ができました。

2つの電流の向きが同方向なら反発力、反対方向なら引力が働くという前提を使えば、銅線に加わる力の方向が分かります。

手前側に銅線が動く。これが答え。

まとめ

磁界のある環境に、導線を置いて電流を流せば、力が発生する。これをまとめたのが、フレミングの左手の法則である。

これを使えば、今回の話を簡単に終わらせることができる。(講義受講者からかなり質問が多かった。)

 

今回の話は、別の場面で役立つと考えています。円形コイルの電流をイメージできるようになったり、銅線を置いてみるという考え方を経験できる。

面白い資料になったなと思いました。

【電磁気】電磁力の向きの要点