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「キャビテーションの防止対策のうち、吸出し管」を説明しなさい

この質問に答えられるでしょうか。

答え

・吸出し管の高さを高くしすぎない

吸出し管上部に空気を入れる

(参考)詳細

キャビテーションの発生条件を表す式がある。※これは覚える必要はない

吸出し管の高さを上げすぎると、何となくギュルギュルなるイメージを持つだけで十分。

水車内のある点における圧力水頭が飽和蒸気圧に相当する圧力水頭に達したときに、泡が生じるわけだ。

式を簡単に表現すると

「ある点の圧力水頭」=「放水面の大気圧」ー「吸出し管の高さ」+「速度水頭分」

となるから

吸出し管の高さ」を大きくすればするほど、ある点の圧力水頭は飽和蒸気圧に相当する水頭に近づくのである。

 

また、吸出し管の上部に大気圧以上の空気を送りこむことで、キャビテーションを起こしにくくすることも有効である。