「低圧用絶縁電線とケーブルを説明せよ」という問に対して、答えられるか挑戦してみよう。
低圧用絶縁電線とケーブルの違い
低圧用絶縁電線
「IV線」と「OW線」がある。
IV線はインドアビニル
OW線はアウトドアウェザープルーフ
※この違いは何か答えられるだろうか?「絶縁被膜の厚さの違い」である。OWの方が薄い。そのため、法律では所々に「OWを除く」と書かれているのである。金属管内にもOWを入れる事はできない。金属可とう電線管にも金属線ぴにも入れる事はできない。
架空で使う線(OW線=低圧架空配電線用、DV線=低圧架空引込線用)は、あくまで保護が弱いので架空で使うと、頭の片隅においておこう。
ケーブル
絶縁電線に、さらに外装被膜を覆ったものである。強度と耐性が向上している。ケーブルは太いものだと、かなり重い。東日本大震災の事故対応では、電源へのコネクト部分が問題として挙げられていた。ケーブルの運搬も非常に難しい課題として挙がっていた。アクセスルートも含めて。緊急時の電源確保という問題であれば、ケーブルに触れても良いだろう。
※電線については、一歩踏み込んだ知識を習得しておこう。電験二種だと電気材料として「CVケーブルの水トリー」の出題がある。枠を広げられた時に備えて、当たり前の知識を増やしておこう。