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分散型電源とは何か

「分散型電源とは何か」という質問に対して、回答できるか挑戦してみよう!(意外と分散型電源のことを書けと言われて書けない人は多い。思わぬ失点をしかねない)

 

分散型電源とは何か

分散型電源には太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーを利用したものや燃料電池、ガスタービン発電、コージェネレーションシステムがあります。分散型電源は需要地の近くに設置することができるので、送電損失を抑えることができるといった長所があります。一方、気象条件などに影響されて出力が変動しやすく、エネルギー密度が小さくて小規模であることが多いといった短所もあります。そのため、電力系統に連系する分散型電源が多くなると、電力品質面から分散型電源設備の設置者以外の者や電力設備に悪影響を及ぼす可能性が高まります。

分散型電源の異常時には異常を検知し、保護リレーが適切に動作することで、分散型電源が自動的に系統から解列することが求められます。また、系統側が停電時には分散型電源から送電(逆充電)してしまうと、大きな事故に繋がるため、系統側の故障を検出することも求められます。そういった背景があって、電技や電技解釈、「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」で電力品質に関する技術的な要件を規定しています。

 

電源の種類、メリット、デメリットを書けるようにしておこう。あと異常検知に関する問題も出題されるので書けるように。