今日は「電気製品の消費電力」をテーマに、電気製品の電流計算を学ぶ資料を作ってみた。実際の相談に基づいたものである。
屋外用ライトを設置する場合
例えば下記のような投光器。「12V」「80W」。
電源は「持ち運べる発電機」とする。
シガーソケットに、ライト専用分配器(シガータイプ)を接続する。
分配器は下記のようなものである。
ポイント
ポイントとしては、ライトに流れる電流は「80W÷12V=6.666[A]」である。
分配器に2つのライトを接続すると、13.333[A]である。
間違って分配器のヒューズが10Aのものを選定していた場合、ヒューズが飛んでしまう。ヒューズは余裕を持ちたい。
消費電力から電流を求める
「電力(消費電力)=電圧×電流」であるから、シガーソケットであれば基本的に12V、コンセントであれば100Vである。200Vコンセントは形が違う。
話が変わるが、車にもシガーソケットはある。
車用シガーソケット
軽自動車だと助手線のダッシュボードをさらに開くと、ヒューズが収納されている。
シガーソケットのヒューズは、右下から4番目のヒューズであった。車種によって異なるので取説を確認すること。今回は15A。
シガーソケットに分配器を接続した場合、携帯は1.2A(9V)ぐらいなので、10台ぐらいは接続できることになる(そんな人はいないと思うが)
やらかすのは「コーヒーメーカー」を繋ぐというミスである。
12V、150Wぐらいのコーヒーメーカーになると、10Aを超えるのでヒューズが飛ぶ可能性が出てくる。150W÷12V=約12A
今回は実際の電気製品を用いて電流計算してみた。身の回りのものでも意外と勉強になるものである。