この問題では「重ね合わせの理」を習得することができる。
電験3種理論 平成20年
図のように、2種類の直流電源と3種類の抵抗からなる回路がある。各抵抗に流れる電流を図に示す向きに定義するとき、電流Ⅰ1、Ⅰ2、Ⅰ3の値として、正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。
解いた結果
※計算途中で間違いに気が付いた。計算ミスを途中で気が付けるようになろう。
押さえるべきポイント
今回の問題は「電源が2つ」あった。
キルヒホッフの法則でも良かったが、こういう複雑ではない回路だと、自分は重ね合わせの理を使う。気が付きにくい計算を減らすことができる為だ。
今回は押さえるべきポイントというより、自分のミスの原因を追究するようなまとめになっている。
1.電流の数字は同じにしておけ
今日は急いでいたこともあって、とにかくスピード重視で解いた。
そのため、「重ね合わせの理」の基本中の基本である
「電流の添え字」を変えない
のルールを破ってしまった。(正式なルールではなくて、勝手に自分が決めていたもの)
結果的に、最後の最後で、自分の求めた電流が問題文のどの電流にあたるのか、混乱してしまった。
こういう余計なことをすると、時間ロスが起こる。
2.分流の式の分子を間違える
これはやっちゃいけない。
言い訳をさせて欲しい。
実は今日、分圧の式をがっつりまとめるような仕事をしていた。そのため、身体が分圧の式で満たされていたのだ。
・・・
・・・・こんな言い訳は一切ダメ。
今回は、電流計算をし終えて選択肢を見て驚くといった失態を犯してしまった。
たまたま、選択肢が小数点のない整数だったから良かった。
再確認をする際の自分なりの工夫
自分は自分の間違えるようなポイントを知っている。例えば、
今回の「分流の式の分子」。
問題を解き終えたら、自分は必ず分子の確認をするようにしている。
他にも、テブナンの定理の合成抵抗も間違えやすい。ΔーY変換の公式もよく間違いやすい。公式を間違わなくても数値を入れ間違えたりする。
こういった間違いやすいポイントは、ノートにメモしておくと良いでしょう。
逆に、絶対に間違えないという分野があると思う。そういう問題も把握しておくといい。復習する際、時間をかけすぎないような工夫でもある。