今日は「電験3種理論科目の平成21年問10」を解く。
一緒に毎日勉強を頑張ろう!!
解答
答えは(5)である。
過渡現象(極めて短い時間の話し)である。時定数やパルス波といった用語があることでも判断できる。
RL直列回路であるが、難しい式を使わずに解いてみよう。
コイルに直流電圧をかけると、瞬間的に大きい電圧が発生する。つまり、電源電圧の分圧がほとんどコイルにかかるということである。したがって、(2)(3)(5)が答えの候補として考えられる。
ここで、電圧の大きさに着目しよう。入力(パルス)の大きさはEである。そのため、答えは(5)と判断できる。
※時定数というのは、コイルの過渡現象が終わるまでの時間といってもいい。(2)と(5)を比べると、分かりやすい。時定数が小さいほど、コイルにかかる電圧は0になる時間が短いので、(5)の方が時定数は小さいと分かる。