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太陽電池のアモルファスの意味を知りたい人へ

太陽光発電が普及したことにより、太陽電池に関心を持つ人が増えました。

「結晶系シリコン太陽電池」と「アモルファスシリコン太陽電池」という言葉を見かけることもあります。

アモルファスとは

アモルファスは結晶構造を持たない物質の状態のこと」を意味します。アモルファスは非晶質と表現されることもあります。 

固体は一般的に、原子が規則正しく並んだものと、不規則に配列したとものの2種類があります。一般に、氷や金属、水晶などの鉱物などは結晶構造を持ちます。ガラスはアモルファス構造です。

太陽電池の構造としての違い

太陽電池の構造として、結晶系シリコン太陽電池は「pn接合型」です。n型半導体とp型半導体が隣り合った構造です。

一方のアモルファスシリコン太陽電池は「PIN接合型」と呼ばれ、P型半導体とN型半導体の間に真性半導体を挟みます。よって、PIN接合となります。変換効率が高めめることができると期待され、注目を浴びています。しかしながら、単結晶シリコン太陽電池はコストが高いという欠点があります。現在研究中です。

アモルファスシリコンは薄いだけでなく、ガラスのように反射が起こらないので、太陽電池を設置する際に様々な利点があると言えます。