今回お伝えする内容は「科目合格狙いの方」に役立つ記事になります。(来年、電験2種以上を受験する方や違う資格試験に挑戦する際にも役立つ情報は含まれています)
「科目合格制度を使う戦い方」をお伝えします。
タイトルに書いた通り
「やる気は試験2週間前に勝手に上がる」というのがポイントになります。
さらに来年戦いやすいように
「何をしておくと良いのか」
「それは具体的にどう役立つのか」
この2点もお伝えします。
最も重要なこと
まず、はじめに「最も重要なこと」を伝えます。
下記の感覚を感じ取ることです。
電験本番まで1ヶ月あった時は勉強する気が起きなかった。しかし、試験験まで2週間切った時、勉強のやる気が勝手に出てきた
この感覚って、実は気が付かないことが多いです。実際に経験してみて初めて知ります。
しかも、この感覚って重要じゃない試験だと起こらないものです。合格後に大きなメリットがある資格ほど起こる現象だと自分は思っています。
この現象・・・
裏を返せば、試験2週間前まで意識して勉強やりさえすればいいということ。
この特性を活用すれば、来年時間切れで失敗する可能性をかなり抑えることできます。
必ず覚えておいてくださいね。
つづいて、来年に向けて「何をしておくべきか」を伝えます。
試験勉強の記録を残しておく
これは資格試験で点を取る上で、めちゃくちゃ大事なことになります。
しかも、1年に一回の試験ではより効果的。1年も時間が経過すると、人間はほとんどのことを忘れてしまうためです。
今回、電験受験を通じて
「勉強段階や試験本番で感じたこと・経験したこと」は必ず記録しておいてください。
日記でもメモでも勉強ノートでもいいです。その記録は、来年勉強計画を立てる際に必ず役に立ちます。
わかりやすいように深堀していきます。
注意事項
「漠然に勉強していた」
「狙っている科目だけ受験して帰った」
「試験に行かなかった」
経験者からのアドバイスですが、この3点だけはやめた方がいい。後から後悔することが多いです。
これらをやめた方がいい理由は「勿体ないから」
この3つは工夫次第で、来年の勉強時間を大幅に減らすことができます。
電験3種、電験2種1種の場合を分けて、考えてみましょう。
電験3種の記録の残し方
電験3種は4科目合格すれば、二次試験はないので即合格です。
今年2科目合格できれば、来年2科目の勉強するだけで合格です。これって改めて考えると、かなり有り難い制度だと思います。(昔はありませんでした)
「勉強時間ほぼ0で試験を受けること・せっかく試験を受けに行ったのに受験せず帰ること」を自分はオススメしていません。
多くの方がやってしまいがちですが、勿体なさすぎです。
捨てる科目は「来年受験する科目」です。来年には合格点以上取らなくてはいけない科目であることを認識しておくといいです。
ある程度の準備を頑張って「この参考書と問題集ではここまでは対応できた」といった記録を残しておくと指標になります。
時間がどうしてもない場合はザッと読むだけにして、挑んでもいいです。ただ試験中、試験が終わった後に使っていた参考書と問題集で対応できたかどうかだけはチェックしておきましょう。
このチェックで合格できそうにない場合、勉強していたとしても不合格であったことが分かります。
来年、参考書・問題集を追加したりして、より効果的な勉強に変更するといった調整をするといいでしょう。
♢POINT♢
来年受験する科目の勉強プランを立てやすくするための情報を得よう。
電験2種1種の記録の残し方
「電力科目や機械科目を科目合格を狙う方」は注意しなくてはいけないことがあります。
よほどの戦略がある方でなければ、やめた方が無難。
なぜなら「二次試験があるから」
電力科目と機械科目の二次試験は一次試験の知識が必要になる試験。二次試験を受けるのであれば、来年もどうせ勉強しなくてはいけないのである。
そのため、科目合格を狙うのは「法規科目」「理論科目」
※二次試験に間に合わないと判断した場合「電力科目」か「機械科目」のうち、得意な方をあえて不合格にする手もある。戦略的撤退。
電験3種と同様、受かるつもりのない科目に対して「使っている参考書と問題集ではここまでは対応できた」というチェックをすること。
また、一次試験の対策として二次試験の勉強もしていたと思うが
「二次試験の勉強はどこまでできたのか」を記録しておくこと。さらに、二次試験がネット公開されたら「どこまで解けるのか」を確認しておくこと。
♢POINT♢
・来年受験する科目の勉強プランを立てやすくするための情報を得よう。
・二次試験の勉強の進捗も確認しておく。
まとめ
以上「電験の科目合格の戦い方。試験2週間前やる気は勝手に上がる」の記事となります。
今回紹介した戦い方は、科目合格を狙う方に参考にして頂ければと思います。
合格する科目は確実に合格するようにしましょう。絞り込んでいるので合格しやすいかとは思います。もし、万が一試験が全然できなかった場合、よく分析をしましょう。
この分析で重要なのが「今の参考書・問題集で解けたのか否か」という観点です。
この分析次第で「来年の試験時には参考書・問題集を買う買わない」といった話になるので、きっちりやっておきましょう。
来年は今回の分析を加味した上で勉強計画を立てましょう。
試験2週間前までにはある程度の勉強は終わらせておき、やる気が上がるタイミングでさらに勉強の追い込みを行うといった工夫を取るとスムーズに試験日を迎えることがでできる。
法規が苦手な方にオススメ記事
試験直前に追い上げをする前に読んでおくことをお勧めしている。「事前に陥りやすいポイント」を押さえて合格確率を高めましょう。