お疲れ様です。
桜庭裕介です。
今日も悩み相談に答えていきます。
タイトルの通り
数万円を超える教材、もしくは数十万円を超える教材を購入したものの
・レベルに合わない
・好みに合わない(モチベーションが上がらない)
といった理由で
「教材を継続使用するか否か」で迷うことがあると思います。
購入して数日であれば返金できるのですが、、、一定期間を過ぎれば当然返金は不可能です。
では、もはや古い教材をどうすべきだろうか。正解はあるのだろうか。
この悩みを自分も抱えたことがあります。
自分が導き出した答え
結論をいうと
大部分は活用しませんでした
これが「自分の答え」になります。
(大量に購入したこともあり、悔しい思いもしましたが)
下記にこの結論に至るまでの話をまとめました。
ポイントを2つに分けて説明していきます。
ポイント①
勉強教材には「活用する人のレベル設定」が必要
最近の教材だと、このあたりをしっかり設定されています。
ま、文字にすると、かなり当たり前ですよね。
しかし、この当たり前が行われていない時期がありました。つい数年前まで。。
これがどんな影響を及ぼすのだろうか。
理論科目で考えてみましょう。
理論科目はオームの法則やキルヒホッフの法則、テブナンの定理、重ね合わせの理といった基本法則を使用して、問題を解けることが必須事項です。
ただ注意しないといけないのは
これらの法則の理解度は
「人それぞれで理解度が違う」
という点です。
つまり、何が言いたいかというと
教材が「法則自体を全く知らない人(ほぼ知らない人)」に向けた資料ではなかった場合に
この人にとっては「適切ではない資料」ということになります。
適切ではない資料を使って勉強すると・・
たぶん挫折します。
・意味不明な内容だらけ
・調べものだらけ
こういった状況下で勉強を継続することは、よほどメンタルが強い方でなければ、不可能でしょう。
そして、手間がかかるので教材を嫌うようになり、教材を見るのも嫌になるので勉強時間自体が減っていきます。
結果として「点が取れない」といった状況に陥ることになります。
ここで合格点を取るために必要なことをおさらいしておきましょう。深堀りする際の思考順序を書いておきました。
思考順序① 合格するためには合格点が必要
思考順序② 合格点を取るためには1問でも多く解く
思考順序③ 1問を解くためには多くの基礎知識が必要になる
ここで分かるように、電験では基礎知識が必要になります。仮に教材で分からない所があるようだったら、ほぼ本番の試験も解けないでしょう。至るところで失点を繰り返すということです。
ポイント①を整理すると
「基礎知識は網羅的に理解していないと、合格確率が下がる」ということですね。
次に、もう一点重要なことをお伝えします。
ポイント②
教材が「今の試験問題」に対応できるか否か
これは極めて重要です。
もし、対応できないとなった場合には、即古い教材の使用をやめて欲しいです。
いわゆる損切ですね。
「これ以上、自分自身の時間を含む損失を増やさない」といった決断をしなくてはいけないです。
自分の場合だと、結果、ほぼ高額教材を活用しませんでした。
レベル設定が合っていないだけでしたら、レベルアップすれば資料は使えるようになりますが、コンテンツが合っていない場合だと苦しいですね。
ポイント②をまとめると
「問題集が最近の試験問題が解けるか否かといった判断基準を設ける」ということ※
※ここがずれていると、かなり無駄な勉強をすることになります
自分が活用していた教材
たぶん誰もが知っている方の教材です。
ただ、この教材は難しすぎました。
というより、痒い所に手が届かないという表現がいいでしょう。今思うと解説が足りなかったのだと思います。
しかし、捨てるのが勿体なかったため、使える部分がないかチェックしました。
そうしたところ、まとめ表といった資料はまだ使えることが分かりました。
教材にはムラがある話
教材は捨てる前に一度チェックしてみて下さい。
意外と使える部分があります。DVDでしたら、自分の苦手な部分だけを見てみるとかそういう使い方もあります。
教材を作る先生にも当然、得意分野と苦手分野があります。ただ得意分野だからといって、解説が丁寧とは限りません。
得意だからこそ、飛ばした解説になってたりします。
このあたりは自分の理解度と相談しながら、整理していくのが良いでしょう。
まとめ
以上「購入した電験教材やDVDが合わず、数年が経過してしまった場合の対処法」の記事となります。
「勿体ないなぁ」という感情は判断を鈍らせてしまいます。
判断基準は
・自分のレベルに合うかどうか
・合格に直結する内容かどうか
そのためにはまず教材は簡単でもいいので、一度内容のチェックをしましょう。使えると判断した部分は、切り抜いたりして部分的に活用していきましょう。