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【電験二次試験過去問超解説集-別添】攻略のコツまとめ【0日目】

2019年電験2種二次試験の分析結果をまとめました。

2019年電験2種二次試験(電力・機械)の試験問題の分析【来年の為にどう動くか】 - 電験合格からやりたい仕事に就く

 

お疲れ様です。

桜庭裕介です。

【PROJECT】電験二次試験過去問の超解説集を開始しました。


勉強をしていく中で、より効率的に勉強ができるように攻略のコツをまとました。

 

【電験二次試験過去問超解説集-別添】攻略のコツまとめ

電験二次試験の過去問をきっちり解説していきます。

 

二次試験の資格勉強をしていた時期に一番欲しかったものを作っていきます。

 

まずは”平成15年~平成12年”の4年間分を狙いうちします。※


※この理由については別記事で解説したいと思います。

 

電験プロジェクトで勉強する上で大切なこと

勉強をしていく中で、大切なことが3つあります。

 

大切なこと①
「二次試験攻略のコツ」


大切なこと②
「電験1種と2種の決定的な違い」


大切なこと③
「勉強量」

 

これらについて、解説していきます。

 

大切なこと①
「電験二次試験攻略のコツは ”適切な問題を浴びること” 」

先日配信した記事では、電験の一次試験と二次試験は全く違う試験だとお伝えしました。


そもそも点の取り方も違うことを理解してもらえたかと思います。

 

このあたりを分からずに、勉強していると試験本番に点が取れずに泣く目に遭います。

 

よく過去問を見て、点をどう取るのかを考えておくことをオススメします。


電験の二次試験といっても、電験1種と2種でも全く違います。どう違うのか、それぞれの特徴を押さえてから勉強に入っていきましょう。

 

本サイトでは、過去問を網羅的に解いていきます。スマートフォンから毎日電験の知識をインプットできることを目指します。

 

大切なこと②
「1種二次試験と2種二次試験の決定的な違い」

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 電力科目と機械科目で分けて考えていきます。

電験1種

電力科目について

過去問だけを解いていても恐らく「合格点ギリギリ」しか点が取れないような試験です。

 

「どういうことだ!?」と思われる方もいるかもしれませんが、事実そういった試験構成になっています。

 

危険物取扱技術者やボイラー取扱技術者試験とは違います。甘くないです。


論述問題では過去問にはない問題がガンガン登場しますし、新技術の話も登場します。

 

知識自体を知らないと点が取れない問題が4割程度出題されます。


つまりどういうことかと言うと


「過去問で解けない問題があると、ほぼ不合格になる」ということです。

 

過去問を分析していると、実に恐ろしい試験だと感じます。

 

 

機械科目について

「基本的な計算」「制御」「パワーエレクトロニクス」で構成される試験です。


電力科目とは違い、パワエレ以外は過去問を解くことができれば点が取れます。

 

パワーエレクトロニクスは・・たぶん難しいです。好きという方以外はやめた方がいいかもしれません。問題にパターンがありすぎて、基礎から理解していないと解けない問題が多すぎるからです。(型にハマった点が楽に取れる問題が少ない)

 

しっかり電動機と発電機、変圧器の計算問題を3種、2種レベルの問題から解きましょう。その上で、1種の二次試験の問題に挑戦することで道が見えます。

 

ちなみに自分はこの方法でほぼ満点近く取っています。制御が出題される年度はラッキーですね。

 

では、電験2種はどうか

電験1種と決定的に違いがあるのは

「電力科目」です。

 

電験2種は電力科目も機械科目も「過去問から出題されます」

 

過去問を見ていくと、見慣れた問題が繰り返し、形を変えて出題されることがわかります。

 

つまり、10年~20年間の問題をインプットすればかなり点が取れるということです。

 

電験2種の注意事項

「計算問題を疎かにしないこと」

 

これは非常に重要。

意外にも陥りがちなので、きちんと書いておきます。(この注意書きだけでも、合格者は増える気がします)

 

論述問題は稀に知らない問題が出題されることもあるのですが、計算問題って、そこまでズレた問題は出題されません。

 

水力発電であれば、この問題


送電であれば、あの問題

 

変圧器であれば・・・といった具合にある程度は絞りこめます。数値を入れ替えたりするだけで解けたりします。

 

配点が低いから・・と甘く見ていると、計算問題を落とすことになり、それが合格点ギリギリになる原因となります。

 

大切なこと③
「勉強量はどのくらい必要か」

・電験1種二次試験
「1種の過去問15年分」+「2種の過去問15年分」

 

・電験2種二次試験
「2種の過去問15年分」+「1種の過去問(論述問題)で10年ぐらい目を通して気になったもの」


ここがいいラインだと思います。

二種は多いくらいですがこのぐらいの勉強量があれば、試験本番で類似問題に出会える可能性が高くなります。


※必要な問題選定をすれば、10年分で十分と考えています。きっちり勉強する方の場合です。このあたりは性格が表れるので15年にしています。
 

まとめ

以上「【電験二次試験過去問超解説集-別添】攻略のコツまとめ【0日目】」の記事になります。



本記事の内容は自分の失敗経験、これまで携わってきた方の経験がふんだんに盛り込まれています。

・無駄な勉強

・合格に直結しない無駄なインプット

・計算が出来ず、大幅な失点

 


電験では「如何に大きな失点をしないか」が重要です。


「計算問題も重要」「計算問題で失点すると痛い」というのは採点をしてみると、気が付くものです。(暗記問題ばかり頑張ってしまう傾向が強いです)


自分で模試に見立てた試験をしてみると明確になります。しかし、なかなかやる気にならないのが実情でしょう。

 

そのため、文字におこして注意喚起をしました。

 

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