電験3種の試験が終わりました。
1週間前の激闘を経て、勉強習慣が出来上がっていたこともあり
好きなことができるという「安堵」だけではなく
どこか勉強した方がいいのかな?といった感覚も存在することに戸惑っている方もいるのではないだろうか。
今日は最近質問が多い
「電験講座」について、自分なりの回答をしていきます。
電験講座を使って、合格できますか?
電験講座を使う意味はありますか?
色々質問はあれど、本質はこの2点ですね。
まずは、電験講座がどんなものかを知ったのち、自分に必要か否かを判断してみてはいかがでしょうか。
自分は必要がなかったタイプ。その分、苦労はしていますが。
電験講座とは
よく電験講座を運営している会社で見かけるのが下記の4つの企業。
・資格の学校「TAC株式会社」
・株式会社翔泳社アカデミー
・株式会社ユーキャン
・SAT株式会社
調べてみると、それぞれ特徴がありますが
まずは「電験講座とは何か」を簡単に説明しておきます。
「電験の塾」
この表現が一番分かりやすいかと思います。
小学校、中学校、高校時代のときに塾に通っていた方なら、イメージがつきやすいと思います。基本的に同じです。
合格を補償するものではないものの、知識を習得することができます。※ただし、金額が高いので批判が多いのは事実。(後段で説明します)
ただ塾といっても、今は時代が変わっていて授業形式が4種類ありますので、簡単に概要を押さえておきましょう。
授業形式①「教室形式」
これは一番馴染みのあるスタイルですね。
授業と言えば、講師がいて、黒板があり、机といすが用意されている環境です。
自分はこの形式が一番好きではあります。質問もできますし、何より「強制的に勉強するという環境」が手に入るのは大きいです。
授業形式②「通信講座形式(課題送付)」
これも30代40代の方はご存じだと思います。(めちゃくちゃ流行していたので)
いわゆる「学研」「進研ゼミ」のようなスタイルです。毎月、課題が送られてきて、回答を作って送るといった「赤マル先生」形式。この形式は自分は受けたことがありませんが、中学校時代だと活用している人はまわりに結構いました。
授業形式③「通信講座形式(DVD視聴+課題送付)」
時代は変わったと思うのが、DVDでの学習です。録画した授業を見ることができます
自分が見たDVDは映像が古かったのでかなり微妙でしたが、良い企業のDVDは勉強しやすいようです。(もし利用するなら、必ず事前にサンプルをもらうこと)
「課題を解いて送る」部分は昔から変わりありません。
授業形式④「WEB通信講座形式+課題送付」
自分が確認した企業ではDVD視聴と基本的に変わりません。媒体が変わっただけですね。
e-learnigを活用している企業もありますが、動画を視聴するという意味では全く同じです。
「動画を扱う講座」は「動画の分かりやすさ」が理解度に直結するのは言うまでもないです。
悩むポイントは「費用」
これらの電験講座には共通する問題があります。
「費用がかなり高い」
という点です。
フォローが少ないサービスで「5万円~7万円」
授業形式だと「30万円」
勉強教材が手に入るものの、このぐらいの費用は必要になります。
ただ電験3種を取得するメリットが大きいことは事実ですし、勉強の手間をめちゃくちゃ省いてくれるものであれば、このぐらいの値段でも良いでしょう。
実際のところ、役に立つのか
ひと昔前の時代はコンテンツも良くなくて、合格者も少なかった時代もあったそうです。
しかし、現在はインターネット時代です。
役に立たないコンテンツを配信していると、即共有されてしまいます。
どの企業もコンプライアンスを重要視しなくては生きていけません。そういった背景もあり現在は内容が見直されて、かなり良くなっています。
一部上場企業でも電験講座の受講に補助金を出たりしています。
このことからも「価値があると判断している企業もある」ことが分かります。
自分なりの意見を言うと
知識ゼロ&時間がない方が活用するのはかなりアリです。
・交流回路が何なのか。計算も出来ない。
・静電気の問題も、電気工事士の問題を見ても一切わからない
・機械科目の電動機の話も全く知らない
こういったレベルだったら電験講座を活用することに価値はあります。参考書も用意してくれますし、0から学べるからです。
ベースがある方は利用を考えた方がいい。
ただ知識のベースがある方は少し考えた方がいいです。
また参考書を読んだり、自分でインターネットで調べることが好きな方も検討した方がいいです。
「電験講座を利用してみたけど、基本事項ばかりじゃん!」となるからです。
電験は基本事項を覚えることがまず重要で、そこから組み合わせて解いていく問題が圧倒的に多いです。特に理論科目や機械科目。今年の試験問題を見ても分かると思います。
そのため、講座の中から基本を抜くことはそもそも不可能なのです。
結論
こういった方には電験講座は価値があるでしょう。
・参考書を選ぶことも面倒な方
・とにかく時間がない方
・勉強の環境が欲しい方
・勉強はダルくて自分で勉強できないが、電験の資格が欲しい方
どうしても自分で準備すると、時間と手間はかかります。
・手間を省きたい!
・とにかく「ここだけやればいい」という準備をしてくれ!
こんな思いがある方は一度広告等を実際に見てみて、自分に合うかどうかを自分で決めましょう。(いきなり申込ではなく、合う合わないもあるのでサンプルをもらうといいです。)
もし、自分が独身で今のコンテンツであれば利用している可能性は高いです。例えば、TAC株式会社の参考書はかなり分かりやすくて、自分も含めて多くの方がオススメしているので。