【更新情報】
2019年10月5日23時45分
稼げる資格の定義と本質の話を追加
お疲れさまです。
桜庭裕介です。
先日ブラック企業・組織に関する記事を配信しました。
「仕事が休めない環境作り」は恐ろしい結果を招く話と対策法 - 電験法規完全攻略
内容を要約すると
「電気業界よりも進展している他業界をみることで、電気業界の将来の姿が見えてくる」というものです。
昨今、賃金を含めて、労働環境はどんどん厳しくなる一方です。
そういった背景もあるからか
「稼げる資格を教えて下さい」といった質問が増えました。
本記事でこの質問に答えていきます。
まず「質問がざっくりすぎます」
先に忠告しておきますが
こういった質問は、公共の場ではしない方がいいです。
質問者の貴方自身が「よくわかっていない人」という烙印を押されかねません。とにかく損することが多いでしょう。
資格というのは「稼げるかどうか」という観点で存在していません。当然ではありますが。
そのため、資格によっては使い道がかなり限定的なものさえ存在します。
例えば、「アロマテラピー」の資格を例に考えてみましょう。
この資格、稼げるでしょうか??
結論からいうと
「稼げます」
ただし、仕事がかなり限定的です。
稼ぐまでに時間がかなりかかる資格とも言えるでしょう。
市場規模が小さいため、稼げる人は一握りでしょう。とにかく仕事に就くことが難しいと言われています。
このように「資格はどんなものか」「どんな用途に使うものなのか」を一旦整理しないと、稼げる資格か否かといった議論はできないのです。
「資格」の用途が重要
まずは「資格の定義」をきっちりと定めましょう。
①独立して稼げるようになるための資格なのか
②会社に属していて稼げる資格なのか
③転職することで給与を上げることができる資格なのか
大きく分けると、この3つに分類されると思います。
インターネットを見れば①を勧める情報が多いですが、電気業界においては実際厳しいです。それはそうです。
独立するということは「個人対企業」という土俵に出るということだからです。
まずは②③の資格を取ることが現実的だと思います。①の資格は弁護士資格や税理士資格のように基本的に難易度が高いものばかりです。
30代に今、本当に価値のある稼げる資格
資格の中には、使いこなすことができず価値が0となるものもあります。
たとえば、パティシエの資格なんかは普通のサラリーマンだと、その資格で稼ぐことは難しいですよね。
かといって、危険物取扱主任技術者(乙4)といった難易度の低いものでは稼ぐ価値には値しません。
ほぼ誰でも取れる資格ではダメなのです。
稼げる資格の本質というのは、「市場価値」が必ず基準になると覚えておいて下さい。
転職業界を見ると、資格価値が分かる
※校正後配信します。