電験合格からやりたい仕事に就く

「電験攻略資料」と「仕事の有益情報」を配信

「電験3種4科目同時合格」を目指す方に伝えたい重要なこと

【2019年9月13日追記】

電験の二次試験対策を開始しました。便利情報も追加していきます。

【電験二次試験過去問超解説集-別添】攻略のコツまとめ【0日目】 - 電験合格からやりたい仕事に就く 

 

【2019年8月28日追記】

試験直前に機械科目をどうにかしたい人に向けた勉強資料を追加(【電験2種・3種】機械科目の点数を底上げする資料(合格基準点まで一気に引き上げる)|maco|note) 

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改定履歴
①2019.2.7 記事の体裁修正

大半の方が「電験三種の壁」に返り討ちに

 今回の記事では、電験三種に合格するために必要なことを紹介する。

「とにかく参考書、問題集を解けばいいんでしょ?」
「学生時代の教科書、ノートを全て覚えれば対応できる」

こういった考えを持って、闇雲に電験に臨むと返り討ちにあう。電験の不合格者の数は、物凄い多いことをご存じだろうか。1年で4科目全て取ることのできる人間は、数%である。つまり「高い受験料を払い、試験数か月前から自分の時間を削り、さらには試験日の為に休日を潰す」という行為を数回繰り返しているのである。

大半の受験生が「科目合格」

合格者の数から分かることは、並みのことをしていたら、「科目合格になってしまう」ということである。当然、試験勉強を全くにしない人間も試験会場にはいる。しかし、それを考慮しても、この不合格率は異常であることには少し調べれば、気付くだろう。

キツイ言葉になるが、このブログを見ている方の為を思い、申し上げさせてもらう。

「人生、そんなに長くない」ということ。

10、20、30代の時間というのは、本当にかけがえのない時間だったと自分は思う。なんでもできる可能性がある時代である。電験三種を合格すると決めたら、1回の受験で4科目とも取りきろう。自分のように電験を愛しているのであれば、電験のことばかり考えていればいい。しかし、違うことに興味があるのであれば、「本気モード」で勉強し、1年で合格した方がいい。

1年で合格する方に向けて、極めて重要なことをお伝えする。

試験の全体像を掴む

1年で電験3種に合格するためには、「試験の全体像を掴むこと」が最も大切なことである。
その理由を具体的に説明していく。

まず下記の問いに答えられるだろうか。
①4科目それぞれがどういった出題形式であり、どう答えればいいか。

②よく出題される分野はどこか、ほとんど出題されていない分野はどこか。

③公式はどこまで覚えておくべきか

⇒これらをスラスラ答えることができるようになった時、合格は近い。合格者のほとんどは、試験問題を見て「過去問題に出題されてる問題」か否か判断することができる。

電験は試験範囲が広いが故に覚えることが多い。受験前日になって、頭がパンクし、混乱する受験者が必ずいる。範囲が広い試験だからこそ、本番で力を発揮するために、試験全体を把握しておく必要があるのだ。さらに、普段から知識を引き出せるように準備しておくのだ。

試験の全体像を掴むために、具体的には下記のステップで進めるといい。

ステップ① 出題科目の出題分野を知る
ステップ② ほとんど出題されない分野を知る
※過去問題を基に整理しているので、参考になるだろう。

最終ステップ 参考書と問題集を選定する


ステップ① 出題科目と出題分野を知る

出題科目は、「理論」「電力」「機械」「法規」の4科目。
重要な項目で整理した。過去問を解いていくうちに、自然にわかるようになる。

ここで大切なのが、「勉強する際、項目毎に知識を肉付けしていく」という意識だ。その理由は、脳内から記憶を引き出しやすくするためである。(別途、解説記事で紹介します)

〇理論
a.電気回路
・オームの法則、合成抵抗の算出、
・電気抵抗と導電率、温度変化
・キルヒホッフの法則
・重ね合わせの定理
・テブナンの定理
・交流の電圧、電流の式と平均値、実効値
・交流の電気回路計算

b.電磁気
・電界の強さと磁界の強さ
・クーロンの法則
・静電容量
・磁気に関する法則
・フレミングの法則
・磁気回路
・電磁誘導とファラデーの法則
・静電エネルギーと電磁エネルギー

c.その他の知識
・電子の運動計算、半導体での運動計算、
・波形整形回路
・指示計器
・自然界での現象
(ゼーベック効果、ペルチェ効果、ホール効果、ピンチ効果、圧電効果、超伝導)


〇電力
・水力発電
・汽力発電
・原子力発電
・変電所(変圧器、開閉器、保護継電器、接地方式含む)
・送電
・配電


〇機械
・直流機
・誘導機
・同期機
・変圧器
・半導体
・制御系
・パワーエレクトロニクス
・光
・熱
・電池
・情報処理


〇法規
・電気事業法
・電気工事法
・電気工業法
・電気用品安全法
・電気設備技術基準

もっと詳細に言うと、
・電圧の定義
・電線の種類
・電路の絶縁
・絶縁耐力試験
・設置工事
・安全設備の設置(避雷器、遮断器)
・電線路の支持構造物(風圧荷重計算含む)
・架空電線路
・地中電線路
・屋内配電線路
・発電所の運用(主に計算)
・変圧器の全日効率計算

復習の際には、肉付けした知識を説明できるようになっているか理解度の確認をしよう。これを続けると、試験本番での対応力が驚くほど身につく。

ステップ② ほとんど出題されていない分野を知る

出題されていない分野をきちんと把握すること。
時間は有限であるので、試験に特化した勉強をした方が効率がいい。ほとんど出題されていない分野は、資格を取ってから必要に応じて勉強すればいい。

具体的に、整理したので参考に。

・工具、装備の詳細な使い方は、出題されない。
検電器、メガー、電流計、電圧計、安全帯、ゴム手袋等の工具・装備に関する使い方は、出題されない。(一番大切だと思うのだが。)

・KY、事前ミーティング、施工前打ち合わせなど、現場での諸作法については、出題されない。
現場によって、やり方も異なるので、出題されない。

・停電作業等の遮断器を切る操作等の安全措置に関する問題は、出題されない。
停電作業を完了させるために行う運転操作の順番等は、出題されない。

・業者間の調整に関する問題は、出題されない。
工事の要領書、品質保証計画書、契約についても出題されない。

・盤内の配線変更や回路の結線といった実務の問題は、出題されない。
回路図の配線したり、変更するような問題も出題されない。実際の写真を用いた問題も出題されない。

上記からわかるように、学生が知りにくい実務に関する問題は出題されないのである。

 

最終ステップ 参考書と問題集を選定する

ここまで絞り込めたら、あとは使用する問題集や参考書を選定しよう。

 

大体、ここまでで合格する人と不合格になる人が分かれてしまう。それほどまでに大事な3ステップ。


「この参考書や問題集で、試験問題に対応できるかな?」といった精査をしていくうちに、どんどん電験を把握できる。

 

突き詰めると、電験の予想問題もぼんやりと思い浮かぶようにもなる。

 

 

まずは「問題集と参考書の選び方」を自分がまとめたので参考にして頂ければと思う。溢れている問題集と参考書に迷うことがないよう、自分の軸を持つことをオススメする。

 

 

【2019年2月3日追記】

電験三種を完全攻略するために、より詳細な記事を作成しました。参考までにリンクを貼っておきます。皆さまのお役に立てることを願っています。

【2019年8月28日追記】

試験直前に機械科目を何とかしたい人に向けた記事。

【2019年8月10日追記】計算問題の攻略

配信から約半年が経過し、改めて皆さまには感謝しております。いよいよ問題も電験3種の応用問題を扱うようになりました。

汎用性の高い問題を抽出しているので、1問解けることで数問対応できるようになります。試験まで3週間のこの時期に頑張ってお盆に休みましょう。


電験2種の挑戦も考えている方へ

【PROJECT】電験二次試験過去問の超解説集 -電力・管理- 合格への一歩は毎日のインプットにあるという話 - 電験合格からやりたい仕事に就く