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【電験1種2種完全攻略】電験の出題範囲整理表 改良版

【更新履歴】
②2019年2月16日 記事の充実化
「表について、どういうものか」といった質問を頂いたので、記事を分かり易く修正した。使い方も含め、記事の内容を詳細にした。昨年、電験1種二次試験を勉強漏れで、4問中3問で戦うことになった話も追加。

電験出題範囲まとめ

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電験の電力科目の出題範囲を整理した表である。
この整理表は、過去に出題された問題集を分析したのちに作成した。電験1種2種については、形式変更以降となる平成8年から現在までの過去問を全て確認している。

「汽力発電」,「送電」,「変電」,「水力発電」,「配電」,「原子力発電」の各分野で、漏れがないように知識を習得していこう。この表に記載されている分野をきちんと勉強することができれば、「電験合格」は必ず手に入る。

ところで、いきなり勉強を開始する前に、必ずやって見て欲しいことがある。

「各分野をどこまで説明することができるか」

実際にやってみると、非常に難しいことに気付く。知識が不足していたり、曖昧な部分があると、論理的に説明しきることが難しいのだ。つまり、「電験合格」を手に入れるためには、説明できない部分を中心に勉強をして、点数を取れるようにしていく必要がある。

自分の理解が低い部分を明確化するためにも、一度やってみよう。 

この表を使うことで、できること

「勉強すべき分野を把握することができる」

電験において、勉強すべき分野を勉強せずに試験本番を迎えることが一番マズイ。
来年受験の方は、必ず全て勉強すること。
特に電験1種の二次試験を受験する方。

電験1種の受験経験がある方は感じていると思うが、勉強していない分野が出題された絶望感はものすごい。かなりの勉強をし、十分な準備をした分野ですら、満点は期待できない試験である。4問中1問を捨ててしまうとなると、途端に合格は遠のいていく。苦手分野でも、中間点を狙えるレベルにすべきなのだ。

「勉強忘れ」だけは避けなくてはいけない。
さらに、注意としては「計算問題を必ずやっておくこと」

文章問題も計算問題も必ず出題するためだ。

この表がよくできている理由

理由① 大きな目標に着実に近づいていくことができる

どんな目標であっても、達成するためには必須とされる原則がある。
その原則とは

「大きな目標」には「詳細目標」と「達成するために必要な要素」が存在する

というものである。
電験で言えば、合格するためには、火力発電や水力発電、送電関係のことを理解していなくてはいけないということだ。

複数の詳細目標を達成していくことで、ようやく大きな目標を成し遂げることができる。
一見、当然のことではあるのだが、意外と見失いやすい。人は大きな目標に囚われ、足元を疎かにすることが多々あるので注意したい。

理由② モチベーションが高まり、維持しやすい

電験という試験は、年に一度しか試験が開催されないため、非常に長い闘いになる。参考書や問題集を買ったり、計画を紙に書いた後の数週間ぐらいなら、多くの方が頑張ることができる。しかし、2ヶ月もするとその半数は勉強をしなくなっている。「モチベーション維持」というのは、それだけ大変なことなのである。

今回紹介した整理表のようなものは、達成感が目に見えて分かり易い。最初の目標が徐々に達成されつつあることを実感させてくれるツールにもなるので、モチベーションを維持しやすい。表のマスもっと増やして、達成感を増やしてもいいとも考えている。各人のアレンジを効かせて勉強を楽しんで欲しい。

 

本表の詳細説明

本表が目指す目標は、「電験1種合格(電力分)」である。
電験の電力科目を合格するためには、多くの分野の知識が必要である。しかし、知識だけを詰め込もうとしても、必ず失敗する。今までの経験から学んだことである。

コンディションを維持し、勉強を続け、テクニックを身に付け、試験本番を迎える。試験本番では臨機応変に戦うことで、ようやく合格は見えてくる。
 

「電験合格」に向けて、一つ一つの詳細目標をクリアしよう。まずは、得意分野から始めよう。特に得意分野がなければ、出題頻度が高い「汽力発電」や「送電」から始めてはどうだろう。

勉強が完了したら、塗りつぶしたり、チェックを入れ、勉強したという履歴を付けること。この表と全く同じでなくてもいい。きちんと全体を把握した上で勉強を進め、みなさんが自分の犯した失敗をせずに、合格することを祈っている。 

 

まとめ

以上、「【電験1種2種完全攻略】電験の出題範囲整理表」の記事でした。

この表を塗りつぶしていき、合格まで辿りつきたいと思う。闇雲に過去問題集を勉強していても、特に電験1種では勉強漏れが生じる可能性がある。昨年は痛い目を見た。「1次試験科目合格による試験免除を流す」といった痛い目に遭わないためにも、勉強が網羅的に行われているか、定期的に注意しよう。

今後のブログ内においても、各項目を順番に解説していきます。継続してきますので、よろしくお願いいたします。

また、下記のブログは、電験の勉強を再スタートする人、網羅的に勉強したい人にとって、役立つ記事だと思いますので、ぜひ読んでみて下さい。役立つことができたら、コメント等頂けると大変うれしいです。

 

【更新履歴】 
①2019年1月31日 記事の充実化
②2019年2月16日 記事の充実化

 

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