お疲れ様です。
電験を徹底的に研究している桜庭裕介です。
自分を知らない方も当然いらっしゃると思いますので、本題に入る前に、簡単な自己紹介をしておきます。
氏名:桜庭裕介
電験の勉強を教えています。また、電験の出題問題分析を徹底的に行った記事配信を行っています。
①電験1種の過去問を約20年間分(昭和分を入れるともっと)
②電験2種を約20年間分
③電験3種は約15年間分
こんな感じで、出題パターンまとめ等の分析もしています。
では、伝えたいことに入ります。
電験合格日にメッセージを下さった方へ
「記事が役立ちました」
「NOTEが役に立ちました」
「相談が役立ちました」
「ポイント解説が役立ちました」
「計算問題集が役立ちました」
このようなメッセージを頂くことができて、大変光栄でございます。(頑張ってきて本当に良かったです)
一番嬉しかったのは「今後も宜しくお願いします」という言葉でした。本当に嬉しいですし、もっと分析して良い記事を作っていこうと思いました。
わざわざメッセージを下さった方、本当にありがとうございました。現在、御礼のメールを1件ずつ返しております。
サーバートラブル等でご迷惑をかけたこともあり、私こそ、感謝の気持ちを伝えたいほどです。
4科目合格を達成できた方、科目合格で来年への切符を手に入れた方、来年への手がかりを得た方、様々ではございますが、いずれにしろ、勉強お疲れさまでした。
今回の経験は絶対にあなた自身の糧になります。無駄にはなりません。
電験合格発表日を迎えたら自分を褒めてあげよう
ようやく、10月18日9時30分になったというのが正直な感想ではないでしょうか。
結果次第で、テンションが全然違ってきてしまうのが『電験合格発表日』
試験の合格率から言うと、残念な結果の人の方がどうしても多いですが
あまり落ち込まない方がいいです。
それよりも
「自分をめちゃくちゃ褒めてあげる」
「合格に届かなかったけど、積み上げてきた努力量を褒めてあげる」
大げさなくらいやると、今後の成長度合いが変わってきます。電験で言えば、具体的にこの科目は何時間勉強できた、この分野は理解できた、点が取れたといった具合に褒めてみましょう。
電験ではないのですが、主に大学受験関係では
試験成績が芳しくない方、受験で浪人生活が確定した方に、こういった取り組みを推奨する予備校や塾も実際にあります。
自分を褒めるとどうなるの??⇒次頑張ることができる
「全然だめだ」
「勉強は無駄だった」
「勉強してもわからないことばかりだった」
こんな具合に自分を責めてしまうことがよくありがちなのですが・・・
これらは「前に進むための材料」にはなり得ません。
一番良くないことは「腐ること」
おそらくは大半の方は来年、リベンジをすると思います。
一番良くないのは
腐ってしまうことで、来年の試験申込まで「勉強したくない。電験なんて役に立つのかよ」などと考えるようになってしまうこと。
この状態に陥ると、電験不合格スパイラルにハマる可能性が高まってしまうのです。
知識はインプットしないとどんどん忘れてしまいます。半年もすると、工夫をしなければ、今年吸収した知識はほぼなくなるという認識をしておきましょう。
腐っても、来年の自分には何の得もないのです。
人間は褒められて伸びる
「褒められて伸びる」という言葉があるのですが、まさにこの言葉の通りだという話をします。
人間というのは「子供」も「大人」も基本的な部分は変わらないと言われています。
これは昔から変わっていません。
人間の本質部分です。
赤ちゃんや子供の話が分かりやすいでしょう。
赤ちゃんや子供は「両親に褒められるために」何か行動を起こすものです。
「偉いね」
「凄いね」
「頑張ったね」
「上手だね」
こういった声をかけてもらうために、色々なことをします。
褒められて、次は何をしようと考えて成長していくのです。
会社では「怒られて成長する」という言葉があるが・・
一方で「怒られてナンボ」「怒られて人間は成長する」などという言葉があります。
確かに怒られることで人間は成長します。
というより、怒られることで行動が強制されていきます。
「褒められて行動が変わっていくこと」と「怒られて行動が強制されていくこと」は実は根底部分に大きな違いがあって、ここを履き違えると勉強においては大きな障害になる可能性があります。
次の言葉が全てを表しています。「褒めて伸ばす」の本質です。
会社はお金をもらう所。資格試験は自分でやるもの
ここに本質があります。
勉強が「上手くいく人」と「上手くいかない人」の違いにはこの本質が大きく関係してきます。
資格試験というのは、実は人間にとって実は優先順位が低いことでもあります。
社会人であれば、収入を得るための仕事が一番大事。
大学生であれば、学校の勉強が最も大切なこと。
本来、資格試験が一番大切だったら、一番時間をかけてやるべきなのです。
しかし、実際のところ、資格試験を一番の優先順位にできている人はたぶんほとんどいないでしょう。
会社員は会社にいる時間、給与をもらっていますので「仕事をすること」が一番の優先順位なのですが
表現を変えると・・・
・職場を辞めない限り、指示に従わないといけない
・指示に従わない場合、職場を失い、お金がもらえなくなってしまう
つまり何が言いたいかと言うと、会社員には強制力が働くということ。そのため、人間は怒られた場合に行動修正していくのです。
一方で「資格試験」には強制力があまりない
資格試験に合格できなければ、生きていけないわけではありません。
再度、挑戦することだって可能なわけです。
そのため、勉強するためには必ず「自分の意思」が必要になるということを示しています。
「自分の意思」を創り出す「自分を動かすもの」が必要で、これが欠如しているとゴロゴロしながらテレビや漫画を読む生活に戻ってしまうのです。
褒めることで「次に向かう目標」を創り出す
具体的には下記のように自分を褒めてみましょう。電験を例にしますね。
①理論科目
「交流回路の問題」「電磁気の問題」を自信もって解くことができたぞ。これは大きな成長だ。30点40点は獲得することができた。残りの20点30点はキルヒホッフの法則等の電気回路計算を勉強すれば取ることができるはずだ。
②電力科目
「水力発電の問題」「送電関係の問題」「変電関係の問題」は解けるようになったのは大きな成長だった。できなかった問題を特定することができた。それを攻略さえすれば、一気に点が取れるだろう。いい経験になった。5年ぐらい遡って過去問をチェックすればさらに安定するだろう!
③機械科目
「誘導電動機の計算問題」をばっちり解くことができた。これは電験2種一次試験でも二次試験でも使える知識なのでかなり役立つ技能を身に付けることができたぞ。また誘導電動機の回転に関する問題も解けた。同期機の問題も定番ではあったが、そこを確実に点に繋げられたのは良かった。負荷分担や熱エネルギーの問題が苦手だと分かったので、一見脇役だと感じていた分野を来年に向けて勉強すれば合格じゃん!!
④法規科目
「法規B問題の計算問題」を解くことができた。電験2種の計算問題とそん色ないし、今後も使える知識を習得できた。コンデンサを投入して、遅れ力率改善の問題はもう怖くなくなったのは大きな成長だ。A問題はよくわからない問題が多かった。しかし、これはこれでよく分析すれば、どうやって勉強すればよいか見えてきた。来年に向けて、ゆっくりやっていけば点が取れるだろう。
結論:成長していないわけがない
人間は努力した分、必ず成長します。
仕事ができるようになるのは「膨大な時間を捧げているから」でしかありません。
一日二時間といった勤務時間だったら、一人前の仕事ができるようになるまで5年10年かかってしまうことでしょう。
膨大な時間を捧げれば好きでもないことですら、成長するのです。
「電験」に失敗してしまった方はもう少し時間を活用してみませんか??
電験3種なら、科目合格制度を使えば確実に4科目合格できますよ。
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No.1
「【電験完全攻略の原点】 電気主任技術者試験に合格できない理由|maco|note」
No.2
「「電験は意味ない」の根拠が全くないという話【事実:市場の需要は凄いですよ】 - 電験合格からやりたい仕事に就く」
No.3
「【電験再スタート】やるべきことはたった1つ「試験1年前~6ヶ月前の期間」 - 電験合格からやりたい仕事に就く」
現在稼働中の二次試験対策(電験1種2種二次試験の過去問超解説PROJECT|合格の鍵は高頻度のインプットにある - 電験合格からやりたい仕事に就く)も知識が詰まっているので、使える資料だと思います。
電験3種を来年受験する方は、ゆっくりでもいいので、知識のインプットをしていくと後で楽ができますよ。