お疲れ様です。
桜庭裕介です。
Twitterで少し話題となって、スマートニュースに高専に関する記事が掲載されました。
「後輩の高専卒が仕事を辞めていく」
— 桜庭裕介|電験&電気仕事|MBA挑戦中 (@denken_1) 2019年10月29日
この何とも言えない
「力になれなかった感」
が嫌だった。
今の日本だと
どうしても生え抜きが優遇されるし、転職自体にも手間もかかる。
就職の段階で「理想の仕事」を掴んで欲しくて書きました。#高専生へhttps://t.co/okV7n265JC
今の日本の企業は
新しい価値を生み出せないとなると、利益を守るために
「ブラック企業化」します。
要は簡単に「サービス残業を強いる」ということです。
「PCのログ管理をしているので、わが社は完璧です」などと断言する会社ほど、社員が大量に残業しているものです。
PCをログアウトしてから作業しているのは言うまでもないでしょう。
そこで、今回はこれから就職や転職を行う方向けに「企業分析をする際に役立つツール」について、まとめました。
企業分析ツール
最近は多くのツールが登場しましたので、混乱している人も多いかと思います。
※現在、最新ツールの精査中です。(2020年4月から新しいサービスが運用される一方で、コロナの影響で延期になっているサービスも多いです。)
就職や転職をするなら、まず企業を知ること
「何をしたいのか」が分からないという人は多いです。
色々相談に乗ってわかったことなのですが
大半の人が会社で行われている仕事内容をよく知らない
という事実です。
企業ホームページなんかを見ると
「社会の将来を担う仕事」「環境を守る仕事」といった記載がありますが
これは仕事内容ではないので注意して下さい。
従業員が行った仕事の成果が集約されることで「社会の将来を担うこと」「環境を守る仕事」になるのです。
実際は・・・
・電気計器のメンテナンスをする仕事
・発注伝票を作る仕事
・社内ルールを整備する仕事
・トラブルシューティングをする仕事
・社内調整をする仕事
・地域ボランティアの運営をする仕事
・分解点検をする仕事
・社内教育を行う仕事
・・挙げようと思えば、まだまだあります。
つまり、何が言いたいかというと
「仕事には多くの種類があって、自分の嫌いなものを掴んでしまうと苦痛を味わう」ということです。
そういった理由から
自分は「企業分析」「組織分析」「仕事分析」が大切だと言い続けているのです。
会社や組織の裏側も知っておくこと
・時間外労働が毎月30時間あります
・時間外労働が毎月40時間あります
さらには
・サービス残業が毎日1時間はあります
こんな口コミがあったら、その組織は間違いなく
①人が不足している
②仕事のノウハウが蓄積されていない
③仕事の手順が定まっていない
いずれかに必ず該当します。
②③はベンチャー企業でもなく、有名企業ですら普通に改善されていないことがあります。何十年も続けてきた業務にも関わらず、誰も改善しようとしない文化が根付いている可能性があります。
①は致命的です。
ある工事業務の話を例にどうマズイのか説明します。
月の作業件名を30件持っていたとしましょう。
「1件あたり2日に一回立ち合いをしないといけない」
この言葉が示す意味を理解して欲しいのですが
「ほぼ毎日立ち合いに行かないといけない」ということです。
しかも、雨が続いたり、祝日が多い月はどうなりますか??
めちゃくちゃ忙しいですよ。工夫しないと、あっという間に時間外が増えます。
しかし、工夫にも限界があります。
物理的に定時に帰宅できないという職場が普通存在しているということを知っておいて欲しいです。
社会に価値を提供できそうにない会社は避ける
今後、社会は大きく変わると言われています。
潰れる会社もあるでしょう。
ブラック企業化する会社も出てくるでしょう。
そういった環境下で、どんな会社が生き残れるかというと
「独自の価値」
「独自のスキル」
こういったものを持つ企業は安定して利益を上げることができます。
つまり、企業の中の社員にも優しい環境を作ることができるということ。
利益を生み出せない企業が社員に優しくできるわけがありません。ここを企業分析していくべきなのです。
今の時代は口コミから情報が得られる【結論:経験者から情報を得ましょう】
今は便利なツールができました。
「twitterといったSNS」
「転職サイトのエージェント」
「口コミサイト」
これらを活用することで、実際に会社で働いたことのある人の声を聞くことが可能になったのです。
「どの部署でどんな仕事があるのかを知ることができる」って、15年前では革命的な話でした。本当の話が聞けるのはOB訪問しかなかったです。
・自分のやりたい仕事に就く
・ブラック企業組織で働かない
これらを実現するためにも、実際の声を収集することをオススメします。
まとめ
今日は企業の分析ツールの重要性をお伝えしました。
本記事を読んで、後悔のない就職・転職活動にして頂ければと思います。(もうすでに就職相談所やハローワークで同じようなアドバイスを受けていましたら、重複申し訳ないです。)
最近のツールは「他人の感じたやりがい」といったことまで知ることができます。(裏技に近いですが、そのまま自分の就職活動に少し変えて流用することだってできる。)
上手く活用して、良い企業の採用を掴みに行きましょう!!