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電験問題集&参考書の選び方の教科書【結論:選定基準が大事】

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「おすすめの電験問題集はありますか??」


「合格できる問題集と参考書を知りませんか??」

 

電験受験者にとって、最大の悩みである「問題集と参考書選び」について、電験研究を続けてきた自分から少しアドバイスをさせて頂きます。

 

 

どのぐらい研究してきたかというと、正確に言えば、現在プロジェクトをしている電験2種だけでも約40年分です。昭和に出題された問題まで把握して分析しています。(1種ほど入念にやってはいませんが)

 

 

所持している問題集は模範解答集4冊だけではなく、他にもあるため、自宅の本棚はたくさんの電験の問題集と参考書で埋め尽くされています。

 

 

これらの知識と経験、分析結果から

 

「電験問題集」「電験参考書」の選び方のコツ

 

を伝えたいと思います。

 

電験の問題集&参考書の選び方のコツ

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問題集と参考書を選ぶ際に、どんなことを意識していますか??

 


高校受験や大学受験を経験された方なら、身に覚えがあると思いますが

 

教材選びは極めて重要。

 

 

試験結果に直結するので、入念に選定していたと思います。(塾の先生も必死に選定していますし、中学の先生もかなり考えて教材を決めています。予備校なんて、その専門です。)

 

 

試験結果を左右してしまうほどの影響力が「使用する教材」にはあります。

 

 

先生方は明確な選定基準を設けた上で「問題集と参考書」を選びます。



大体の生徒は「1つか2つの参考書」「複数の問題集」を活用しますよね。

 


有名高校に合格する生徒、有名大学に合格する生徒であっても、ここは共通する部分となります。

 

 

 

ここで一つの疑問が浮かぶと思います。



なぜ、受験のプロは「参考書」と「問題集」を別々に使用するように指導していていたのだろうか

 

 

ここを深堀りして考えていくと、本質が見えてきます。

 

最も大切なことは
「問題集と参考書の用途を知ること」にある

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ものすごい大切な言葉を書きました。

 

自分はこの言葉を昔の自分に送りたいです。

 

 

電験に挑戦する際、大半の方が独学で挑みます。個人カウンセリングを受講する人はほぼいないと思います。

 

 

よくある集団の講座ですと
本質部分を学ぶというより、知識を学ぶという要素が強いです。

 

不合格者が半数以上出ている理由の一つでしょう。

 

 

本質を伝えます。

 

 

 

参考書は「基礎」を学ぶ目的で使用するもの

 


問題集は「応用」を学び、解く力を磨き上げるために使用するもの

 

 

 

そして、本番の試験には「応用」を試す問題が多く出題されます。

 

電験参考書の用途を知る

一般的に参考書には下記のような特徴があります。

特徴①
「基本知識をまとめた教科書のようなもの」

特徴②
「問題数が少ない」

特徴③
「応用問題までは記載されていない」

 

これらは電験でも同じことが言えます。

 

もし、所有しているのであれば

「その参考書を活用して、どこまで試験問題が解けるか」を判定してみて下さい。

 


合格点に余裕をみた60点は取ることは可能でしょうか??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・たぶん、30~40点が限界かと思います。

 

昔の問題だったら、もっと点が取れていたりもしましたが、今の試験問題だと正直厳しいです。

 

 

つまり、何が言いたいかというと・・・

 「参考書の学習はササッとポイントを押さえて、問題集を解くトレーニングに移行しないと合格点に到達できない」ということ

 

❑POINT❑
「参考書」は基礎を学ぶために使う。応用を学ぶ問題集の学習のための準備段階で使用する教材だと思っておくと良い

 

電験問題集の用途を知る

参考書は「基礎を学ぶため」「問題集を解くため」に活用すべきだとお伝えしました。

 

 

 

それでは、次に問題集には一体どんな特徴があるのでしょうか。

 

特徴①
「公式等の基礎知識が詳細に解説されていない」

特徴②
「問題数が多い」

特徴③
「基本知識をどう応用するのかを学べる」

 

 

電験で考えてみましょう。

電験の問題集では

「テブナンの定理」や「送電線のたるみ」といった計算問題を解説する際、公式をこと細かに解説したりはしません。

 


また、公式の単位についても、細かく解説したりもしないです。


あくまで問題集はそれらを理解している前提で解説されています。

 

 

 

そのかわり

 

問題集では「多くの問題数をインプットすることができる」のです。

 

さらに、トレーニングを継続すると、類似問題も解けるようになります。

 

 

 

・・・

 

・・・・

 

 

 

 

 

ここまで読んで頂ければ

「問題集と参考書の用途の違い」

を明確にわかって頂けたかと思います。

 

❑POINT❑
「問題集」は基礎を学ぶために使うのではなく、基礎を使いこなす練習教材である。問題を解く能力を身に付けるために使うもの。

 

 

 

ここでもう一つ考えて欲しいことがあります。

 

 

なぜ、問題集は複数所持しないといけないのか

 

 

 問題集は1冊で十分?2冊以上必要??

 一概には言えませんが

 

【電験3種】
電験3種では問題集1冊で事が足りる場合もあるが、2冊持っておくと安心だろう。


【電験2種以上】 

電験2種以上では2冊以上持っておくべき

 

 

これまでの合格者を見ても、1冊だけで合格した人は圧倒的に少ないと思います。

 

 

これは何故でしょうか。

問題集1冊で足りない理由は何でしょうか??

 

 

 

答えは一つ。

 

 

「試験パターンのインプットをするため」です。

 

 

試験パターンをインプットすると、点が取れるようになる

試験パターンを知れば知るほど、取れる点数は上がっていきます。

 

電験3種では電験2種以上と比較すると、過去問と似たような問題が出題されやすいです。

 

 

この特徴がよく出ているのは「理論科目」や「機械科目」でしょう。コンデンサの計算問題や電磁気の計算問題はかなり過去問と似ていますし、誘導機や同期機の計算問題も公式を穴埋めする問題は内容を理解していれば点が即取れます。

 

 
試験の実施回数が増えるほど、問題のバリエーションは増えました。電験1種は電験2種とのコラボ問題も増えましたし、電験2種も電験1種のような問題が出題されます。

 

電験3種も複雑な問題が増えました。

 

これらの背景から「問題集は2冊以上解くこと」がオススメとなります。

 

電験問題集&参考書の選び方のコツをまとめると

 

電験の参考書は
「基礎を学ぶ」「公式を理解する」「原理を理解する」といった用途で活用すること。※

※試験範囲を網羅していることを確認すること

 

電験の問題集は
「参考書に記載された内容が問題としてどのように出題されるのか」「どのように計算すれば正解できるか」を学ぶために活用すること。※


※過去の試験問題と照らし合わせて、全て解けるようなトレーニングができるか問題集チェックを行うこと(同じような問題集を2冊解くのは意味があまりないという意味です)

 

 

今まで50冊以上の参考書と問題集をチェックしてきた経験から、オススメの参考書と問題集を掲載しておきます。

 

おすすめの参考書一覧

参考書は「自分の土台を作る」ことが目的。

そのため、イメージしにくい部分をわかりやすいイラストで解説してくれているものがオススメ。さらに、解説の中に「点に繋がるワードがきちんと入っている」ことも重要。

 

ただ、トップ10のテキストを選定してみると、気が付くのですが、実は大差がないクオリティです。神経質になる必要はなく、むしろ問題集を選ぶ場面で慎重になるべきです。

 

多くの参考書を紹介しても混乱を招くだけなので、自分は2つの参考書を紹介します。(多くの電験合格者がオススメしていて、図書館等の施設でも購入されていることからも価値が高いことがわかります)

 

電験3種受験者用

①電験三種受験テキスト

分かりやすさ:★★★★☆
オススメ順位:1位

 

  

  

 

 

②電験三種徹底解説

分かりやすさ:★★★★★
オススメ順位:2位

 

 

 

 

 

 

これらの参考書が使える理由

「①電験三種受験テキスト」について

この参考書については、賛否両論があります。

 

「難しい」「文章が多い」という感想を持つ方がいるからです。でも、実はここに電験合格のヒントがあります。

 

このテキストには「合格に必要な知識がきっちり収納されている」といった良さがあります。

 

「読者が合格点ギリギリでもいいよね。それより読みやすいテキストを目指そう。その方が売れるし」といった感情が一切ない参考書。



色々、薄っぺらい参考書を試行錯誤した末に「このテキストを活用して電験に合格した」といった方は多いでしょう。


まさに自分がそのタイプで、結果的にこのテキストをよく使います。勉強を教える際にも忘れた知識を思い出す際に使ったりします。

 

特に、電力編は「送電関係」「配電関係」「変電関係」を詳しく書いているので勉強になるでしょう。電力用コンデンサ、分路リアクトルを大々的に扱っているのですが、そういった参考書はなかなかないです。

 

点に直結する意識があるコンテンツを目指していると言えるでしょう。

 

 

「②電験三種徹底解説」について

この参考書は「とにかく分かりやすさ」を追求しています。

文章がスッと入ってきやすいように色だけではなく、レイアウトも工夫しています。バスや電車といった通勤中に読んでも苦にならないほどの快適度です。

 

「①電験三種受験テキスト」はコンテンツが充実しているので、ごちゃっとした感じを受けるのですが、そこを省いた資料というのが分かりやすい感想。

 

この「ごちゃっとした感じ」の部分が、昨今は試験でよく出題されて話題になっていますね。(まさに「重箱の隅を突くような問題」)

 

 

本テキストでは、そこを学ぶ量が減るのは確かでしょう。しかし、問題集を解くというステップがあります。

 

問題集を解いて、解説を学ぶステップで知識補填をしても十分でしょう。

 

 

ここは個人の考え方に委ねます。

 

①テキストでがっつりと知識補填してから問題集に入るか


②テキストでポイントを重点的に押さえて、問題集で力を付けるか

 

自分の考えとしては

仕事でも使えるほどの豊富な知識が収納されている「①受験テキストシリーズ」がオススメ1位という結論に至りました。

 

 

おすすめの問題集一覧

問題集は2つの選定基準で選ぶこと。

①「試験範囲を網羅していること」
②「問題数が多く、解説も多いこと」

 

ここを満足していると、点が取れるようになります。

 

問題集選びを失敗して、失点した経験を踏まえて、2つの問題集を紹介します。



※「分かりやすさ」についてですが、参考書との対比ではありません。問題集同士を比較した場合の分かりやすさを表現しています。(参考書の方が簡単であるため、比較すること自体間違っているので)

 

 

①電験模範解答集

問題の量  :★★★★★
解説の量  :★★★★★
分かりやすさ:★★★★☆
オススメ順位:1位

 

 

 

②徹底演習

問題の量  :★★★★★
解説の量  :★★★★☆
分かりやすさ:★★★☆☆
オススメ順位:2位

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの問題集が使える理由

①電験模範解答集」について

電験模範解答集には4科目が収納されています。

しかし、そのページ数は約400。
過去問5年間分が収納されているだけではなく、解説、さらには参考情報まで記載されています。

 

解説と参考情報が試験本番によく出題される。(電験3種であれば、解説がよく出題される)


また、電気書院の電験問題研究会が出版しているというのも個人的には信用できる。心から感謝とリスペクトをしています。

 

少なくとも1冊持っておきたい問題集。
自分は電験3種~1種を含めて10冊以上持っています。(実際、電験1種一次試験に挑戦したときは、電験2種を2冊、電験1種を3冊)

 

 

「②徹底演習」について

徹底演習は会社の書庫で出会いました。

正直、この問題集は「①電験模範解答集」と比較して難易度が高いです。(解説が難しいです。そのため、そういった部分を補うよう、自分は勉強記事を書いているのですが。)

 

 

ただ解説が難しいという難点をも上回るメリットがあります。
それは「過去20年分の問題抽出をしてくれている」という点です。さらには章末の演習問題がある。

 

このハードルをこえることができれば、もの凄い力が付くでしょう。

 

ただし、時間がない場合には注意が必要。


たぶん演習問題をやらないからです。(時間がない状況下において、解説も難しい演習問題をやろうと思う人はあまりいないですよね。)

 

試験申込前であれば、購入して挑戦するのは超効果的。

 

電験問題集&参考書の選び方の教科書まとめ

いかがだったでしょうか。

 

電験問題集と電験参考書には「用途」があることを理解してもらえたかと思います。

 

 

ここを知ってもらうだけでもかなり価値があるはず。

 

受験もそうなのですが

「自分が使う勉強資料にはどんな目的や用途がありますか?」と定期的に問いかけしてみると良いです。

 

 

勉強している自分に酔うというのも、勉強量を増やすためには有効な手段ではありますが、くれぐれも注意して下さいね。

 

 

「用途がズレている勉強資料」を活用しても、点が取れるようにはなりません。

 

 

本質は、試験問題を試験本番の会場で解けることにあるので、そういった意味で問題集参考書選びをすると、良いルートで勉強し続けられることでしょう。