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底辺仕事と頂点仕事との比較【結論:それぞれツラさがある】

繁忙期を越えたので

 

12月27日より

 

「電験合格から好きな仕事に就く」

 

「電験法規完全攻略」

 

を毎日両方更新していきます。
役立つ情報を吸収してもらえればと思います。

 

 

今日のテーマは

「仕事にはそれぞれの大変さがある」という話です。

 

 底辺と頂点の仕事を比較してみる

これまで「10年を超える社会人経験」を積んできました。

 

薄々勘づいているかと思いますが

20~30代の10年~15年という時間は超貴重です。

 

 

その貴重な時間を費やした経験を書き綴っておきます。

 

後世の役に立てばと思います。

 

 

※後輩たちに対しては「自分のように時間を無駄にしちゃダメだよ」という注意喚起も兼ねています。正直、20代30代前半を適当に過ごしてしまうと、人生を積む可能性が出てきます。「いやいや、そんなことはない。その日から本気出せば変われる!」という人がいるが、難易度は圧倒的に高いです

 

社会的に価値があるものを持たずにいると、歳を重ねるにつれて、評価されずに組織で雇ってもらえない可能性が出てきます。


単純に賃金がもらえなくなる・・・それが今の世の中。

 

 

人生の20%程度(価値的に言ったらもっと高い)を消費してどんなことを得られたのか、失ったのか

 

ここに注目して読み進めてもらえればと思います。

 

自分の経験した仕事

自分は多くの仕事をしてきた。

大半の人よりも、多くの仕事を経験してきた。



それは単純に一部上場企業にいたこともある。

中小企業の社会人と比べたら「業務の幅は広い」と言えるだろう。


また、一部上場企業で社畜化していた時期があり、他の人よりも2倍近く会社にいたことも関係している。

 

 

ちなみに「仕事内容は広く浅く」ではないことを冒頭に伝えておく。

 

今の不景気な時代では

 

「浅い知識でさらり」では済まされるわけはない。

 

 

常に経費削減、直営化を検討した上で、仕事をしてきたのは言うまでもない。

 

 

一部上場企業の社員だからと言って

 

あぐらをかいて、事務所で雑談して過ごせる時代はとうに終えた。(そういった企業は明らかに減っている)

 

【仕事の予算規模について】
「約10億円の大規模な仕事」から「1000円をケチる現場仕事」までを経験してきた。

  

大規模の仕事とは何か

この定義は人によって、まちまちであるが

 

「どれだけ人を動かしたか」

 

「社外にどれだけ影響したか」

 

「仕事にどれだけお金がかかったか」

 

世の中では

 

仕事に関わった「人」と「資本」がどれだけ大きいか

 

 

ここが評価されるポイントだったりする。

 

管理職の昇進試験の「審査基準」がまさにそれだ。

 

※ルーティンワークも考慮すべきだと思いますが、仕方がないですね。大きな仕事はどうしても目立つ傾向にある。

 

 

 

実はこの基準、転職業界においても同じであることは知っておいて欲しい。

(会社とはそういうものだと、割り切った方が楽かもしれませんね。)

 

小さな仕事とは何か

この定義は実のところ、ない。

 

しかし、転職業界では、面接時にはっきり言われることがある。

 

転職エージェントに「業務経歴書」を見てもらっている際、この手の会話があった。

 

 

転職を希望する方の中には、当然「ルーティンワークしかして来なかった人」もいる。

 

 

こういった方は「言われたことしか、やってこなかった人」といった烙印を押されることもあるそうだ。(個人的には、決めつけることは絶対に間違っていると思っている。)

 

 

では、社会一般に小さい仕事という定義も知っておくと、自分が不利な目に遭わないので頭に入れておこう。

 

小さい仕事というのは・・・


「予算が少ない」

かつ

「所属しているグループ内で完結する仕事」

 

この表現を使っているエージェントがいた。

 

 

これは非常に分かりやすいと思う。

 

 

この仕事しか経験していないという人は「自分の仕事を表現する際に工夫をしないと絶対損をする」ことは知っておいて欲しい。

 

 

ここまでの話で、自分のしてきた仕事はどんな位置づけか、なんとなく分類のイメージがついたかと思う。

 

 

では、もう少し踏み込んだ話をしよう。

 

小さな仕事 ≠ 底辺の仕事

ここを勘違いしている人が結構いる。

 

※知人にもいる。

 

 

実際、自分がこれまで出会ってきた人間の中には

 

「清掃員を小ばかにしていたり」

 

「受付業務を楽勝だ」

 

「小さい仕事だ」

 などと発言している人はいた。

 

こういう発言は良くないし、そもそも認識がズレている。と自分は考えている。

 

※自分はこういった人間とは関わらないように意識している。

 

 

 

確かに、清掃業務や窓口業務は予算規模も小さいし、もらえる給与も少ない。残業もない。

 

 

社会一般的には「小さい仕事」だと認定を事実受ける。(実際、転職業界はこのあたりの線引きはシビア)

 

 

だが、清掃員や窓口担当がいないと、どうなるか知っているだろうか??体験したことがあるだろうか??

 

 
自分はある。大変な目に遭った。

 

清掃員がいなくなると、トイレの匂いは一日で充満する。快適でなくなるので、気分も落ち込み、クリエイティブな業務などはできなくなるものだ。

 


また、受付員がいなくなると、電話の取次ぎや間違い電話の対応を自業務をしながら、対応しないといけなくなる。

 

「間違い電話ですね!ではまた!!」とはいかない。相手のつたない話を聞き、取り次いであげないといけないのだ。

 

 

これも意外と時間が取られる。5分はかかる。数回続くと地獄だ。

 

 

つまり、何が言いたいかというと

 

小さい仕事でも、必要だから業務として存在しているのであって、それに対して、会社が判断した「給与」がその役割の方に支払われている。働き手も満足しているから全く問題がない

 

ということである。

 

そこにとやかく言うなら、その仕事を志望すればいいだけの話だ。ちなみにこういった仕事にありつくことは意外と難しいことだけは伝えておく。

 

「コネ」が必要だったりするケースもあり、それを手に入れるまでめちゃくちゃ大変。

 

 

・・徐々に「仕事の本質に関する話」となってきた。

 

 

「小さい仕事だから底辺ではない」とお伝えしたが、まだ信じていない人もいるはず。

 

 

本当の底辺の仕事を紹介しよう。

 

家族ありの補助金ありの年収約600万円の仕事だ。

 

底辺の仕事とは、昼飯もままならないほどの業務量とマルチタスク

ここに書き綴ったことは、今後の日本のサラリーマンにとって、かなり重要になってくると個人的には考えている。人員削減から、下記のような業務内容に変化する可能性が高いからだ。

 

 

以前も、別記事でお伝えしたのだが

 

まず「数モノを扱う業務」は基本的に底辺の仕事になりがち。トラブルが多発する可能性があって、圧倒的な数に押されて日々対応に追われることになる。

 

 


さらには、調整業務が膨大に含まれているのもキツイ。



また、業務遂行のために必要な書類が大量にあって

 

色々なメールを飛ばす必要があって

 

 

予算を組む業務もある

 

さらに、現場立ち合いもあって

 

 

検討業務もある。

 

 

そして、昼休みが1時間確保されない。飯だけ食って、5分横になって、すぐ仕事をするという意味だ。



休暇も取れない。

取っても、取り消しになったこともある。

 

 

土日に急に仕事が入れられる。

 

 

自宅での持ち帰り業務まである。

 

 

そして、会社としてはあるまじき行為の一つである

 

 

「ノウハウ、業務のやり方が同僚に聞く」以外存在しないという環境

 

 

これが、自分が今まで経験してきた仕事の中で「最も底辺な仕事」である。

 

※残業はフルマックスの45時間であることは言うまでもない。サービス残業も入れると、100時間以上の残業をしていた。

 

 

どうだろう??底辺の意味が分かってきただろう。単純な賃金に惑わされてはいけないというメッセージだ。

 

 

では、次は「頂点の仕事」を紹介する。華がある仕事だ。

 

頂点の仕事とは「決定権がある仕事」

仕事には様々な種類があるから、人によって、まちまちなのは間違いない。エンジニアとアーティストによって、仕事内容が違うように。


※めちゃくちゃ楽な仕事を頂点に置くのは控える。今後間違いなく、楽な仕事はテクノロジーの進歩でなくなってしまうからだ。働き方改革で倉庫番も消えるはずだ。


それでは、エンジニア業界、転職業界という観点から「頂点の仕事」を見てみよう。

 

・・・

 

 

 

・・・

 

 

 

「頂点の仕事」とは・・・

 

「決定権がある」かつ「規模の大きい仕事」

 

と言われている。

 

 

当然ながら、こういった仕事経験は社会から大きな評価を得ることができる。

 

 

ちなみに自分は、死にかけるほどの社畜だったのでこういった業務を多くやってきた。そのため、転職時には無双状態だった。

 

 

「仕事規模×決定権=社会的価値」

 

 

となるわけで、自分は最高評価を得ていた。

 

底辺仕事と頂点仕事はどっちが大変??

底辺仕事の大変さは、かなり書き綴ったので理解して頂けただろう。

 

 

まとめておくと・・・

 

「電話がガンガン鳴る」
「PC作業をする」
「問い合わせに急に人が来る」
「委託先の世話」 

 

といった業務を同時に行う「マルチタスク」だ。

 

 

では、頂点仕事はどこが大変なんだろうか??

 

 

華があって、格好も良い仕事に見える。

 

 

頂点仕事の大変さは大きく分けて2つだ。

 

 

 

大変さ①
大きな責任(説明責任)を負う

頂点の仕事は「説明責任が発生する」という苦労があることを知った。

 

これは結構ストレス。

 

 

部長やその上の人間から

「どうなっとるんだ!??」

 

などと問い詰められて、答えられなければかなりの叱責を受けることになる。

 

 

ただこれは当然ではある。

 

例えば、事象解析を行う場合。
計算機での解析を行うとなれば、2000万円~3000万円といった資金が必要になる。

 

 

応力計算や流体解析だと、このぐらいは普通にかかる。

 

これらの解析は万能ではない。

なぜなら、条件設定が全てだからである。

 

 

もし、委託の段階で「解析条件」が違っていたら、もう話にはならない。

 

多額の費用を無駄にすることになるのである。

 

 

その責任を負うことは簡単ではない。何とかするためには、めちゃくちゃ手間がかかる。

 

大変さ②
かなりの人を動かすことになる

頂点仕事の大変さは「お金のプレッシャー」だけではない。

 

「人」を動かす苦労もある。

 

 

一番大変なのは

「自分よりも年齢が上の人に協力してもらうこと」だ。

 

 

自分は苦労したものの、先輩に恵まれたので、仕事を上手く進めることができた。

 

 

ただ、上手くいかない人もいる。

「自分の方が年齢は下だけど役職は上だ!」などと考える人はまず失敗していた。

 

年配の方と上手くやっていくコツは「尊敬」にある。

 

単純に人生の先輩を尊敬できない人はプライドが邪魔していることが多く、意味もなく急にタメ口で命令してみたりする。

 

職場での役職存在の本質は「ため口で話すこと」や「上に立っていることを誇示すること」ではない。

 

 

 

「業務を上手く前に進めること」だ。

 

年配の方に業務を頼んだものの、年配の方が困っている場合には一緒に考えてあげる。上手く業務が進むようになれば、強力な仲間になってくれるものだ。

 

 

 

 

この2つの大変さに、精神が参ってしまう人がいるので注意して欲しい。

 

まとめ

以上「底辺仕事と頂点仕事との比較【結論:それぞれツラさがある】」の記事となります。

 

この記事を読んだことで

「底辺の仕事」を知って頂けたかと思う。

 

 

決められた労働条件下にて
仕事をして年収350万円

 

 

膨大な残業をする仕事を
こなして年収600万円

 

 

どっちが良いかは個人の判断に任せるが、残業時間100時間を超えるようであれば、賃金バランスは完全に崩れる。定時の時間内でも常に余裕がなく、全力疾走の仕事は疲れる。

 

 

この記事の結論としては

①それぞれの仕事には大変さがある

 

②底辺の仕事はしてはいけない。抜け出す努力をしよう。社会的に価値が認められない仕事があるよ


 

の2点です。

 

ここを自分は一番に伝えたかった。

 

多くの人の役に立つことを願っている。