電験合格からやりたい仕事に就く

「電験攻略資料」と「仕事の有益情報」を配信

【電験3種】ほぼ分からない人は「〇〇」を押さえると良い

「電験3種の勉強を始めましたが、無理ゲーです」といったコメントが多く見られる。本当にその通りのレベルにまで難易度は上がったと思う。では、初学者はどのような勉強をしていけば良いのか。この記事ではそこを考える。

f:id:denken_1:20200421000548j:plain

おはようございます。

電験と電気業界を研究している桜庭裕介です。

昨日配信した記事(電験3種電力科目の勉強をしよう!微妙に迷う所に焦点を)はなかなか面白いなぁと感じています。

 

電験2種の問題集との組み合わせで、かなり化けるな!と感じています。というより、「電験3種の問題が2種レベルの解説に匹敵するぐらい網羅性を問うようになってきている」とも言えます。

 

過去問を調べていくと結構面白いです。特に電力科目が顕著だなと感じていますので、ここは追手、別記事で解説していこうと思います。

 

 

まず初めての方もいらっしゃると思いますので、簡単な自己紹介を添えておきます。

❑電験研究歴❏
✔トータル100年分の過去問を分析

・電験1種 40年分
・電験2種 40年分
・電験3種 20年分

 

✔雑誌連載を開始
「理論の超入門」

 

一言で言うと、電験をずっと分析している人間です。

桜庭裕介|電験&電気仕事|MBA挑戦中@denken_1
 
 

夢はある?と最近聞かれた。

電気、プラントの運転操作を教えて、自分が飯を食えれば最高だと答えた。

妻子なしなら、小さなアパートの一室で納豆や卵とごはんだけの食事で暮らすと思う(栄養の事は無知)

今後、確実に介護施設の問題が挙がる。
そこに貢献できれば良い。

そんな事を考えている。

 
桜庭裕介|電験&電気仕事|MBA挑戦中さんの他のツイートを見る
 

 

 

今日は「電験3種が全く分からない人」に対して、どう戦略を取るかという話をしていきます。

 

電験3種の問題がほぼ分からない

 

これは「過去問を最初に見てしまった人」が持つ感想だったりする。実際、電験3種の過去問をパッと見ると、錚々たる問題が並んでいる。

 

自分は下記の「電験3種過去問題集」が網羅性があるので愛用しているのですが

 

これにいきなり挑戦して「内容理解しました!」となる人は日本全国で見ても、かなり少ないと思う。

 

実際、この「電験3種過去問題集」の口コミは悪い。歴代、☆が4を切ったりするのだが、平成30年の口コミは参考になるだろう。

❑Amazon公式から口コミをチェック❑

平成30年電験3種過去問題集の口コミ

 

この問題集を常備している企業も実際あったので、これは環境が整っていないなと感じたことがある。

 

例えば、工業高校の1クラス40人で考えた時に恐らくクラスの半分以上はこの問題集に苦戦するはず。安全圏の7割を取れる生徒は4分の1以下よりもっと少ないと思う。

 

つまり、何が言いたいかというと「学校に通っている現役プレーヤーでも、電験3種は普通に厳しい」「トレーニングが必要」だということ。

 

「いやいや、高校生でしょ?」などと言う人もいるのだが、高校生には「先生」というサポーターがいる。しかも、授業では演習問題を解いたりしている。

 

社会人の方が圧倒的に不利。ここはきちんと認識しておかないと、いつまで経っても分からない問題は分からないままといったことになる。

 

取るべき戦略を考える

「いきなり難しい計算問題を解く!」

というのは、誰もが厳しい勉強方法であることは察するはず。

 

逆に、電験3種の問題の中には

・例年同じような問題が出ている分野

・点が取れそう!でも、微妙に解けない(8割は分かっているけど、間違う)

 

これらの問題が混じっていることに気が付いて欲しい。

 

 

例えば、理論科目で言えば「直流回路の計算問題」。

電力科目で言えば「水力発電の計算問題」。

 

例年同じような問題が出ている分野は「参考書」できっちりと1から勉強するといい。自信がなければ、ここはサボらずに電気エンジニアとしてがっちりやり直そう。

 

 

・・・実は、ここまでは誰もができるだし、8月の中旬になるとここまでは大半の人が到達する。

 

ここからが重要な話

参考書で勉強して力も付いた。イケる!!

 

・・・だけれど実際問題と対峙したら違った。

 

「何故か間違うという問題」が存在するのだ。

 

もっと正確な表現にすると

問題を見る限り、ほとんど内容を理解しているんだけど、ちょっと自信がない・・。だから、選択肢を自信持って選ぶことができない。

 そして

結果、間違ってしまう

 

どこで情報を得ればいいんだ?という感覚に陥ったりする。(本当に絶妙な問題を作るなぁと関心する)

 

電験3種の選択肢を全て自信もって回答できるというレベルは、既に電験2種クラスだと思っていい。電験3種の問題集5年+参考書程度だと 知識が不足しちゃうようにできていると言っても過言ではない。

 

 

ただ満点を取る試験ではないことは認識しておこう。

 

「7割を確実に取る」

 

9割を狙ったりすると膨大な時間が必要になる。この戦略が現実的で良いと自分は考えている。

 

では、具体的な点数の話をしよう。

例年出題されるような問題だけだと、合格点には到達しない。もう少し点を取らないといけないのだ。

 

ではどこを狙うかというと・・・

 

点が取れそうで取れないを狙え

 

点が取れそう!でも、微妙に解けない。

8割は分かっているけど、間違う。

 

こういった問題を攻略して、点を取る。

当然、例年出題される問題をマスターしたことを前提に話を進める。(簡単な問題を落とすようだと、合格は見えてこない)

 

「ここ、微妙に迷わせてくるよね」というポイントを具体的に照らしてしまう方法が効果的だ。

 

※これは他の資格試験でも使えるので活用してみて欲しい。

 

平成22年問1 水車問題

イヤらしさ:★★★☆☆

 

単体の設備は分かっているけど、微妙に分からない・・という問題だ。こういう問題で点を取りこぼすと苦しくなってくる。

 

 

【問題】

衝動水車は、位置水頭を(ア)に変えて、水車に作用させるものである。この衝撃水車はランナ部で(イ)を用いないので、(ウ)水車のように、水流が(エ)を通過するような構造が可能である。

上記の記述中の空白箇所(ア)(イ)(ウ)(エ)に当てはまる語句として、正しい組み合わせは次のうち、どれか。

 

(1)

ア:圧力水頭 イ:速度水頭 ウ:フランシス エ:空気中

 

(2)

ア:圧力水頭 イ:速度水頭 ウ:フランシス エ:吸出管中

 

(3)

ア:速度水頭 イ:圧力水頭 ウ:フランシス エ:吸出管中

 

(4)

ア:速度水頭 イ:圧力水頭 ウ:ぺルトン エ:吸出管中

 

(5)

ア:速度水頭 イ:圧力水頭 ウ:ぺルトン エ:空気中

 

 

一つ微妙な理解だと点を落とす

 

答えは(5)だ。

 

電験3種特有の嫌な問題だと個人的には思っている。この問題形式は「5肢択一式問題」と呼ばれる。

 

行政書士という難関資格があるのだが、その試験でもこの5肢択一式問題は多く出題されて、受験者を苦しませる。

 

この形式が厄介なのは「曖昧な知識が一つ二つあると、一気に正解確率が低下する」といったところだ。

 

エが厄介

圧力水頭、速度水頭という知識とフランシス水車とぺルトン水車の知識の紐づけが上手くいっていない人は勉強不足だ。これを機会にきっちりと覚えること。厳しいことを言うが、電験には必須知識だから頑張って欲しい。

 

水力発電分野で特に重要なポイントは下記の記事でまとめてある。ブックマークやリーディングリストに入れる等の工夫をして、試験1ヶ月前におさらいができるようにしておいて欲しい。

 

では、エを自信を持って選ぶにはどうしたら良いかを考えよう。

 

対策:設備をきちんと学ぶ

電験は徐々に言葉だけを覚えたり、テクニックだけで乗り切ろうとする受験者を懲らしめるかの如く、進歩し続けている。

 

そのため、ぺルトン水車とはどんな構造をしているのだろうか??そして、フランシス水車はどんな構造でどんな特徴があるのだろうか??

 

ここを学ぶ癖をつけて欲しい。それが点に繋がる。

 

今の時代はインターネットもあって、ドローンで撮影した動画でダム施設が見れたりする。(東電ホームページ)

 

・デフレクタって何??

・ニードルって何??

といった少し調べればわかることを調べずにいるというのは良くない。電験の参考書、過去問に出てきたり、設備は自分で説明できるかといった観点で勉強していって欲しい。

 

まとめ

以上「【電験3種】ほぼ分からない人は「〇〇」を押さえると良い」の記事となります。

 

 

前回の記事と今回の記事で、電験で微妙に間違うような問題をピックアップしました。こういった問題を解けるようになっていくと、点の取りこぼしが少なくなります。

 

今後も「焦点を当てる記事」を配信していくので、本気で電験3種を撃退しましょう。

 

❑関連記事❑

電験3種電力科目の勉強をしよう!微妙に迷う所に焦点を

 

❑オススメ記事❑

電験勉強の完全マップ|全分野の基礎・応用を徹底解説【点を取ろう】

 

電験合格からやりたい仕事に就く「運営理念・ビジョン・バリュー」