「電験の勉強は毎日やった方が良い??」「土日は休みたい」といった質問を以前受けたことがある。ここに対して、自分の考えを述べていく。
おはようございます。
電験と電気業界を研究している桜庭裕介です。
初めての方もいらっしゃると思いますので、簡単な自己紹介を添えておきます。
❑電験研究歴❏
✔トータル100年分の過去問を分析
・電験1種 40年分
・電験2種 40年分
・電験3種 20年分
✔雑誌連載を開始
「理論の超入門」
一言で言うと、電験をずっと分析している人間です。
夢はある?と最近聞かれた。
電気、プラントの運転操作を教えて、自分が飯を食えれば最高だと答えた。
妻子なしなら、小さなアパートの一室で納豆や卵とごはんだけの食事で暮らすと思う(栄養の事は無知)
今後、確実に介護施設の問題が挙がる。
そこに貢献できれば良い。
そんな事を考えている。
一方で「TOEIC885点」を持っています。
とある場面で【電気エンジニアは英語能力がないから今後ダメ】といった意見を見て「そんなことはないぞ!俺らは勉強してきてないだけだ」と思い、取得する方法を1から研究して実現してみせました。
そんな挑戦ばかりしている男です。
では今日は「電験の勉強の頻度」について回答していきたいと思います。
結論:電験勉強は毎日やった方が良い
本日、こんなツイートをしました。
毎日勉強が優れている理由
— 桜庭裕介|電験&電気仕事|MBA挑戦中 (@denken_1) 2020年4月22日
①疲れにくくなる
②成果が出やすい
③記憶に残りやすい
④勉強時間が伸びる
⑤やり直しがなくなる
⑥工夫が生まれやすい
⑦やる気依存がなくなる
ルーティン化してやる気依存を抜ける感覚。上手くいく時は大体この段階なので、継続を大事にしている。#継続は力なり
毎日勉強が優れている理由
①疲れにくくなる
②成果が出やすい
③記憶に残りやすい
④勉強時間が伸びる
⑤やり直しがなくなる
⑥工夫が生まれやすい
⑦やる気依存がなくなる
これは完全に自分の成功経験に基づいたものだ。
電験の場合は時間がなくて、目標からやるべきことを逆算していくと時間が完全に不足していたので毎日勉強が必要ではあった。
だが、4科目をバラバラに勉強していたら勉強効率はめちゃくちゃ下がるし、どんどん忘れていってしまう。
結論を言うと・・・
勉強効率を高める為には無駄を省く必要があって、そのためには「毎日勉強が効果的」だった。
だが、問題は沢山ある。
電験の勉強は闇雲に毎日勉強などできない
「電験は毎日勉強すれば合格するよ」という講師がいるが当たり前の事である。大抵のことは毎日5時間~8時間作業すれば達成できる。
だが出来ないから皆、苦労しているのだ。
ここは絶対に工夫すべきところだと自分は思う。
毎日学習は「勉強間隔が空くことによるやり直し作業、思い出し作業という無駄」を省くことができることは誰でも想像はつく。
以前紹介したが、自分は電験1種一次試験を4科目同時合格を達成している。申し込みからの勉強開始でだ。※
※上司から(会社から)強制的に申込をするように依頼があったというのは完全にマイナスだが、でも頑張った。
自分もたくさん失敗してきたのだが、どうしたら勉強の成果が出やすい状態を作れるかも踏まえて解説していく。
ちなみにTOEIC885点を取った時は成果が出やすい状態を作り出し「当てるべくして、当てにいった」
複数回試験は受けていて、885点を取る前は800点でもあった。試行錯誤はあったが、まぐれではないと言えるだろう。
TOEICにおいても、毎月の残業時間が45時間を当然超えていたので極めて時間がなかった。その環境下で成果を出すためには「無駄をなくす工夫」が必要だった。そこに「毎日勉強」というルーティンがやはり効果的だった。
ルーティン化の強み
「ルーティン」という言葉をご存知だろうか??
❑ルーティンの定義❑
「決まった手順」「お決まりの所作」「日課」などの意味の英語。
コンピュータプログラムでは特定の処理を実行するための一連の命令群をルーチンと呼ぶ。最近では、スポーツの試合のここぞという場面で、集中力を高めたりゲンを担いだりする意味合いで行われる選手独自の儀式的な所作を、ルーティンを呼ぶことも多い。
ラグビーの有名選手である五郎丸さんが特徴あるポーズをすることで、一気に有名になった言葉だろう。
スポーツ業界でのルーティン
このルーティンという言葉は、五郎丸選手の登場以前、もっと昔から存在していた。プロ野球選手で言えば「イチロー選手、上原選手、松坂大輔選手」は行っていると公言していた。
これらの選手は、毎年成果を出していて、さらにはチャンスの時、ピンチの時ほど結果を出していた。
また、野球のみならずサッカー選手でもルーティンを大事にする選手がいる。ピッチに入る前は「左足から入る」「フリーキックを蹴る前は〇〇の仕草をする」「試合前は特定のトレーニングをする」といった選手もいる。
中でも、中村俊輔選手のルーティンは凄いので紹介しておく。
「練習試合も含めて試合の都度、ノートに「プレイ状況」を書き綴っている」
というルーティンもある。
反省がルーティン化しているそうだ。(この方は努力の塊みたいな人なので、知れば知るほど好きになる)
ルーティンをもう少し深堀しよう。
成果が出る仕組みが分かってくるので面白い。
ルーティンを行うと成果が安定する
何故に、様々な業界でルーティンが大事だと言われているかというと
成果の安定性が優れているから
である。
ルーティンでの成果が特にずば抜けていると言われている人で見ていこう。
「イチロー選手」だ。
著書もいくつかあるぐらいだ。
イチロー選手は「食事」までもルーティン化していたりするのをご存じだろうか??朝食は奥さんの手作りカレーを毎日食べている。冷凍庫に大量に保存してあるのをテレビで見て驚いた人も多いだろう。
食べた時の感情等を含めた体の違いを感じるようにしているとのこと。
また球場入りして、ウォーミングアップする際の手順も決まっている。バッティングピッチャーも専属の方にやってもらっている。
そのため「パターンAの時はこうする」「パターンBの時はこうする」といったように具体的な対応がパッとできるのだ。
ここまでいくとプロの領域だ。
プロという言葉で片付けたくない
イチロー選手は凄い。
ただ・・・これらのことを「プロ」という言葉で片付けてしまうのは勿体ないと自分は考えた。
そして分析をすることにした。
【凡人の自分に落とし込めないか】を研究したのである。
「ルーティンを行うと成果が出ます」と言った言葉があるが、もっと具体性がある言葉にできないかをまず考えた。
が、よくわからなかった。
とりあえず
毎日勉強をルーティン化する
これを目標に取り合えずやってみることにした。その結果、いくつか大事なことに気が付くことができたので共有しておく。
毎日勉強はやる気依存からの脱却
当初、電験に挑戦する自分は闇雲に5時間以上勉強するといった課題を設けていた。だが、徐々に達成できない日が発生した。さらに勉強開始まで時間がかかる日もあった。
電験4科目の勉強も成果出ているのかどうなのかも分からなくなってしまっていた。
そこで自分は3つのルーティン(毎日勉強)を定めることにした。
①早朝1時間勉強
②寝る前30分勉強
③隙間時間は勉強
実際やり始めて1か月は相当苦しかった。隙間時間はゲームをやりたかったし、早朝は眠かった。
が、寝る前の30分勉強だけは割とすんなりできた。
だが30分の勉強だと分からない所を解決できない日が発生した。徐々に隙間時間に調べものをするようにした。誘導電動機や同期機が特に分からなかったので、ネットを中心に勉強した。合わせて電験記事を読んだりしていた。
これを続けていたら、面白いことが起こった。
「隙間時間ぐらい遊びたい」「隙間時間に遊ぶ時間を確保したい」という気持ちが生まれてきたのだ。
完全に思いつきだが、早朝に勉強をしてしまえば昼間はゆっくりすることができる!!と考えついた。それから、自分は早朝勉強をするようになった。
そうするうちに勉強サイクルが作りあがった。
勉強時間以外は遊んでいい
この意識こそが大事だと感じた。
この意識を持ってから面白いことに勉強の進捗が加速した。そして「勉強の為にやる気を出す」という行為すら必要なくなった。
休憩時間までも勉強が気になってしまう人がいる。そういう人は苦しんでいるだけで、実際、勉強をし始めることが難しくなってしまったりする。勉強し始めるとそこまで集中してなかったり。(完全に自分も該当する)
メリハリをつけよう。
ルーティンという枠さえ守ればよい。
その緩やかな意識こそが、自発的な勉強に繋がっていく。
やらされているのではなく、自分がやっているのだ。
そう考えられると、勉強時間は増大していく。
その成果は「結果」として必ず出る。
電験は勉強量が多く要求されるので形として表れにくいが、試験範囲を網羅して勉強できれば必ず点として表れる。
だから今日も一つずつ積み重ねていこう。
あとがき
夜の歯磨きは眠い時だと、面倒に思うことがある。だが、朝の歯磨きは絶対にする。気持ちが悪いし、そうなることが分かっているので意識せずとも歯を磨く。
ご飯も同じで腹が空いて困るので、朝の食事は採る。
自分は「ルーティン枠で行う勉強」を無意識で行えるようになった。それは英語でも電験でも読書でも対象はあまり関係がない。完全にトレーニングの成果。
これまでの話をまとめると
自分が経験から学んだ事は
ルーティン化による毎日勉強は「やる気依存をなくす効果」がある
ということ。
「作業に入る習慣」をとにかく形成してしまえば、やる気を出す必要はない。やる気依存を抜ける感覚を味わって欲しい。
目標がある人の参考になればと思う。
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