「勉強が続かない」「なんであの人は勉強のスタミナが凄いのか」という悩みに対して答えていく。自分は先月の後半において18時間労働で全力で駆け抜けていた。
だが初めからその「勉強のスタミナ」を持っていたわけではない。
今日は「スタミナの増やし方」がテーマだ。
おはようございます。
電験と電気業界を研究している桜庭裕介です。
初めての方もいらっしゃると思いますので、いつもの簡単な自己紹介を添えておきます。
❑電験研究歴❏
✔トータル100年分の過去問を分析
・電験1種 40年分
・電験2種 40年分
・電験3種 20年分✔雑誌連載を開始
「理論の超入門」
❑TOEIC❑✔半年で885点取得
最近頂いた話で「電験の教科書」の作成がある。
Twitterでは少し紹介したのだが、形が何となく見えてきた。
数々の資格試験を紹介する「一年目の教科書」というシリーズで電験を紹介する場合には300ページ程度しか情報を込めることができない。
これまでの自分なら確実に断る。
何故なら、購読者がその300ページで電験合格に極限に近付けるような工夫を入れ込むことが難しいからだ。ここ20年どころか電験の歴史の中で成功した人がいないと思う。
今は依頼を受けた仕事をしつつ、この課題に向き合っている。ちなみに18時間労働は崩していない。「超労働した先に着想がある」という持論があるからだ。
「スタミナ化け物」と呼ばれる自分の話も最後にちょろっと紹介する。
本題に入ろう。
勉強のスタミナは成功者のスキル
自分は数多くの成功者を見てきた。
仕事柄も大きく影響しているが、そういう人がいる環境にいようと努めてきた。電験だけでなく他の国家資格を取っている人や管理職の管理職というポジションで第一線で活躍する人とも付き合いがある。
そういった方は1つの難関資格に満足することなく、次々と挑戦を繰り返すといった共通の特徴がある。当然仕事もご想像の通り、成果を残している。
そういった方に総じて共通するのは
膨大なスタミナを持っている
という点だ。
膨大なスタミナは一つのスキル
スタミナ
これは現代においても「一つのスキル」として認識していた方がよい。
「あいつと自分はほとんど能力は同じだし」「いや、俺の方が能力は高いのに」などといった誤った認識をしていると、まずあなたは成功しないだろう。
結果を出せる人出せない人の違いは
「戦略」
「能力」
「投入時間」
これらの違いと言っても過言ではない。
その投入時間に大きな影響を与えるのが「スタミナ」だ。
膨大なスタミナ持ちはいつの時代も強い
最近は有名人がyoutubeで発信をしているが、凄い人の話を聞くと面白い。だいたいがっつり仕事をしている。
キングコングの2人が有名youtuberで注目されているが、あの2人を甘く見がちな大人が多い。
彼らは20代の若い時期から朝から夜中まで仕事を経験している。
「朝8時に集合してそのまま朝の7時まで打ち合わせ&リハ。徹夜だ。30分休憩して本番撮影」
文字に起こすと完全にブラック労働だ。でも、その経験が2人のスキルになっているのは間違いないだろう。ダッシュしてからの継続力が半端ではない。
芸能人の話は極端だ。
とはいえ身近な人との違いは「スタミナの違い」であることが往々としてある。膨大なスタミナ持ちの人と比較して物事を考えるとだいたい失敗するから注意して欲しい。
スタミナお化けなんて言われる人は連休中にもがっつり勉強していたりする。
「2時間勉強が基本的に良い」説
ここまでスタミナの話をしてきたが、ここからは具体的な勉強時間について考えていこう。
「2時間」という時間設定で勉強すると効率が良いと言われていることはご存知だろうか。これは脳科学的には正しいのだろう。
人間の脳は勉強を開始して1時間経過あたりから集中できるので、1時間以下の学習は効率が悪いといったものだ。
一方で勉強開始から30分程度は基本的に集中できないと言われている。
個人的には正しい所もあれば、間違っている所もあると考えていて
個人差があるから「自分に合うスタイル」を見つけるべき
という意見を持っている。
そのため、一度はやってみて欲しい。
2時間サイクルで何セットやれるかどうか
恐らく、 3セット目が相当キツイはずだ。
午前中1セット、午後から1セットはたぶんできる。だが、3セット目に入った途端、集中がもたなくなる。
そもそも人によっては2時間の勉強ですらキツイと感じる人もいるはず。実際に合わない人も結構いた。
・・そう。
勉強時間自体、完全に合う合わないがある。脳科学が全て正しいとは言えないと自分は経験から感じている。
勉強のスタミナを手に入れろ
自分も最初から2時間勉強ができたわけではない。
早朝に1時間勉強して、午前中にもう1時間勉強する。そして、午後から1時間勉強するというのが限界値だった。
中学校時代は1日8時間といった勉強をしていた時期もあったが、20代になってそのスタミナは完全に失われていた。
ここからは完全にスポーツと同じだ。
勉強のスタミナも肉体のスタミナと一緒で、年月をかけて繰り返していく中で身に付けていくしかない。
スタミナをつける方法
スタミナをつける方法はネット検索すると、下記の3パターンだ。
方法①少しずつ勉強時間を増やしていく方法
方法②理想のスケジュール通りに勉強して慣れる方法
方法③ぶっ通しで勉強して負荷に強くなる方法
実際に自分がやった経験を添えておくので、自分に合う方法でスタミナをつけて欲しい。勉強方法に個人差があるようにスタミナの付け方にも違いがあると思う。
①少しずつ勉強時間を増やす方法
※過去に自分はこのやり方が合わなくて違う方法にしている。
「1日10時間勉強」が最終目標としよう。
今の体力だと1日4時間が限界だ!という人は1週間毎に30程度勉強時間を伸ばしていくという方法だ。
予備校ではこの方法が取られていたりする。一気に勉強時間を増やすと、燃え尽き症候群に襲われてしまうからだ。
徐々に勉強時間を増やして、夏の模試に合わせて徐々に体を作っていくイメージだ。
ただ自分の気質には合わなかった。自分は一気に燃えあがるタイプ。ちょっとずつ締められている感覚が苦手だった。そのため、かなりきつくて最終的に途中で勉強をやめてしまった経験がある。
②スケジュール通りに勉強して慣れる方法
学校のように時間割を作る方法だ。
6時から8時 A分野
9時から11時 A分野続き
13時から15時 B分野
16時から18時 C分野
20時から22時 B分野続き
知人もそうだがTwitterを見ていても、この方法で勉強する人が多い。
だが、大抵は急な予定が入ったりして崩れてしまう。で、やる気を失ってしまい1日の目標勉強時間に到達できなかったりする。
この方法で2時間勉強のスタミナは身に付くそうだ。何日も継続することで、勉強による疲労も感じにくくなるとのこと。
だが、自分は無理だった。
③ぶっ通しで勉強して負荷に強くなる方法
自分はこっちのタイプだった。
もういきなり1日10時間に挑む。
だけど、2週間の合宿形式。
この2週間というのがミソ。
家族にも2週間だけ頑張るわ!と言って協力してもらったりもした。(これは家族も結構協力してくれる)
あまりスケジュールという枠は設けなかった。苦しく感じて牢人のように思えてしまうから。
1時間半の勉強で終わることもあったけど、楽しいと感じた時は3時間勉強をしたときもあった。効率についてはあまり気にせず、とにかく1日の総勉強時間に届くことだけを考えていた。
恐らく最初の方は効率も悪かったと思う。
ただ色々細かいことを気にしていると「上手くいかないタイプ」だったのでこの方法を試してみた。(薄々器用ではないタイプだと勘付いてはいたが)
朝4時に起きて、家族が起きる前までに3時間カウントしてしまうと超楽だった。
朝7時の段階で残り勉強時間7時間なら1日10時間勉強は達成できる。
朝飯を食べて即勉強に入るようにした。
8時~11時まで何とかながら勉強でもやる。これでトータル勉強時間は6時間!
午後からは遊びに出掛けたとしても、夕方に帰宅後に1時間勉強する。
で食後も1時間勉強する。
風呂から出たら寝る前に2時間勉強だ。
こんな感じで雑に勉強をする週を作るのは面白い!
メリハリがあるし、なんか頑張っている感じもする。
・・これが自分の生き方でもあるかもしれない。一気に燃えてがっつり成果を出すスタイル。(ただ風呂に入らなかったり、入浴中に飯を食べたりするのでそこは改善しないといけない。)
まとめ
勉強のスタミナをつける方法を3つ紹介した。
実際に自分は色々やってきたが
自分は「徐々に」「スケジュールで」といった勉強のやり方は苦手だった。
たぶんそういうタイプもいるだろう。
それで勉強が向いていないと感じてしまう人は勿体ない。
がっつりと自分が好きなように勉強してみて欲しい。
主人公が修行で強くなる時のように、合宿をしてみよう!
自分の身のまわりには変なタイプが多いのかな?
意外とこういう感覚で勉強をしている知人が多い。電験2種ホルダーや電験1種ホルダーだ。
TOEICをいきなり900点オーバーを取った同期の理系東大生もこの勉強スタイル。
試してみる価値はあるだろう。
気が付いたら、2時間の勉強ではへこたれないスタミナが身に付いた。
ちなみに自分は最大で18時間頑張る事ができるアホである。(そこ前の会社でつけこまれてしまい、昼間現場作業、夜は資料作成、夜中(2時まで)はデータ整理&報告書確認といった生活をしていた)