「いよいよ入社式だ」「また会社生活に戻るのか・・」と思う人は少なくない。これは転職経験者のほとんどが思うことだそうだ。自分も実際にこの感情を感じつつある。直接、この感情についてエージェントに聞いてみた
精神を和らげるために役立つ良い話だったので共有しておく。
おはようございます。
電験と電気業界を研究している桜庭裕介です。
初めての方もいらっしゃると思いますので、いつもの簡単な自己紹介を添えておきます。
❑電験研究歴❏
✔トータル100年分の過去問を分析
・電験1種 40年分
・電験2種 40年分
・電験3種 20年分
✔雑誌連載を開始
「理論の超入門」
❑TOEIC❑✔半年で885点取得
一言で言うと、電験をずっと分析している人間です。
夢はある?と最近聞かれた。
電気、プラントの運転操作を教えて、自分が飯を食えれば最高だと答えた。
妻子なしなら、小さなアパートの一室で納豆や卵とごはんだけの食事で暮らすと思う(栄養の事は無知)
今後、確実に介護施設の問題が挙がる。
そこに貢献できれば良い。
そんな事を考えている。
自分は「メンタルが強い」と思われがちだが、実は結構弱い。
自分は次の職場に「管理職」どころか「所長候補」として迎えられることになっている。
「個」での活動であれば、それほど怯えはない。何故なら相当の場数を経験してきているし、どんなことでも何とか形にはできるからだ。
今、作成を検討している電験の教科書も恐らくは成功を収めると思う。(すでに知り合いの会社関係や元の会社の組織が買うような話をしてくれているのも大きいが。)
不安になるのは「個の話」ではない。
これは恐らく皆そう。
ではどこに不安を抱えるかというと・・・
新しい環境への不安
新しい環境こそがストレスだ。
転職エージェントさんに聞いたところ、ほぼ全員が新しい環境に飛び込んでいくことに不安を覚えるそうだ。
ただ「新しい環境への不安」という言葉は抽象的だ。もっと具体的な言葉に変えると
「人間関係」
そう。
人間関係こそが「不安」を最も引き起こす最大の要因だ。全体の約9割がこの不安が一番だと答えるアンケートもあるぐらい。
しかも、この「もやもやとした不安」は実際職場にいってみてからじゃないと確定しないから厄介。自分では解決することもできないし、逃げられないからなおのこと立ちが悪い。
「入社前の連絡」という封筒を見て、微妙な感情になったのではないだろうか??
この記事を読んでもらって、がっつりと気持ちを和らげてもらえれば幸いである。(文章で和らげられるように頑張って工夫を凝らします)
実際、今回は自分では手に負えない部分もあった。
そのため、転職エージェントさんにも問い合わせをしている。この不安の向き合い方と上手く付き合う方法はないものかと!
そこで得た話を織り混ぜるので心の薬となるだろう。
やるべきことを整理して一つずつ試していこう。
まずやるべきことは一つだ。
「どうして不安な感情になるのか」をはっきりさせること
実際、自分もやってみたら大分感情が変化したのでやってみて欲しい。
「不安」と徹底的に向き合う
これは自分が大きな仕事等で寝れないほどの状況に陥ったときに行う行動の一つだ。
例えば業務報告会。
サラリーマンも経験を積んでいくと、金額や重要度が大きい業務だと経営層に説明になることもある。
別記事で紹介したが、大ホールにて300人を超える社長以下のお偉いさんに業務報告する局面では「不安とがっぷりと組み合って向き合う」というのは効果的だった。
緊張も一切しなかったし、ホール全体から笑いを得ることもできた。
エージェントさんはカウンセリングのプロではないので、このあたりは良いアドバイスをしてくれなかった。
エージェントさんは総括的な話というより「これを考えてみたら」「あれを考えてみると良い」といった具体的な答えを提案してくれる。(会社の業務マニュアルとして答えを持っている)
カウンセリングではないけど質問をいくつも受けているうちに分かったことがある。質問の共通部分・・・
というより本質部分は
不安な感情と向き合うことで「自分が何に対して不安を抱えているのか」をはっきりさせると対策も思いつくから落ちつくよ
ということ。
桜庭の不安の向き合い方
実際、自分がどう向き合ったかを残しておく。実験体だと思ってもらい、参考になればと思う。
桜庭が新しい環境に飛び込むことで、どんな不安を持っていてどう気持ちに整理を付けたかを知れば、そういう考え方もあるのだな、同じことを思うやつもいるのだなと楽になるだろう。
では、不安と向き合ってみよう!!
不安①「嫌な人との出会い」
「コミュ障」という言葉があるが、明るいと言われる自分だって身内の人たちだけと一緒に居たい。
「うぇい!」などと肩をパンチしてきたり、「勉強しても意味ねーよ」と言う人は正直キツイ。(中には良い人もいるけどね)
ただ人によって「嫌に感じる人」は違う。だからこそ厄介だ。
ただここに向き合わずにいると、不安になってくる。特に人間関係が嫌で職場を変えた場合
「どうせ、職場を変えたって嫌な人はいるぞ!」
なんて元上司のアドバイスを思い出したりすることもあるだろう。
「やっぱり元の職場にいた方が良かったかな・・?」
こんな感情が1ミリ程度、ポッと脳裏に浮かぶこともある。仲が良かった先輩、後輩の事を思い出したりすると、急に不安になったりする。
気持ちはめちゃくちゃわかる。
だが、一言言わせてもらう。
この考え方は決定的に間違っている!
100%、次の職場の方が良いという確証はない。これは正しいだろう。
でも、あなた自身、退職届を提出したあの時期のことを思い出して欲しい。
あの状況で仕事を続けることができたか?続けたいと思うか?コロナ明けにめちゃくちゃになった業務を立て直すやる気は出るか??
俺はNoだ。前の職場に戻る気はない。絶対に嫌だ!
やる気など確実に出ない!
エージェントさんに言われてハッと思った言葉がある。
次の職場に行くのが憂鬱になったら
「過去に戻れるとしたら・・」を想像してみて下さい
確かにそうだな。これは良いだろう。
メリットがあって次の職場を選んだ。揺らぐ理由なんてない。どうせ元の職場にいても嫌なことはあるんだ。
「次の環境に行こう!」と自分の心は動いた。後には引けない。いや、引かない。
❑POINT❑
「嫌な人がいるかもしれない」の不安対処法
⇒元の職場に戻る?を考えてみる。もし、嫌になってしまっても、スキルを身に付けてキャリアアップを狙った転職をすれば良い。最近テレビに取り上げられる有名サラリーマンは5回といった転職をしていたりする。
深刻に考えずにいこう!!俺も深刻に考えないから!
さて次の不安と向き合うぞ!!
不安②「休み期間が長くて働けない」
休みすぎると働けない人が出る
これはエージェントさんがお話していたことだ。
少し考えてみたら「確かに・・・」と思った。
特に自分にはかなり刺さる言葉だった。
一つ思ったことがある。
実はサラリーマンというのは基本的に自分の意思で行動していない
語弊がある言葉ではあるが、その通りだと最近感じるようになった。
どうしてそう思うかというと
「自らの責任で仕事を頭からケツまで決定していないから」
だ。
いやいやサラリーマンだって責任取って頑張っているわ!となる気持ちは分かる。自分もサラリーマンの立場ではそう思っていた。(実際にはそのぐらいの責任を担っている人も小数だがいる。)
だが、今はフリーになって活動をしているのだが、自営業、起業家という職業から捉える「責任」は結構違った。特に家族がいたりするとかなり違う。
責任という言葉の認識の違い
「責任」という言葉をもっと正確に表現した方が良い。
「自分の名前の信頼を失う覚悟」
「身銭を切ってまで責任を取る覚悟」
「市場調査をし戦略を立て具体策を一人で承認する覚悟」
サラリーマンという職業はあくまで意思決定は相当上の役職の人がやってくれるし、そもそも会社自体の事業基盤やネームバリューがあるから取引先も決まっている。
つまり、方向性が既に決まっていて収益が出ることがだいたい決まっているのだ。
自分が不安なのは
サラリーマンに戻った時に
「会社が決めた方向性に従えない感情」と向き合えるかどうか
ここが不安だったのである。
意味のないチェックシート、エクセルで計算した見積もり書を電卓で叩き、赤ペンで電卓の値を書くという作業等を次の職場でも廃止にできるかが不安になる。
(停電範囲として建屋1階の蛍光灯全部という申請書を提出しようとする際に、蛍光灯の配置図という図面に蛍光灯を1本ずつ色を塗らないといけないルールも無駄過ぎる。これは前の職場で改善できなかった。)
「俺、自営業してないし安心だな」と思った人・・・実はこういう人も同じような感情に陥ることをご存じだろうか??
・・・休み過ぎて生じる憂鬱・不安は「ゆっくり過ごしすぎた場合」「自分の好きなように過ごしすぎた場合」にも起こる。
休み過ぎて憂鬱になる理由
これは一体どういうことなのかを解説していく。
人間というのは本来縛られるのが嫌な生き物である
人間は休みすぎると、本来の自分に戻るそうだ。
だから、仕事という縛られる環境から離れることでうつ病も改善されていくし、性格も変わりどんどん明るくなっていく。
本来の自分になることで自分で意思決定をするようになる。これが「好きに生きている」である。
だが裏を返せば
会社と労働契約を結んで組織に加入すれば、自分の意思での決定範囲が急激に少なくなってしまう
ということだ。同じ人間なのに主従関係が当然生まれる。
ここに苦しみの原因がある。
もっと分かりやすい言葉で表現すると
「もっと好きにさせろ!」「好きに生きたい!」
ということだ。
これは人間として正しい感情だと自分は思う。だからこそ、すごく向き合い方が難しい。
好きに生きたい感情に折り合いをつける
・耐えるしかない
・適応していくしかない
誰だって好きなことをして生きていきたい。ただ、それは難しい。
個人でスキルを身に付けて老後まで生きていく術を吸収するのはかなり難易度が高いからだ。企業に入っておくだけでもの凄い経験値を得ることができる。このメリットを見逃してはいけない。
エージェントさんからもらったアドバイスを紹介しておく。
これから入社する企業にはその企業を選んだ理由は必ず存在する。これを忘れない事。(存在しないはずはない。なければ転職活動のやり方が間違っていたという事)
「企業を選んだ理由としっかりと向き合う」という事だ。
自分でリスクを背負った上で会社を持たない限り「好きにさせろ!」とは言えないということだな。ここは厳しいようだが、きちんと認識しておかないといけない。
「ただ仕事もしたくないし、だが生活費が欲しい」というのはダメ。ダメな理由は「大人だから」。
ツライところだが、改めて自分のサイトのテーマとして掲げている「やりたい仕事に就こう」が大事だなと感じている。
❑POINT❑
「休み過ぎて働きにいけない」の不安対処法⇒人間は本来縛られるのが嫌な生き物。だが転職活動の当初、転職先企業の選定理由を整理したはずだ。ここは折り合いをつけてやっていく覚悟をつけるしかない。※
※「厚生年金」も企業に半分払ってもらうわけだしね。と言った具合で折り合いをつけた。
不安③「疲れそうだし面倒」
気持ちはめちゃくちゃわかる!
それはそうだ。自分で操業しているのであれば別だが、他人の会社に入って「わーい!」とはなかなかならない。
解決策としては
「運動」
「体を鍛える」
が良いそうだ。
肉体の衰えは精神の衰えでもある。
しっかりと走り込んだりすることで、少なくとも疲労は感じずらくなる。そうなれば、面倒という感情は軽減され、少しは会社に行きたくなる。
実際、自分は朝活を始めて早朝に運動をしている。だいぶ筋肉がついて腹筋が少しだけ割れるほど引き締まってきた。子供と公園行くのも億劫でなくなった。
仕事でダルいことを任せられたとしても、少しは耐えられそうにはなりつつある。
❑POINT❑
「疲れそうだし面倒」の不安対処法⇒運動をして、身体・精神共に鍛え直そう。
不安④「新しい事を覚えられないかも」
歳を取ると劣化が起こる。
これは避けられない事実だろう。実際、20代前半ならできないことはないと自分は思っていた節がある。
無名大学の凡人だった自分が超一流企業にエントリーシートを出して一次面接を突破し、二次、三次、筆記試験、最終面接を通過できたりもした。
ただ最近は単純にスケジュールを忘れるといった凡ミスをするようにもなった。鍵を無くしたり。Zoomの使い方ですら疲れを感じた。(結局、途中でやめて疲労が少ない早朝にやることにした)
こういった傾向が見られる人は脳のトレーニングをきっちりやり直した方が良い。
一例としては奥さんがやってくれている買い出しを経験するのも良いだろう。自分は定期的に買い出しをやって、いつも使わない脳の部分を使うようにしている。
あとは「メモ」だ。
新しい環境で仕事を覚える際はとにかくメモを残そう。写真を取ろう。覚えられるわけがない。最初の半年はしんどいと思う。
全く畑違いの新しい部署に異動になった時、自分は相当大変だった経験があるからわかる。ただ一つずつできるようになれば問題ないので、一つひとつ丁寧にやっていこう。
❑POINT❑
「新しい事を覚えられないかも」の不安対処法
⇒「脳のトレーニング」を事前にやっておき下地を作る。新しい職場では「メモ」を残すこと。
不安④の特例
「メモを取る」だけで解決できないケースが存在する。
「・・あ?」と思う人もいるだろう。
ちょっと暗くなる話だから冗談を挟んでしまった。明るくしておこうと思っただけだ。。
世の中とは上手くいかないものだ。
「メモを取る心意気があってもダメなケース」が存在する。
そんなことがあるのかと思うかもしれないが、稀に
教える側がクズ
ということがある。
このケースはヤバい。実際に自分も経験があるし、だが自分は耐えてきたタイプだ。しかし、これに耐えかねた後輩が辞めてしまったことも経験している。(力になれずごめん)
ちなみにこれはツラいぞ。
メモをしようにもそのタネになる教育がない。考えられる手段は「質問」だが、気まずかったりする。教育担当に聞いても
「・・え、わかんねぇっす」
「適当でいいんじゃないっすか」
「・・・(ッチ、忙しいのに)」
こんな調子だ。失敗すると自分が大変な目に遭う。
言葉が悪くなって大変申し訳ないが、こういう系統に共通するのは「伝え方が下手」もしくは「本当に仕事内容を知らない」のどちらかだ。両方の場合も多い。
直に注意したことがあるが、拗ねて仮病で帰宅してしまった人もいた。
「自分仕事やる気ないんで後輩に教える気がないです。申し訳ないです」
と言われて、びっくりしたことを覚えている。こんな人種もいるのだなと。
ここを乗り越える方法は・・・
・「修練」と思うこと
・前任者を探し出すこと
・他に詳しい人に聞くこと
相手を変えようとしても無理なことがある。ならば逆らい過ぎずにいい感じに付き合っていこう。
❑POINT❑
「メモのための質問がしにくいケース」の対処法⇒「修練」だと思うことだ。あと早い段階で情報の入手ルートをはっきりさせることだ。
まとめ
以上「新しい環境が不安だよね。気持ちを和らげる記事【転職後の電気エンジニア向け】」の記事となります。
最近は子供の世話でとぎれとぎれで記事にできなくて申し訳ないです。転職に挑んだ方、共に頑張ろう!幸せな人生(ストレスが少ない安定した)を過ごせるよう、少しだけ辛抱して頑張ろうね!
電験や他の資格を取るためにも、1週間の大半を過ごす環境を良いものにするのはかなり重要。
何とかして環境を整えて、勉強効率を上げていこうね!
今日も良い一日を!!