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高専生に電力会社はオススメしない【出世は無理|割り切るならアリ】

お疲れさまです。

 

桜庭裕介です。

 

今日は「高専生に伝えたいこと」を記事にしました。


自分は高専を卒業したのち「このままではダメだ」と思い、大学に入学したという経歴を持っています。



これまで多くの企業と関わりを持つ仕事をしてきました。

 

 

特に、メーカー、商社、電力会社と関わることが多かったですが

 

 

見てきた「事実」をお伝えします。

 

 

高専生に電力会社はオススメしない【重要な理由3つ】

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「電力会社の仕事は想像以上にキツかった」

 

電力会社で働いている高専の人はたまに会うと、必ずこの愚痴を言います。

 

 

そして、自分の身の周りで言えば、

「電力会社に入社した半数が5年~10年の間で辞めています」

 

 

なぜ、給与厚生が最強とも言われる超安泰企業「電力会社」を辞めてしまうのでしょうか??

 

 

転職サイトを見ると、電力会社の評価は高いです。

 

しかし、高専生からの評価は「かなり悪い」

 

 

転職サイトではこの実態を掴むことができませんでした。(口コミサイトを見ると、高専生からのコメントがあり、ヒントになる情報がありました)

 


調べていくと、高専生が電力会社に入社すると「3つの損」をすることが分かりました。

 

オススメしない理由①
「課長以上に出世ができない」

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出世を目的に仕事を頑張っている人は多いです。


人間は心のどこかで認められたいと思っているものだからです。

 

・仕事ができれば、学歴は関係ない
・資格を取れば、出世できる


認識しておいて欲しいのですが

これらは電力会社の中では「完全に誤り」です。


おかしいと思いますが、これが「電力会社のルール」なのです。



それぞれの部署の頭は有名大学を卒業した人間でなくてはいけないのです。

 

つまり、高専卒の人には基本的に部長やGr長といった出世の道は作ることが難しいです。抜本的に組織を変えたり、経費削減等の改善をガンガン成し遂げたとしても・・世代の院卒がどうかといった運次第というところが正直なところでしょう。



では、そうそう有名大学の学生が入るのか??と思う方もいるかと思いますが



電力会社には毎年、東大・京大を始めとする国立大学の大学院を卒業した人間が何十人と入社します。


彼らの半数は当然ながら優秀です。

 

実は高専性も負けないくらい優秀

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一方で、高専生は実はかなり優秀です。

 

仕事で通用しない・・なんてことは電力会社においても、ほぼないです。



それもそのはず。

5年間も朝から晩まで授業があり、定期試験は10科目以上という拷問。実験もあってみっちり訓練されているからです。

 

その成果もあり、仕事は大学院卒と変わらないぐらいできるのです。

 

しかし・・・

 

 

 

 

電力会社がルールが立ちはだかりますので



同じぐらい仕事ができるだけでは


「学歴のある人間が出世する」のです

 


このケースが圧倒的に多いです。




それどころか、優秀な高専卒が主任。優秀ではない大学院卒が管理職というケースがめちゃくちゃ多いのが電力会社の実態なのです。


主任、管理職、課長、部長、Gr長、総括長・・と出世の道はありますが、平社員主任の段階でこんな状態なので、課長になること自体も一苦労。


部長になるなど、かなりの運要素と根回しが必要で、難易度の高い偉業なのです。(一体、どれぐらい飲みに行かないといけないかは想像できません)



※電力会社によっては採用人数が極端に少ない世代があって、高専卒でも出世するパターンがあります。しかし、採用人数を絞って失敗をした経験もあることから、大抵の電力会社は現在一定数の採用人数を維持している。

 

オススメしない理由②
「仕事自体が大変になっている」

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仕事自体の大変さが昔と違ってきていることを知っておきましょう。


一昔前だと、ゆるい規制の中で自由に仕事ができたこともあり「発注して終わり!」みたいな仕事内容だったそうですが

 

 

今は違います。

 

 

高品質の仕事成果、そして速度が求められます。

・停電時間を削減するために全力


・停電自体を起こさないように普段の業務すら、やること沢山の重労働



さらに、電力自由化の影響をもろに受けて、コスト削減もしなくてはいけません。

・メーカー委託を減らし、グループ会社に発注する

・委託業務を減らして、自分でやる


上司は良き時代を過ごしてきたので、相談に乗っても役に立ちません。

 

 

基本的に自分で考えることになります。


特に、グループ会社にメーカー委託業務をやってもらうのが大変。メーカー委託業務は難しい仕事であることが大半。それをグループ会社の従業員に教えこまないといけないのです。


「超一流企業のメーカーがやってきたことをやってもらうのは難易度が高すぎる」のは言うまでもありません。



そもそも、自分で現場に行ってやる仕事も増えてしまうのは本末転倒。机上業務もあるので、残業ばかり増えていきます。


結果的に「社員が辞める」という多大な損失が発生してしまっていることに気が付いていないのが今の電力会社。


委託の額面だけを見たコスト削減で、ただ社員を消耗させてしまっているのです。




関係者から聞いた言葉で、下記の言葉がものすごい印象に残っています。

昔の電力会社は「関係会社を泣かせる」

今の電力会社は「社員を泣かせる」

 

※関西電力の自殺事件の話は今も忘れられないです。

 

オススメしない理由③
「要求される仕事の質と量が大学院卒と同じ」

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ここが大きなストレスになると、多くの方が仰っていました。

 

入社して3年までは平社員なのですが、4年目になると大学院卒の役職が上がる時期になります。

 

・大学院卒であれば入社4年
・大学卒であれば入社6年~8年
・高校卒であれば入社20年~

 
高専卒はというと・・・

数が少ないので、会社や組織によってまちまち。


「大卒よりは後」というのが多数。

(年齢が2つ下というのもありますが)

 

 

実業務ではエース級として、こき使われることになります。

 

これがものすごいストレスになるとのこと。

 

 

それもそのはずですよね。

 

仕事を一生懸命頑張ってきたのに、同じ時期に入社した大学卒、大学院卒は役職が上がり、少し偉ぶる。


一方で、自分は上がらない。仕事はキツイ。


気持ちがいいものでないことは誰もが理解できるでしょう。

 

特に、大学院卒と同等に頑張ってきた人ほど、やめてしまう傾向があると自分は感じています。

 

 

「出世する気はない」人に電力会社は適している

ここが本質でしょう。

 

・他人がどうであれ、仕事を継続できる


・大卒、大学院卒の人より仕事をしても、出世しないことを割り切れる

 
こういった人は電力会社でも働いていけるでしょう。

 

 

少しでも働く目的が「出世」である人はやめた方がいいです。理不尽な目に遭い、苦労をします。



ただ給与はかなり良いです。


「高卒の電力会社勤務は最強」という話もあるぐらいです。


平社員でも年収は平均より高いですし、残業も30時間程度やれば、年収500万円~700万円程度はもらえます。

 

主任クラスでも年収は600万円~800万円程度はもらえます。残業時間によって、幅がありますが。

 

管理職で1000万円といわれていますので、そこそこで割り切れる人には電力会社は良い会社と言えるでしょう。

 

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