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退職日でモメてボーナスと有給休暇が激減した話【結論:人事に歯向かうのは危険】

【2020年追記】「3月31日最終出勤日」「有給休暇の消化で4月30日が退職日」という理想形を実現。ボーナス&4月分給与&新年度有給休暇を獲得。(このケースの終わり方はかなり理想的で、多くのエージェントがオススメしています)

 

転職先の内定が決まり始め、いよいよ退職を伝える段階になると新たな問題が出てきます。「ボーナスが貰えるか否か」です。

 

「後輩の事例」と「調べた結果」をまとめていきます。

 

 

お疲れ様です。

 

電験と電気業界を研究している桜庭裕介です。

 

簡単な自己紹介をしておきます。

 

≪実績≫
❑転職関係❑

『残業10時間以下』&『年収変動なし』の企業に転職成功

 

❑電験研究歴❏
トータル100年分の過去問を分析しています。

・電験1種 40年分
・電験2種 40年分
・電験3種 20年分

 

≪実績≫

❑電験3種関係❑

【電験|電力(水力発電)】水車まわりの記事がそのまま試験に出題されました


❑電験2種関係❑

電験2種|機械【結論:ポイントを押さえて選択肢を減らす攻略法は有効だった】

❑TOEIC❑
電気エンジニアTOEIC攻略までの道のり【800点までは取れた】

 

今日のテーマは「ボーナスを取りに行くか否か」「どうやって退職時期を決めに行けば良いか」という話です。

 

退職日次第でボーナスが減る

「人事との調整で退職時期がズレた」「ボーナスが満額もらえない時期が退職日になってしまった」となるケースが稀に発生するそうです。(転職エージェント談)

 

 

「有休休暇の消化して、ボーナスをもらう」が理想ですよね。

 

 

しかし、実際、ここを責めすぎて、失敗した後輩がいます。

 

 

今までは紳士だった人事課が本気で敵に回ってきます。

 

 

失敗した欲張りな後輩の話を紹介しますので、参考にして頂ければと思います。

 

人事課は百戦錬磨だ

退職手続きは「人事課」とやり取りをすることになる。

 

 

ここで大事になってくるのは「所属長の援護」。これまで、仕事を頑張ってこなかった人は所属長が味方してくれず、人事に告げ口をするケースが多々あるそうです。

 

 

ちなみに自分の後輩は「仕事はサボり気味&ずる賢い」こともあり、人事が完全に敵に回ってしまいました。

 

 

結論をいうと

・ボーナスは全額もらうことができず

・有給休暇も20日近く捨ててしまった 

 

まずお伝えしておくこととしては

 

「あからさまにズルい手段で、仕事を辞めること」を考えないこと

 

 

結果的に、良い報告に向かうことが多いです。(人事とは信頼関係を作っておいて、コソッと相談していくのが理想) 

 

 

当たり前ですが、人事は退職日をコントロールすることに慣れています。

 

 

それもそのはず。

何十人もの退職者を処理してきているので、基本的に太刀打ちできるワケがありません。

 

4月20日付近を退職日にする戦法

これはきちんとした理由がない限り、原則、止めた方がよいでしょう。

 

 

まずモメます。

 

しかし、戦うならば、闘いましょう!!!そのぐらい覚悟があれば良いです。

 

 

では何故、後輩は4月末ではなく、中途半端な日を退職日にしようとしたのだろうか??

 

 

後輩の考えを推測してみて下さい。

 

 

・・

 

 

・・・

 

 

・・・・

 

 

①有給休暇の付与が新年度の有給休暇付与日が「4月1日」だから



②給与支給日が「4月20日」だから

 

基本的に退職日は月末

基本的に「退職日は月末」「入社日は翌月1日」です。

 

これが基本なのですが、ここから外れる場合も勿論あります。

・仕事が見つからない

・次の職場の都合

・働きたくない

・有給休暇をガンガン使いたい

 

後輩は「有給休暇をガンガン使いたい」という理由から退職日を決めました。

 

 

退職日を4月20日を超えた日付で宣言することで

 

 

2月下旬に退職手続きを終わらせてしまい

 

 

3月は有給消化に充てた上で

 

 

4月に突入することで、有給休暇中に

・来年度の有給休暇

・4月の給与

 

この2つを取るという魂胆だったのである。

 

 

話を聞いたときはよくこんなことが思いつくなぁと感心しました。

 

人事の逆襲が始まる

人事「どうして、2月の上旬なのに、そこまで退職日が遅いのですか??」

 

 

後輩「いや、そう決めたんで」

 

人事「4月20日に退職で5月1日が次の入社日ということ??」

 

 

人事「GWに受入れ?何かおかしくないか??」

 

 

後輩「いや、そう決まったんで」

 

 

こんな感じでやり取りをして、乗り切ろうとしたらしい。

 

 

ところが、乗り切ることができなかった。

 

 

結局、「退職日は3月31日」になってしまったのである。

 

 

実は、この変更は後輩にとって、影響が大きかった。

 

後輩の3つの悲劇

1.ボーナス支給額の減少

2.有給休暇の減少

3.4月の給与もらえず

 

1.ボーナス支給額の減少

勘違いしている人が多いのですが

 

会社によっては
「ボーナス支給日よりも前に退職しても、ボーナスが貰えたりします」

 

 

ちょっと分かりにくいと思いますので、後輩の例で解説します。

 

・ボーナス支給日:6月10日

・退職日:4月30日

 

ここで「ボーナスの算定時期」という基準が大事になってきます。※企業によって、違いがあることは知っておくこと

 

 

自分の会社のボーナス算定時期は「11月~4月」

 

 

つまり、後輩の退職日が4月30日⇒3月31日に変更になったことで「1ヶ月分のボーナス減」が起こったのです。10万円以上は減ったことになります。

 

2.有給休暇の減少

ずるがしこく計算をしていた後輩は、結果として大きな損をしました。

 

 

有給休暇数を調整して、退職日が4月に食い込むように設定していたためです。

 

 

そのため、3月31日が退職日!!と決定させられてしまったがために、有給休暇を使い切ることができず、捨てる形で退職に至ってしまいました。

 

 

当然のことながら引継ぎでも厳しく取り締まられて、有給休暇を使える状態ではなかったのは想像容易いでしょう。

 

3.4月の給与がもらえず

人間、欲張りすぎると良くない。

 

後輩にとっても、自分にとっても、この格言を身をもって知ることになった経験でした。

 

 

普段貢献していないにも関わらず、新年度の給与までもらおう!という思考は間違っていますよね。

 

有給休暇のコンボで、4月の給与日以降を退職日とする戦法。

 

 

これは安易に取るべき手段ではないことを知りました。

 

 

ただし、普段頑張ってきた人、貢献してきた人は人事や所属長から提案があったりすることをお伝えしておきます。

 

 

自分はこれらの話を知っていたので「3月末退職日で良い」と伝えました。モメるのも時間のムダですし、会社に恩があったからです。

 

 

ところが、所属長や人事から提案があって、4月末が退職日となりました。


・ボーナス全額支給

・新年度の有給休暇

・4月分の給与

 

これらを得ることになったのです。

 

まとめ

以上「退職日でモメてボーナスと有給休暇が激減した話【結論:人事に歯向かうのは危険】」となります。

 

後輩と自分の体験談は、これから転職する人にとって価値ある情報だと思います。

 

 

まずは、会社のルールとして、ボーナス支給日以前に退職日を設定しても、貰えるかどうかを確かめるとよいでしょう。

 

 

そこを確認できたら、結構安心して転職活動ができると思います。