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電験申込前の4月に何をすべきかを考察【4科目合格を狙う】

「新年度、何か資格試験に挑戦するかな」「電気出身なので、とりあえず電験を4月から勉強する」といった人は多い。この記事では「何を勉強すべきか」「何をやれば試験直前に楽できるか」そして「合格確率を高められるか」を考察していく。

 

 

おはようございます。

電験と電気業界を研究している桜庭裕介です。

 

簡単な自己紹介を添えておきます。

 

≪実績≫
❑転職関係❑

『残業10時間以下』&『年収変動なし』の企業に転職成功

 

❑電験研究歴❏
✔トータル100年分の過去問を分析

・電験1種 40年分
・電験2種 40年分
・電験3種 20年分

 

✔雑誌連載を開始

 

≪実績≫

❑電験3種関係❑

【電験|電力(水力発電)】水車まわりの記事がそのまま試験に出題されました


❑電験2種関係❑

電験2種|機械【結論:ポイントを押さえて選択肢を減らす攻略法は有効だった】

❑TOEIC❑
電気エンジニアTOEIC攻略までの道のり【800点までは取れた】

 

電験における4月は重要である

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「年代によって電験の難易度は異なる」という事をこれまで何度もお伝えしてきた。

 

 

難易度は「仕事の忙しさ」「自由時間」によって左右されることを認識しておくと良いだろう。

 

 

例えば、新入社員。

 

4月は新たな環境に飛び込むこともあり、気を遣い、疲れてしまうだろう。また、飲み会や先輩の誘いもあるし、自由な時間が思いの外、少ないことを認識しておかないといけない。

 

学生時代と同じ感覚で勉強計画を立てようがものなら、即崩壊する。試験1週間前に驚くことになるだろう。

 

 

だが、もっと厳しい環境にいるのは「残業の多い職場にいる社員」だ。

 

 

新入社員の飲み会に加えて、年度初めの発注等の業務が立て込んでくる。事業計画も打ち出されて対応しないといけない仕事が大量にあるはずだ。

 

 

・・・。

 

 

だが

 

この4月が一番マシだ

 

と思うような職場もあるはず。

 

というより、自分が経験した職場はどこもそうだった。

 

❑伝えたい事❑

電験の試験である8月下旬もしくは9月上旬まで、忙しさは継続することが往々にしてある。このトラップにハマり、試験で失敗した人を50人以上は知っている。

  

4月が一番ゆとりを持って勉強ができていた

こんな状態が予想される職場は既に要注意。

 

 

電験とは非常に相性の悪い職場だ。「残業時間を抑える」指令のおかげで、4月がまだマシな可能性がある。

 

とにかく言えることは

どの資格試験に挑戦する場合にも「4月は頑張っておいた方がいい」ということ。

 

 

前段でお話した通り、時間的余裕があることに加えて

 

 

気持ちに余裕がある

 

新年度の始まりということもあり、やる気が高まりやすく、スタートダッシュが切りやすいのだ。

 

 

特に、電験は4科目も存在する資格試験であるため

 

【上手く勉強していく必要がある試験】なのだ。

 

 

・この時期に如何に効果的な勉強していくか

・全体にかかる勉強をしていくか

 

ここを考えていくと、成功しやすい。

 

 

試験直前、そして試験終了後、結果通知書が届いてから後悔しては遅い。電験不合格者の大半が「もっと早く勉強していれば・・」「4月に頑張っておけば・・」という悔しい経験している。

 

「何をやれば良いか」は自己分析で見えてくる

 

では、4月から勉強スタートすることを決めたとして

 

 

まず何をすれば良いだろうか??

 

ここを考察していく。

 

 

ある人は「理論を」

別の人は「電力を」

また別の人は「機械を」

 

 

と別々のアドバイスをするのが電験の特徴でもある。

 

 

多々挑戦し、過去問を分析してきて、数多くの体験談を見てきた自分から見て言える事は・・・

 

 

現時点であなたの理解度がどの位置にいるのか

 

 

これが重要で、ちゃんと分析した方が良いということ。

 

 

ネット上に溢れるアドバイスはどれも間違ってはいない。ただ「自分自身に合うか否か」は分からない。

 

処方された薬と同じだ。人によって、合う合わないがあるのは「弱点」「原因」が人によって違うからだ。

 

 

ここを整理していくと、随分と「やるべき事」が変わってくる。

 

 

簡単に分類分けをしたので、参考にして頂ければと思う。

 

1.電気の勉強が未経験の人

2.電験を知らなかった人&知識が不十分



3.電験を理解しているが、特定の分野の知識が欠けている人



4.電験を知らないが、知識はある人

 

 

※ここからは「自分がどこに該当し、この手段は合うか否か??」という観点で考えてみて欲しい。

 

1.電気の勉強が未経験の人

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「オームの法則程度しか知らない」という人は、世の中には結構多いから安心して欲しい。

 

だが、特殊な能力がない限り

必要時間は1000時間以上

 

ということは認識しているだろうか??(未経験で電験に挑戦することは凄いことなので、是非とも頑張って頂きたい。)

 

詳細は下記の記事で説明した。

【電験の受験申込で悩んでいる方へ】電験三種合格に必要な勉強時間をざっくり算出してみた - 電験合格からやりたい仕事に就く

 

 

 

では、電気の勉強が未経験の人はまず何をすべきだろうか??

 

 

 

自分なら

 

≪第1段階≫


「理論、電力、機械、法規の参考書を読み込み」

 

 

をする。

 

 

しかも、一週間くらいで読み切る勢いで頑張る。※

 

とにかく知識をインプットしよう。

この段階で大量に知識を蓄えておくと、後段で必ず生きてくる。苦手分野得意分野を厭わず、読むのが良い。

 

大体電験の参考書は問題を除けば150ページくらい。それを4科目分なので「600ページ」。

 

 

※あまりお勧めしていない4科目が一冊になっている参考書だが、この段階だったら役に立つと考えている。知識を植える土台作りには適しているからだ。(問題を除けば200ページぐらい)

 

 

その後

≪第2段階≫


過去問を徹底的に分析し、参考書との差分を整理する

 

 

これは相当大変。

 

だが差分を整理しておくことで、次にやるべき事が整理できる。わざわざノートを作る必要はない。参考書に記載されていることで、問題が解けるかという観点が重要。来月以降の勉強の質が高まる。

 

より合格というゴールに近づいていくことができる。

 

 

毎日2時間(朝1時間、夜1時間)の学習だと、ここまでやれたら大きな進捗だ。

 

 

もし、時間が余るようだったら

 

「過去問を見て解説を読む」トレーニング

 

を導入していけると、かなり良いスタートダッシュだ。5月から取り入れていくと良い内容。

 

もしやるなら、1問1問きちんと向き合い、5つの観点で問題をインプットしていって欲しい。

・どこを問題で問われているのか

・地力で解けそうか

・解けなかった要因は何か

・どのツールで解けるようにするか

・類似問題が作れるか

 

 

❑ポイント❑

①試験科目の知識を浅くても良いので全科目インプットする

 

②過去問と向きあい、自分のインプット情報との差分を整理する



③何も見ずに解ける問題を増やす

 

 

2.全く電験を知らない人&知識が不十分な人

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電験合格を目指す大半の人がここに分類されるだろう。

 

 

電験の合格率が低いのは一つ大きな要因があると自分は考えている。

 

「知識の欠如」なのは間違いないのだが

 

 

「学校で習った」という意識が良くない

 

と考えている。

 

 

たとえば「テブナンの定理」「キルヒホッフの法則」「電磁気工学」という勉強は散々、高校時代やってきたと思う。しかし、大半の人が自分を含めてだが、電験の問題を解けるレベルに達していなかったりする。

 

高校を卒業をして数年、約3年ぐらい経つと、計算能力は落ちて知識すら薄れてしまうと感じている。

 

この状態で、電験申込が完了した5月中旬から過去問を解こうとするのは至難の業。

 

基礎ができていないのに、学生時代でも避けていた「応用問題」を解く

 

文字に起こすと、如何に難しいことをしているか理解できるかと思う。

 

 

まずは

≪第1段階≫

自分に知識がどこまで身に付いているのかを振り返る

 

 

ここから始めてみてはいかがだろうか??何かきっかけを掴めるはずだ。

 

健康診断のようなイメージが良いだろう。理論科目を中心にどこか得意で、どこが不得意かを調べていく。

 

観点としては

・公式を忘れてしまったレベル

・公式はうっすら覚えているレベル

・計算は解けないレベル

・一度問題を解けば、解けるようになるレベル

 

このぐらいの区分けはできる。

 

 

このレベルに合った勉強時間を投入していくと良いだろう。勿論、公式すら忘れてしまっているようだと、だいぶ重症なのでトレーニングを計画して欲しい。

 

 

次は

≪第2段階≫

電験の過去問を読んで、具体的にどこの分野が自分の能力で解けないかを探す

 

実は「第1段階で十分な力が身に付いた!!」という認識を持っていても、電験の壁の前では弾き返されることが往々にしてある。

 

この気付きが、試験1ヶ月前に起こってしまうと致命的。まず間に合わないだろう。そのため、この4月の段階で広い視点見て、チェックしていく。

 

 

❑ポイント❑

①高校時代に学んでいるので知識のベースはある。それがどこまで電験で通用する知識かを確認しておく

 

②高校時代に演習問題を解いたり、定期試験で応用問題を経験しているはずなので、そこの記憶を呼び起こすことがかなりの近道になる。

 

③ ①②を行う中で、電験で問われる問題を頭に刷り込んでいく。「コレ、あの授業で習った内容だよな」という気付きがあれば良し。

 

3.電験を理解しているが、特定分野の知識が欠けている人

ここに該当する人は「電験の再受験者」が多い。

 

そして、2回以上失敗している人は少し注意して欲しいことがある。

 

 

狙って不合格になったのであれば問題ないが、2回受験して2回不合格だった場合には何らかの原因がある。

 

それは「勉強方法」だったり「認識のズレ」だったりする。

 

 

行って欲しいことは

 

「過去問の総チェック」

 

である。

 

 

理論科目であれば・・・

・どこの分野が苦手なのか

・公式を忘れてしまうのか

・応用がきかないのか

・特定の分野が苦手なのか

 

 

 

電力科目であれば・・・

・暗記が苦手なのか

・勉強していない分野があるのか

・至近5年以内ではない過去問を5年分解いたか

・水力の計算問題が解けるか

 

 

機械科目であれば・・・

・直流機の計算ができるか

・誘導機の計算ができるか

・同期機の計算ができるか

・変圧器の計算ができるか

・制御の勉強もしているか

・上記の分野以外も勉強しているか

 

法規科目であれば・・・

・至近5年以内ではない過去問を5年分解いたか

・問題の解説は読んだか

・計算問題は地絡計算以外できるか

 

 

これをきちんとやれば、やらないといけない事が見えてくるはずだ。

 

4.電験を知らないが、知識はある人

電気を専攻し、大学院を出ている人は電験2種まではすんなり取得できるはずだ。

 

電験ではどんな問題が出題されていて、そこに対応するためにはどうしたら良いか?

 

 

ここの答えを揃えていくだけで、ベースの能力が高いこともあり、すぐに合格が見えてくるはずだ。

 

 

ただ電験は、学校の勉強や仕事場の知識で対応できない部分が必ずあることも知っておこう。

 

余裕のある時期に見つけておくことが大事だ。

 

具体例を挙げるのであれば

 

電力科目の水力分野、機械科目のトルクに関する内容、法規科目(特に計算)。これらは意外とできなかったりする。理論科目であれば即座に対応できる人もいるので、判断が要る。

 

 

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